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日常×Kötturから見える景色

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僕。 ~猫という名の選択~

綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで いま僕は 僕。という自分を見つめている 猫と存在は 僕には単に動物ではなく とても可愛い 愛くるしい家族でもなく 見つめてるだけで なぜか癒される存在でもなく 紛れもなく 僕。である なにもかも一瞬にしてなくなり その中でなにを求めるのか? 求めるのが正解なのか? それとも生み出すのことが大事なのか? 本当に迎えに来てくれるのを待つだけなのか? それとも待

    • ぼくの中の猫2 ~猫という名の選択~

      綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 僕はどんな風にみえるんだろうか? 猫としての種類は?姿は?顔つきは?色は? 肉付きは細い?太い?中くらい? 声は野太い?弱々しい?甲高い? しっぽは長い?短い?太い?細い? できれば人の目に留まらない 影のとても薄い いるかいないかも気にならない 誰の邪魔もしない 誰の邪魔にもならない そんな猫でありたい ふわっと しなやかに立ち振る舞い 空気のように感

      • ぼくの中の猫1 ~猫という名の選択~

        綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 僕が猫と思い浮かべた3つ。  僕が初めて出会った猫。  銀河鉄道の中の猫。  ナカタさんという名の猫。 この猫に共通点はあるのだろうか? 僕はいま こうやって文章を書いてはいるが 表現を勉強したこともなく 物書きに自信があるわけでもない 国語の時間が楽しみだったわけでもなく はっきり言ってしまえば 小学生の枠から抜け出せないほどの力量であろう また、

        • 猫について考える 3~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 【海辺のカフカ】村上春樹さんの10作目の長編小説である プロローグからの引用  「ある場合には運命っていうのは 絶えまなく  進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている  君はそれを避けようと足どりを変える  すると嵐も君にあわせるように足どりを変える  君はもう一度足どりを変える  すると嵐もまた同じように足どりを変える  何度でも何度でも  まるで夜明け

        僕。 ~猫という名の選択~

          猫について考える 2~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 僕の大好きな映画 宮沢賢治さんの 銀河鉄道の夜 ジャケットの通り 登場人物が全員ネコである 『アタゴオル物語』などの惹きつけられる猫のキャラクター ますむらひろしさんのコミック『銀河鉄道の夜』を 原案にしたものと後で知った ネコたちの佇まいがとても美しい 【午后の授業】、【活版所】、【家】 【ケンタウル祭の夜】、【天気輪の柱】…… 全体的に暗くめ作られて

          猫について考える 2~猫という名の選択~

          猫について考える 1~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 3日目  僕は猫になった……。 と簡単に発してみたが実際 猫とはなんだろうか 考えてみることにした 世間の基準はなにを持って基準とすべきなのだろう… まずそこから追ってみることにしてみる 猫もググル 「世間の基準に惑わされないようご注意ください」 「世間の基準、周りの期待を抜きにして私がしたいことを考える」 なかなかの検索結果に苦笑いがでる だけど素直

          猫について考える 1~猫という名の選択~

          深くない爪痕 ~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 2日目 彼女専用 僕のTwitterのようだったLINEができなくなった つぶやきでもなんでもいい 繋がってる そして見ていてくれてる安心感が大切だった たまにくる返事で僕のすべては簡単に充電された 誰に伝えても理解してもらえないことはわかってる 彼女と僕の間には目には見えない信頼関係が構築されていた そしていまも続いてる ただ返答のない会話を送るにはそ

          深くない爪痕 ~猫という名の選択~

          猫になった日 ~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 僕が猫になった日 人間としての充電池がすべてなくなった 誰しも余力は残しているはずだが ほんの一瞬で ちっぽけな僕のつまらない計算が狂い 予備電池も使う羽目になった その予備電池さえも たった一言でショートした こんなに綺麗さっぱり 身体から何もかがなくなるとは… 笑いたかったが声というものすらでなかった もう少し考えてSAVEしながら時間を使えばよか

          猫になった日 ~猫という名の選択~

          インプット二乗との日常 ~猫という名の選択~

          綺麗なとても綺麗な 満月の3日後の夜 僕はいま猫になった 待つことしかできなくなった 飼い主が探しにきてくれる日まで 毎日が雑踏していて 道端に落ちているものに軽く興味をいだき 目が合ったものに安請け合いで首をつっこんだ結果 やるべき課題だけが増え翻弄されながら 追わている日々を過ごしている 当たり前となった生活は嫌いでもなく もう何年も 何年だろう… 振り返るとセピア色に浮かぶ何10年も前から 自らか選んだ結果なので 嘆くにも烏滸がましく 楽しんでやるほうが性に合い 特

          インプット二乗との日常 ~猫という名の選択~