NovelJam2018秋参戦記:チームについて
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NovelJam2018秋参戦記:チームについて

なかにし(藤宮ニア)

「リトルホーム、ラストサマー」 Kindle版の発売も開始された模様です。

引き続きBCCSでもお読みいただけます。

さて。

NovelJam2018秋参加勢の方、観覧されていた方、配信みてくださった方、お疲れ様でした。運営の皆様も本当にお疲れ様です。

翌日は頭がビジネスに切り替わり切らず、仕事のメッセージがだいたい比喩に見えるなどという病気にかかりましたが、少しずつ仕事の感覚が戻ってきたかなと(多分)思います。ただHPが一向に回復しません。
先日 Kindle版もリリースされたということで、あの3日間のピリオドもしくはコンマという感じかなと。思うので、チームのことについて振り返りたいと思います。(と、11/27に書き始めていたものの手付かずになっていました。)

チーム組みの葛藤

NovelJamは、著者と編集者とデザイナーがチームになって2泊3日で小説を作り上げるというイベントです。結果的に、われわれのチーム(B)は全員が初参戦のメンバーでした。

著者:維嶋津藤宮ニア
編集者:宮坂琢磨
デザイナー:CAROL

チーム結成は「90秒の自己紹介」のみが頼りで、あとはnoteを事前にみておくとか、開会前の時間に挨拶した時の雰囲気で直感的にとか、そういう感じで選ぶしかないという「指名制」でした。
回ごとにちょっとずつ方式が変わるみたいなのですが、今回は「デザイナーと編集者」が先に互いの指名制のもとでペアとなり、そのペアを著者が選ぶ(重なったらじゃんけん)というやり方。

わたしはてっきり前回のシステムが踏襲されて「著者が指名を受ける側」だと思っていたので、これはマジできつかった。
だって、「あの人応援したいな」とか「あの人面白そうだな」って思って選んでくれた編集さん相手とかだったらもう、秒で「頑張ります!!!!」ってなれるじゃないですか。
個人的には著者より編集者の方が絶対大変だし有能だし…と思っていたので(特にわたしは創作未経験だったので)、「ん゛ん゛ん゛」ってなりながらどこを指名するかめちゃくちゃ迷いました。
「うわ…まじかよこいつかよ」って思われるやん絶対…
わたしハズレくじですやん…
みたいなことをね。思いますよ。(みんなそんなこと思うような人じゃなかったんだろうけど、この時まだ会って1時間とかな訳で、情報量90秒な訳で、超疑心暗鬼だったし全員怖かった)

で、しかも「第一希望」しか指名できないんですね。
つまり希望が被ってじゃんけんして負けたらもうどこに飛ばされるかわからないという状況。

三日間を共にするメンバーを決める訳なので、結構ガチで悩むために色々メモりながら自己紹介を聞きました。
で、自己紹介を聞いた時点で気になっていた方が、

●編集
・宮坂琢磨さん
・武原康滋さん
・天王丸景虎さん
・アンジェロさん
・波野さん(下の名前の漢字が出てこない)
●デザイナー
・CAROLさん
・古海あいこさん
・杉浦昭太郎さん
・田島佳穂さん
(・ほさかなおさん)


って感じでした。(順不同)
(※個人的な好き嫌いとかじゃなく、チームとしてのバランスを鑑みて、ということです。みなさんとても素敵な方でしたよ。)

個人的に重視していたのが、編集者に関しては
・「対話」ができそうかどうか
・経験値があるか(ある程度リードしてくれそうか)
・たとえ議論が生まれても好きでいられそうか

という三点。

デザイナーに関しては、
・私の作風に合うものが描けそうか/得意そうか
・独立した「作品」「アート」としての装幀を作ってくれそうか

という二点でした。

編集者に関しては、私が「ちゃんとした創作の経験が無い」という状況だったので、著者も編集者も経験ゼロは厳しいなと思ったというところと、今回のNovelJamにおいて一番期待していたのが「編集される経験」だったから、という感じの理由。アンジェロさんは編集未経験っぽかったけど、開会前に話した感じで「対話」ができるなと感じたのでありだなーと思っていました。ふくださんも良い人やなぁと思ってはいたものの、私も優柔不断なので優しすぎると成り立たないんじゃないかなと思って△って感じにしてました。(人に○とか△とかマジで失礼ですみません)
武原さんはいっぱい笑ってくれるので、多分私も楽しくやれるだろうなぁという感じで結構迷いました。仲良くやれるんだろうなーっていう意味では、Cチーム(武原&田島)がかなり魅力的でしたね。

で、わたし宮坂さんとは開会前にちゃんとお話もしていなくてですね。笑
だから多分「え?お前誰?」って感じだったと思うんですけど。笑

自己紹介90秒の中で、「対話を大切にする編集をやってみたい」と仰っていたのが決め手でした。もちろん経験値もおありだとはうっすらなんとなーく聞いて理解したつもりではいたんですが、業界に無知すぎて実際あんまりちゃんと把握はしてませんでした。(失礼)
対話を大切にしたい、って、訥々と語られていたんですけど、何かきちんと「想っている」方だなと思って。もどかしさとか、苦悩とか、葛藤とか、そういうものをちゃんと持った上での「対話したい」なんだろうなぁと思って、その姿勢に身を委ねたいと思いました。

楽しくやるならCチーム。きっと自分のやりやすさ的にもCチーム。絶対楽しくする自信がある。という謎の自信を持ちつつ()、でも、多分Cチームに入ったら私は雰囲気を作る側に回ろうとしてしまうだろうなとも思って。今回はファシリテーターにきた訳でもないし、ディレクターでもない。そうなるとBチームの宮坂&CAROLの落ち着き感と、それぞれの目的感が見えていたという点から、学びと経験をとろうと思ってBを第一希望にしました。多分、学生の頃だったり、今回のNovelJam参戦の目的が違っていたらCを選んでいたと思う。(武原さんも田島さんも可愛い癒し系で和むから個人的好みとしてとても好きなんです。笑)

で、デザイナーはもう、自己紹介してはる間にエゴサしまくって作品みて決めるしかなかった訳なんですけど(笑)、CAROLさんに関しては、この段階では挨拶時にいただいたポストカードの印象しかなくて。ただセンスがいいんだなってことは分かっていたし、ロフトワーク勤務ということで多分、ビジネス的な部分の物の見方の感度は合うんじゃないかなと(笑)思って、多分感性合うでしょう!って感じで選びました。自己紹介で話していたこともめちゃくちゃ分かる〜って感じだったし。(来年参加予定のデザイナーさんはポートフォリオ持参されると良いかもしれないですね)

ただCチームデザイナーだった田島さんの作品が結構好みで(シンプルで繊細、スタイリッシュ、今っぽい)、これもあってBとCで最後まで迷っていたのでした。選ぶのが苦手な性分なのもあり、チーム決めは結構苦しかったなぁ。

ちなみにデザイナーさんの自己紹介では杉浦さんの自己紹介が気になっていたので(作家としてデザインしたいと言っていた)、懇親会の時に声をかけていただけた時はとっても嬉しかったです!

チームBukkowasu結成

って感じで、一人でBとCでの大葛藤を繰り広げた末に、「うわーもう絶対人気でしょうよ…だって宮坂&CAROLと武原&田島だぜ?みんなどっちか迷うだろうよ」と一人の世界に入っていたら、なんとまぁ第一希望でさくっと埋まりまして。マジかい!ってなったけど嬉しかった。合格発表みたいだった。

(👇チームBukkowasu/最終日の写真しかなかったのでみんな顔死んでる)

維嶋さんは偶然バス停から会場までを一緒に歩いていたため、いい人〜ってのはめちゃくちゃ分かっていたからとても安心感がありました。
チーム名は「Break」でいいんじゃない?と提案したら「Bukkowasu」になりました。笑 新参者ばかり、CAROLさんとわたしは門外漢だからこそ、いろんなセオリーぶっ壊していこうぜという意味です。

私はチーム内最年少で、宮坂先生CAROL先生のバックアップのもとぴよぴよと自由にさせていただいた感があります。執筆環境整えてくれる(放置してくれたりご飯くれたり)のとかマジでありがたかったです。

編集者宮坂さんは、もうずっと「宮坂先生」と呼んでいたのですが、とても頼りになり、愛くるしく、何より本当にやさしい編集さんでした。
帰りの電車とかで話していたら、やっぱりあの穏やかさの奥に芯もあり、維嶋さんから聞く話しも含めて経験値豊富っていうのが帰り道でようやく分かった感じがしました。(遅い)
いかんせん、日中ほぼ書いてるからコミュニケーション無いし(私が悪い)、男女は宿泊の建物も違うから夜はほぼ会わなくて、あんまりしっかり話すチャンスがなかったんですよね。Noveljamは、限られた時間でいかに自己開示して相手を知ろうと思えるかも重要なポイントなのかもしれないと思いました。(宮坂さんとはプロット前に短時間ながら一回がっつりとお話をした)
出版後も怠惰なわたしの代わりに敏腕サポートしてくれていてマジで神。愛が深いお人です。
編集経験のある方にこんなぺーぺーがみてもらうの忍びなくてアレだったんですが、最後まで「言わない」応援をしてくれていて、本当に嬉しかった。藤宮ニアとリトラスを見届けてくれてありがとうございました。

デザイナーCAROLさんは、やはり最初の予想通りに素晴らしい提案力と感性の持ち主。わたしもCAROLさんも創作の界隈に身を置いたことがほとんどなくて門外漢な感じが逆に居心地よかったです。
予想外だったのはそのデザインの幅の広さ。ポストカードしかサンプルで拝見できていなかったので、線の細い繊細な感じとかってできたりするのかなー…?とちょっと不安だったんですが、不安になった自分をぶん殴りたいくらい最高のデザイナーでした。
チーム組み後、一応こういうテンションのものを書く人間ですよというサンプルでnoteを見せたんですが、その後に「ニアさんはこういうイメージ」と出してくれたのが全部ドンピシャで。あ、もう大丈夫やなと思ったので、その後はほぼ放置プレイにしつつ、でも一緒に「もうちょっとこういう色味かな」みたいな話しをできるのが最高に楽しかった。最高of最高でした。

維嶋さんに関してはもうTwitterで色々書いてるんですけど、とにかく「この人は書く人なんやな」と思える人で、まさに小さな小さな積み重ねをコツコツ重ねてきての今っていう感じとか、時々聞かせてくれた創作への姿勢とか、そういうのがまじで勉強になりました。こういう人を見るとどうしてもバックアップ頑張りたくなってしまう(笑)ので、販促とかPRは「いえ喰ういえ」も一緒にお手伝いしながらやっていきたいなぁと勝手に思っていたりも。リレーションいくつか既に動いていますが、良いアウトプットになることを願っています。

今後の展開

正直まだ未定部分が多いんですが、
・カメラマンさんとのタイアップ/展示企画
・アートとのコラボ企画(withCAROLさん)/多分4月
・朗読劇
・トークイベント
・青少年支援系NPOなどとの絡み
・舞台化
・アナザーストーリー執筆
みたいなところはできたりするかなぁと思案中。「家族」軸と「居場所」軸と。現実でのリトルの可能性について、模索しながら展開できたらと。
リトラスのキャラクターや世界観や内容を使って「こういうことできそう」「やりたい」というお声がけはいつでも大歓迎しています。
lt0251he@gmail.com
ツイッターDMやリプライでもお気軽にどうぞ。二次創作自由フリー素材です。()

ネットラジオ出演(1月に放送予定)も決まったりはしつつ、既に4月の予定入ってるのでわかると思うんですが(笑)、2月のグランプリまでの話としてはあまり考えておりません。
NovelJamそのものの認知度アップとかもできていくといいのかもしれないですよね。

言葉に対してひたむきな人たちにとっての、在り方の未来を創るのが次世代の仕事なんだと思います。がんばりましょう、みなさん。




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なかにし(藤宮ニア)

読んでいただいてありがとうございます。少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。 サポートしていただけたら、言葉を書く力になります。 言葉の力を正しく恐れ、正しく信じて生きていけますように。

これでしばらく生きられます。
なかにし(藤宮ニア)
青い青いうみのそこ、そんな場所を遺せるように。AC/ADHD/ASDの物書き//藤宮ニア名義の著書「リトルホーム、ラストサマー」NovelJam2018秋 花田菜々子賞受賞//過去のお仕事https://nakanishi-suzuka.tumblr.com/