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10月という季節

窓を開けると心地よい気温の、湿気を含んでいないすっきりした空気が部屋の中に入り込んでいまが秋であることを感じて安心する。一年の中で一番好きなちょうど良い季節。気候もそうだけれど、1年間がもうすぐ終わるけれど、まだ3ヶ月ほどは続くという感じがとても好きだ。12月になるとそうもいかない。もう年は終わると慌ただしくなる世の中の雰囲気がとても苦手だ。寒いのは好きだけれど12月は苦手で2月が一番いい。なにもない2月。でもとても寒い2月は10月や11月と同じようにひっそりとしつつ心地よい季節だと、私は気に入っている。

カメラを下げて散歩をして写真を撮りながら、空の遠さを感じるのは秋特有の雲が空を漂っているからで、鱗状のものや薄い線が捻りあって裂けているような複雑な形もあって見ていて飽きないし、風の強い日はその下にある雲が右から左へあっという間に流れていくのだけれど、その上にある雲はずっとそこに浮かんでいたりして、不思議な感覚に魅入られてしまう。

そんな10月を心から愉しんでいる。

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