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【転職のプロが語る】ITコンサルから組織・人事コンサルに転職ってできるの?

こんにちは!

奈良慎太郎です。


前回に引き続き、組織・人事コンサルについて解説していきます。


【組織人事コンサルの記事一覧】


今回のテーマは、「ITコンサルから組織・人事コンサルへの転職」です。

一見全く別物のように感じますが、ある条件を踏めば可能性のあるキャリアフローになります。

ぜひこの記事を読んで、あなたのキャリアプランの選択肢のひとつにしてみてください!



組織・人事コンサルには3つのタイプがある

組織・人事コンサルには3つのタイプがあります。

①組織設計コンサル
②人事制度コンサル
③HRテックコンサル

この3つのうち、まずはじめにどこを目指すかで、ITコンサルが組織・人事コンサルに転職できるか否かが決まります。



ITコンサルから組織・人事コンサルに転職するには

ITコンサルから組織・人事コンサルに転職するためには、まずはHRテックコンサルになる必要があります。

「組織設計には興味あるけど、HRテックは別に・・」という方は、残念ながら組織設計コンサルにも人事制度コンサルにもなることは難しいと思ってください。

それはなぜか?


コンサルタントにとって、プロジェクトに関する領域の知識は必須です。

そのことは皆さんもご存知だと思います。

ただ、「コンサルタントってどうやって深い知見を身につけたのだろう」と疑問に感じたことはありませんか?


誰もが皆、はじめは新卒です。

いま第一線でコンサルタントとして活躍している方も然りです。

「コンサルタントには知識が必要なのに、新人コンサルタントはどうやって業務をこなすのだろう」

この疑問の答えを、日系総合コンサルファームの「アビームコンサルティング」の例と一緒にご紹介します。


◎アビームでは、新卒にシステムを叩き込む

総合コンサルティングファームのアビームでは、新卒の社員が入社するとまず、システムを徹底的に叩き込みます。

これがなぜかというと、その知識が武器になるからです。


新卒は、過去の事例や業務の知見をまったく持ち合わせていません。

その状態でクライアントのもとに出向いても、何の参考にもなりませんよね。


しかし、何かひとつ武器があると状況は変わります

案件に対して、新卒はシステム担当、先輩は業務担当と、役割分担をするのです。

システムを熟知し設計ができるようになれば、先輩とペアになって施策の提案に携わることができます。

このようにして案件に携わっていけば、次第に業務についての知見も増えていきます。

やがて業務の知識も豊富になり、一人前のコンサルタントになれるのです。


◎まずはひとつの武器で戦う

この例から分かるように、はじめは案件についてすべての知識がなくても、何かひとつ武器があれば戦うことができます。

よって、ITコンサルが組織人事コンサルになるためには、まずはHRテックのように、いくらか知見のあるところに挑戦しましょう

HRテックコンサルで経験を積めば、人事知識が高まり、人事領域との親和性が増していきます。

そうすれば、人事制度コンサルおよび組織設計コンサルになる道も拓けるはずです。

少し長い道のりですが、地道にキャリアを積み重ねていてください!


まとめ

・組織・人事コンサルには3つのタイプがある
①組織設計コンサル ②人事制度コンサル ③HRテックコンサル
・ITコンサルから組織・人事コンサルに転職するためには、まずはHRテックコンサルになるべし!

今回のような考え方は、すべての転職で共通します。

「自分のどのスキルが活かせるか」を意識しながら転職活動をすることが重要です。

ぜひこのことを意識してみてくださいね。

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石井 力
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[ 経歴 ]
中央大学商学部卒、アビームコンサルティング戦略部門にて大規模BPR、組織・人事制度改革、RPA等の各種コンサルティングに従事。他2社のマネジメント経験を経て現職。

[ 担当業界 ]
コンサルティングファーム、ITコンサルティング(RPA含む)、人事マネジメント職・スペシャリスト

【ファシリテーター】

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奈良 慎太郎
株式会社コトラ

[ 経歴 ]
青山学院大学在学中、米国・東南アジアへ留学。卒業後、米国外資系コンサルティング会社へ入社。
基幹システム導入・業務改善・社内リクルーティングプロジェクト等幅広く従事。2019・2020年 コトラNo1ヘッドハンター。

[ 担当業界 ]
戦略コンサルティングファーム、M&Aコンサルティングファーム、ITコンサルティングファーム、ファンド投資先若手ポジション、その他外資系企業

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