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第6章 抗がん剤があるかないかでどのような1日を過ごしていたのか。入院生活の1日ルーティンを大公開

この章では、入院中どのような1日を過ごしていたのかをお伝えしていきます。入院生活では治療や食事の時間がある程度決まっているため、ルーティンが出来上がります。今回は抗がん剤治療がある日とそれ以外の日に分けて1日のスケジュールを紹介していきます。


抗がん剤治療がある日


6:00 起床 
毎朝6時半になると看護師が体温を測りに来るので6時に起きていました。あとはむくみがないかを調べるために、体重測定も朝一に行います。
もちろん起床時間は例外の日もあり、睡眠不足の時だったり体調が悪いときには気にせず8時ころまで寝ているときもありました。

7:30 朝食
朝食は体調が悪くてもできるだけ食べるように意識していました。なぜなら、昼や夜は体調が悪くて食べれないことが多かったからです。食事が厳しいときは牛乳や野菜ジュースなどの水分で栄養を取るように心がけていました。

8:30 入浴(シャワー)
日中は体調が悪くて動けないことが多いので、一番元気な朝のうちにシャワーに入っていました。

9:00 点滴開始
抗がん剤を投与する前に、生理食塩水を流すことから始まります。これは薬ではないので、体調悪くなったりは全くしません。

11:00 抗がん剤投与
ここから3時間ほどかけて抗がん剤を投与します。投与を開始してから1時間くらいすると次第に体調が悪くなっていきます。気がまぎれることをしていると気持ち的に楽なので、好きなテレビや映画を観ていました。ご飯を食べたい気持ちにはならないので昼食は基本食べませんでした。

14:00 自由時間
抗がん剤の投与が終わり、1日のしなければいけないことはここで終わります。ただ、14~17時の間はとにかく体調が悪かったので、私は昼寝の時間にしていました。

18:00 夕食
ここでも胃がむかむかして、車酔いしているような感覚が続いているので夕食は基本食べませんでした。吐き気止めの薬はいつでも飲めるのですが、私の場合は効果が得られなかったので吐き気止めにはあまり頼らないようにしていました。

19:00 自由時間
夜寝るまでの時間は基本テレビを見ていました。この時間帯は面白いバラエティ番組が多いので笑って気分を明るくしていました。また、なぜか大食い番組やグルメ番組を観たくなります(笑)。自分が食べられない分、おいしそうなものを目から吸収しようとしていたのかもしれません。

21:00 就寝
21時が病院の消灯時間だったので、廊下などは暗くなってしまいます。私は個室で入院をしていたので、テレビを見たり、看護師と話したりして24時くらいまで起きていることが多かったです。


抗がん剤治療がない日(体調がいい日)

6:00 起床 
治療の有無にかかわらず、毎朝6時半の体温測定があるので6時に起きていました。

7:30 朝食
治療がない日は、体調がよく昼食が食べられる日もあるので、朝食はおなかがすいた時だけ食べるようにしていました。

8:30 入浴(シャワー)

9:00 執筆
朝は体調が良ければ、闘病日記を書くようにしていました。日々の経験が誰かのためになるかもしれないと思い、記録を残していました。また、同じく闘病している方に元気を与えたいとも思い、SNS等でも発信をしていました。

10:30 リハビリ
病院ではずっとベットに寝たきりなので、筋力や体力が著しく低下していきます。退院後に日常生活を送れるようにするためにも、体調のいい日には体を動かしていました。自転車を漕いだり、重りをつかった軽い筋トレをしていました。

12:00 昼食
副作用の影響で味覚が変な時や食欲がないときがあるので、病院食ではなく、食べれるものを食べるようにしていました。体調がいいときには味が濃いものを食べたくなるので、ジャンクフードや焼きそばを食べることもありました。逆に胃に優しいモノを食べたくなる時もあり、その時はうどんを食べるようにしていました。

13:00 リハビリ
体調が良ければ、リハビリは午前、午後の1日2回行うことが多かったです。午後も自転車を漕いだり、階段を上がったりして最低限の筋力が落ちないようにしていました。

14:00 自由時間
スマホでドラマやアニメを見ていました。日中は退屈なので、夢中になれることで時間を潰すというのを意識していました。

18:00 夕食
基本食べないようにしていました。昼ご飯をしっかり食べると、運動量が少ないせいかおなかが空かないことが多かったです。なので、水分だけ取るようにしていました。

21:00 就寝
治療がない日もやっぱり消灯時間には寝られず、24時くらいまで起きていることが多かったです。夜のバラエティー番組は毎日の楽しみでした。


入院中は自由な時間が多いです。でも、退屈な時間を作ってしまうと、どうしてもマイナスなことを考えてしまったり、気分が落ちてしまったりすることがあるので、私は気を紛らわせるように長編のアニメを見続けたり、過去のスマホの写真を見返したりして、退屈にならない工夫をしていました。
また、誰かのためになることをしたり、人と繋がりがあることを確認したり(電話など)をすると、生きるパワーが湧いてきます。長期間の入院をする方はぜひ試してみてください。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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