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2022Jリーグチーム別考察#12 ~ガンバ大阪編~

 みなさん、こんにちは。
 各チームの新体制が発表され、ユニフォームやメンバーが続々と発表されています。
 今回は、2022シーズンの各クラブの戦力や目標を見ていきたいと思います。
 今回は、ガンバ大阪編です。
 なお、情報は全て2022年1月31日現在です。

クラブスタッフ

選手の移籍

スカッド評価

 ここでは、今シーズンのガンバ大阪のスカッドを評価していきたいと思います。
 「継続性」以外の全ての項目で20点満点で評価したいと思います。
 評価した後に、理由を述べていきます。
 なお、点数はJ1 1位を20点とし、2位を19点…。18位は3点となります。
 「継続性」は監督の就任年数×3をしています。

スタッフ 16点
継続性 3点
GK 17点
DF 12点
MF 14点
FW 8点
合計 70点(7位)

スタッフ

評価:16点

 2022シーズンより、大分トリニータをJ3からJ1に昇格させた片野坂監督が就任し、コーチ陣も大きく入れ替わりました
 昨シーズンより、継続してスタッフに残っているのは、児玉コーチのみとなり、後のスタッフは全員入れ替わりました。そのため、「継続性」という観点では不透明ですし、戦術の浸透度合いも多少懸念点ではあります。
 ただ、大分でも就任1年目から良い成績を残したという実績もあり、J1での戦いも熟知している監督ではあるので、ガンバほどの戦力を有しているチームであれば、残留争いに巻き込まれるなどという心配は少なそうです。
 今までの実績や、昨季終盤の天皇杯で見せたパフォーマンスなどを鑑みて、評価は16点という高い評価にしました。

GK

評価:17点

 GKの主軸は文句なしで東口選手でしょう。
 日本代表経験もある選手で、最近は招集こそされていないものの、パフォーマンスはJ1屈指で、外国人GKが増えている近年のJ1の中でもこれだけの安定したパフォーマンスを見せているのは圧巻です。
 控えに入る一森選手、加藤選手、石川選手の構図は2021シーズンと同様で、GKには厚みがあることでしょう。また、2021シーズンのチームの低迷によって、幸か不幸かACLなどでの戦いがなく、コンペティションが最小限であることから、他チームより選手層が影響することは少なそうです。

DF

評価:12点

 DF陣の評価は12点としました。
 一番大きな動きは、韓国代表のキム・ヨングォン選手の移籍でしょう。契約満了による移籍であり、移籍金などはありませんが、本人が望んでの母国復帰でしたので、慰留したとは思いますが、残留はしませんでした。
 一方、元日本代表の三浦選手のもとには、アルベル監督を新たに迎えたFC東京から高額なオファーがあったそうですが、「ガンバ愛」を貫き残留を決断したことはポジティブな影響であると言えそうです。
 総合的な戦力値を見ると、徳島ヴォルティスから福岡選手、城南FCからクォン・ギョンウォン選手を獲得するなど、着実に退団したキム・ヨングォン選手の穴を埋める補強を行いましたが、マイナスであるとは思います。ただ、着実な補強のおかげで大きなマイナスになることはないでしょう。
 失点数は38試合で49と順位的には少ないものの、リーグ全体で見れば決して少ないとは言えない数字です。2021シーズンは4バックなのか、3バックなのか若干迷走した時期もありましたが、新指揮官の片野坂監督の元、キャンプから新システムやを叩き込むと思いますので、昨シーズン同様大崩れすることはないと思います。

MF

評価:14点

 MFは、直接的な影響こそありませんが、遠藤保仁選手が完全移籍へと移行したことが一番の衝撃でありました。
 そんなことはさておき、両ウイングバックやボランチを軸とする中盤ですが、今季のガンバはボランチの選手層が厚くなっています。
 ブラジルでの実績も豊富なダワン選手とロシアでプレーをしていた元年代別日本代表の齊藤未月選手を獲得し、セルティックへと移籍し海外再挑戦をした井手口選手の穴を埋めて余りある補強を行いました。若手でありながら、ガンバ大阪で一定の出場機会を得ている山本選手や奥野選手などの有望株も健在で、前述した2人と激しいポジション争いを繰り広げるでしょう。
 右ウイングバックには、小野瀬選手が入ると予想しました。
 2020シーズンの大分で言う田中達也選手的な起用法にすることで、ウイングバックではありますが、守備というよりは、攻撃面で大きな存在感を発揮しそうです。
 メンバーを見ると、主力級の移籍は井手口選手のみで、実績十分な選手を複数獲得したという点で見ても戦力値はプラスでしょう。決して、J1屈指の陣容と言うわけではありませんが、J1でも上位を争える陣容であることは一目瞭然で、メンバーの現時点での実力はもちろん、伸び代があることがポイントで14点と言う評価にしました。

FW

評価:8点

 FWのパトリック選手、宇佐美選手は健在です。
 宇佐美選手は、今オフにJリーグ絶対王者の川崎フロンターレからオファーがあったそうですが、三浦選手同様「ガンバ愛」をつらぬき残留を発表しました。
 2021シーズンは、現時点のメンバーの他チアゴアウベス選手や白井選手など与えられるポジションの割には多くの選手が在籍しているものの、特定のメンバー内でローテーションのような形になっており、退団したFWの選手は基本的に余剰戦力ですのでマイナスにはならないでしょう。
 しかし、新卒や昇格で3人のFWを獲得していますが、実績十分なFWはおらず、昨シーズン38試合33得点と極度の攻撃力不足に悩んだチーム状態を改善するための補強をおこなったかと言えば決してそうではありません。そのため、マイナス面は少ないですが、決してプラスかと言えばそうではないと思います。
 監督が変わったことにより、チームの闘い方にも変化が生まれるため、なんとも言えませんが、2021シーズン得点力不足に悩んだことは事実であり、2022シーズンから大幅に得点力が改善することは考えにくいでしょう。そのような面も含め、8点としました。

スカッド

予想フォーメーション

 システムは片野坂監督が大分時代によく採用していた3-4-2-1と予想しました。

目標

現実的な目標は、「5位」になるでしょう。
少なくとも、残留争いをするチームではありません。選手が実力通りの活躍さえすれば、一桁順位というのは十分に到達可能なラインであり、チームとしての明確なスタイルを構築する年になるでしょう。

最後に

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