なかにし(藤宮ニア)

青い青いうみのそこ、そんな場所を遺せるように。AC/ADHD/ASDの物書き//藤宮ニア名義の著書「リトルホーム、ラストサマー」NovelJam2018秋 花田菜々子賞受賞//過去のお仕事https://nakanishi-suzuka.tumblr.com/

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青い青いうみのそこ、そんな場所を遺せるように。AC/ADHD/ASDの物書き//藤宮ニア名義の著書「リトルホーム、ラストサマー」NovelJam2018秋 花田菜々子賞受賞//過去のお仕事https://nakanishi-suzuka.tumblr.com/

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    「小さな言葉」で繋がり、寄り添って言葉を探していくことの尊さについて思うこと

    本noteは、以下のプロジェクトを眺めていてふと思い出したことや考えたことについての記録です。見出しもなくだらだら書いています。 「生きるのしんどい」そうこぼせる場所を子どもたちに #こどもLINEプロジェクト 高校生の頃、人生で一番病んでいた。「華の女子高生」というレッテルを知らぬ間に身に付けながらも、そこからは程遠い高校生をやっていた。 学校にはほとんど昼から通い、暗くなるまで部活に励み、バスに乗り込んで帰宅する。終バスで帰るなんてことも結構あった。 自律神経が狂っ

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      • 「空白」で生きていたい

        なるべく「空白」でいたい。 そう思うことが増えた。常時考えているというよりは、それでさえ無意識の、空白の中にあることが多い気がするけれど。 先日、音楽をやっていた知人がCDやアンプを手放したという話を聞いた。「魂を売った」と、彼は言った。正確に言えば、LINEの画面上にそう書いていた。軽いトーンのふざけた言葉だったとしても、それは確かに彼の中にある感覚なのだろう。わたしだったら、きっとそんな言葉は出てこない。 夜中に彼の言葉を眺めながら、なんだかとても尊い瞬間に立ち会え

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        • 「自分の問題」にすることで、自分の人生を取り戻すということ -アダルトチルドレンの幸福論2

          AC(アダルトチルドレン)の友人と、母の日を経てそれぞれの心境について共有しあっていた中で、「課題を誰のものとするか」という話がでた。わたしはなんとなくの感覚でたどり着いた答えが、彼女はカウンセリングの中で聞いたというものが一致していて、「これはある程度汎用的なのかもしれない」と思ったので、メモも兼ねて書き残しておこうと思う。 わたしがACとして考え続けてきた母との関係性を主にあげているものの、多分これは色々な問題に直面する全ての人に対していえる考え方なんじゃないかなぁ。

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          • 「女性であること」に28年間抱いていた被害者意識と、わたしたちが「わたし」として幸せになるために必要なこと - アダルトチルドレンの幸福論

            私は「女性性」に対する嫌悪が強い。女に生まれていなかったら、と思ったことが何百回もある。昔よりは随分受け入れられるようになったけれど、女であるということを、本当は今もまだ歓迎しきれていないんだと思う。最近、そんなことに不意に気づかされることがあったので、自分のためにこの記事は書く。自分のことを観察して理解するために。結局7000字を超える長文になってしまったので、読んでくれる人はそのつもりで読んでください。笑 「女の子」であるという呪いいろんなものに縛られている。そう感じる

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            ずっと書けなかった母の日の手紙を

            便箋8枚に渡る手紙を書いた。読み返して推敲することはせずに、一気に書いた。 10代の頃から何度も書こうとして書けなかった手紙。最後まで行きつけなかった手紙。便箋何十枚をも無駄にした手紙。それが書けた。ぜんぶ書けたのかはわからないけれど、とりあえず書けなくなる前に書ききることができた。書き始めて2時間くらい経っていた。集中していたからかめちゃくちゃ疲れて吐きそうになっている。手首も痛い。目も痛い。だけど書いた。読み返さず、封筒に入れて封をした。疲労がすごい。吐き気もすごい。ま

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            自分の特徴を把握し、歪さを面白がれるか - ADHDと診断されて

            社会人になって5年目。 つい先日、わたしは自分がADHDだということを知りました。 感想としては「え、まじ?ふーん」と思いつつ、自分をうまく扱うための情報が増えて嬉しいなとは思っています。 わたしはAC(アダルトチルドレン)でもあり、「自分の嗜好・感情や意思が把握しづらい」という特徴を持っています。10代でうつの症状に直面していた時期もあり、なんだか色々生きづらいと思うからこそ、わたしは自分のことをこういう「情報」として理解し、状態把握していくことは積極的に行おうと思うよ

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            【言葉について考える】炎上コピーから2015年のコピーを覗いてみた

            (※Twitterで炎上している銀座いせよしさんのポスターに関する、モヤっとしたメモです。気になったので調べた程度なのでゆるいですが、自分用のメモとして。) 「ハーフの子を産みたい方に。」 着物の販売店・銀座いせよしさんの広告。こちらのコピー、「東京コピーライターズクラブ(TCC)」の新人賞で入賞した作品でもあるそうです。 このコピーを中心に、着物を着ているにしては大股な歩き姿なんかも含めて「これはない」「なんでこれが入選したのか」「ハーフはブランドじゃない」「どうせ白人

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            NovelJam2018秋、終幕までの走り書き。

            NovelJam2018秋が、今日2/1で終わる。 グランプリ審査なるものがあり、表彰などもあるようだ。けど、正直わたしはその辺はどうでもいいなと思っている。昔からその手のものの持つ意味がよくわからない人間だった。表彰の本質は、多くの人(あるいは尊敬している人、届けたい人)に届いたということの証明なんだろうなぁと、前回の花田菜々子賞受賞の際に感じた。あの時のうれしさは、「ちゃんと読んでくれた人がいたんだ」ということ、届く相手がいたのだということに対するものだったように思う。

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            NovelJam2018秋参戦記:チームについて

            「リトルホーム、ラストサマー」 Kindle版の発売も開始された模様です。 引き続きBCCSでもお読みいただけます。 さて。NovelJam2018秋参加勢の方、観覧されていた方、配信みてくださった方、お疲れ様でした。運営の皆様も本当にお疲れ様です。 翌日は頭がビジネスに切り替わり切らず、仕事のメッセージがだいたい比喩に見えるなどという病気にかかりましたが、少しずつ仕事の感覚が戻ってきたかなと(多分)思います。ただHPが一向に回復しません。 先日 Kindle版もリリー

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            NovelJam2018秋参戦記:2日目夜

            NovelJam2018秋、2日目夜。実質2日目が怒涛の執筆&作業日となるため、著者はもちろんデザイナーや編集者の方もまだまだ眠らずに作業を進めています。まさに佳境です。 そんな中、本日は文学Youtuberのベルさんがお越し下さって、LIVE配信でNovelJamについての配信をしてくださったのですが… 「最初の自己紹介から気になっている著者さんがいて…」とお話くださったのが、なんと、私(藤宮ニア)のことでした。 (21:30頃から/ベルさんたまらなく可愛いので見てく

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            自己紹介|NovelJam2018秋参加用

            NovelJam2018秋がいよいよ明後日に迫る中、見事に風邪を引きました。 当日著者はプレゼンなどしなくていいものだと思っていたら90秒の自己紹介タイムがあるらしく、まじかよもう既にキツいわ…と思いながら、運営事務局さん推奨のフォーマットによる自己紹介noteを一応記しておきます。完全、Novel Jam2018秋用のポストです。風邪薬で思考が回っていない中で書いてしまいます。 ◯お名前(ペンネーム) 藤宮ニア(本名は中西須瑞化) ◯SNSアカウント(あれば) ■Twit

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            物々交換と、言葉の形。

            先日久しぶりに、同じ年齢の友人と会っていろいろと話す機会があった。彼は専業農家で園主をしている。 話している間はまぁ、別に何てことのない話題ばかりだったと思う。あんまり内容を覚えていないくらいには、クラスメイトよろしく他愛ない話ばかりした。よく喋ったし、よく笑った。仕事の話をそんなにしっかりした記憶もないけれど、わたしも一度ゆず農家さんのお手伝いに行ったことがあったから、そのときのことなんかも少し話した。今でも心に残っている体験ばかりで、わたしにとってはすごく救われた時間だ

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            きみとぼくの親愛なるきみへ

             あれは確か、夏がもうすぐそこまで迫っている中途半端に強い光の溢れる頃だった。まだ高校生だった僕らが、退屈な授業と毎日の部活動と、たまに現れるいざこざや恋なんかに一喜一憂して、同じ格好に身を包みながら同じリズムを繰り返している頃。君はいつも窓辺の席で、黄色いスニーカーを履いた足を緩く伸ばしてはぼんやりと外を見ていた。地味な制服には不釣り合いに鮮やかな黄色。少し癖のある髪が風に揺れて、眠そうな横顔を撫でていく。いつか君の長い睫毛を指摘したとき、君は心底嫌そうな顔をして、目を逸ら

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            20161130からの手紙

            今年は冬が来るのが遅い。 秋から冬へのグラデーションはひどく曖昧で、冬を知るきっかけなんていうのはひどく些細なものばかりだ。吸い込む空気に痛みを覚えるようになった瞬間、吐き出す息が白くなった瞬間、グレーがかった世界に寂しさ以外の何かが混じった瞬間、夜の密度が上がったことに気づく瞬間、誰かと誰かが身を寄せ合って、楽しそうに笑う瞬間。 瑣末なこと、だろうか。 君が生きていることや、僕が生き続けていること。いつかどこかの選択が違えばここにあったかもしれない今や、誰も幸せになってい

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            NovelJam2018秋へ向けて、言葉との付き合いを振り返ってみた。

            11/23-25、二泊三日の合宿で「著者」と「編集者」と「デザイナー」がチームを作り、ゼロから小説を書き上げ販売する「NovelJam2018秋」に参加することになった。正直今は、あまり考えないようにしている。それくらい、高揚もしているけれど、本当はそれ以上に、怖いと思っている。あぁ、でも、どうかな。本当は嬉しくて仕方がないのかもしれない。 「藤宮ニア」というペンネームは、馴染むほど使ってきたものではない。藤宮は創作を始めた頃に使っていた名前なので多少馴染みがあるけれど、ニ

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            わたしが芝居を純粋に楽しめるわけがなかった

            「クジラの歌」という舞台を観劇してきた。360度(180度という記載も見かけたけれど、あれは360度の舞台だったと思っている)の舞台の使い方だとか、芝居調になりがちなところを崩す安達さんのラフさと演劇調を魅せる役者陣のバランスだとか、ヒロインの圧倒的ヒロイン感だとか、作品自体にもいろいろと思うところはあれど、今回書くのは観劇を経ての今の心内。クジラの歌の感想はTwitterでハッシュタグでも検索してくだされ。わたしも別途何か書くかもしれない。 わたしは芝居が好きだ。舞台が好

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