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神話の力 倭姫命さまの“ツナグ” ことの葉綴り一〇五四

三寒四温 

おはようございます。暖かく春らしいですね。夜から気温は下がりそうです。三寒四温に気をつけたいですね。
さて三月二日(木)の暦は、六曜は「赤口しゃっこう」で、お昼前後が吉。十二直は、執り行う「とる」で、祭祀、お参り、婚姻などのお祝いごと、種まき、建築、五穀の取り入れに吉。
二十八宿は「せい」で、神仏詣でのお参り。種まき、建築に吉

三月三日()は「お雛祭り」💛桃の節句
六曜は「先勝」で午前が吉。急用や先んじることで幸を勝ち取るとされる日。十二直は「やぶる」物事を突破する日! 人を説得したりもいい日。
そして二十八宿中いちばんの大吉の「鬼宿日」。
ご神事やお参りご先祖供養によしの「神吉日」です。

週末も出張なので、事前に暦をご紹介しておきます。
三月四日(土)は、六曜は「友引」で朝と夕が吉。何ごとも勝ち負けがないとされる日。十二直は「|
危《あやぶ》」で、物事を危惧する日。何ごとも控えめにしてよしの日。二十八宿は、「りゅう」で、物事をお断りするのに吉。連日で「神吉日」も続きます。

三月五日(日)は、六曜は、「先負せんぶ」で午後が吉。万事に平静を心がける控えにして吉とされます。十二直は「なる」で物事が成就する日。新しいことを始めるのにいい日。開店開業、種まき、建築、引越し、旅行、婚礼に吉。二十八宿は「せい」で、祭祀、お参り、治療始め、トイレの改修によい日とされます。
三寒四温の日々の気温差をチェックして、体調管理しながら、元気に過ごしましょう!

倭姫命様「ツナグ」神話が与えてくれるもの

この「ことの葉綴り」では、ずっと、神話の物語を「神様も失敗して成長した」というテーマで綴ってきました。
そして、もう一つの私が大切にしているテーマが「倭姫命さまの物語」です。
今から約二千年前、天照大御神さまを伊勢の五十鈴川の川上にお祀りされます。
「日本人の心の源郷」と、現代でも年間800万人がお参りする伊勢の神宮のはじまりです。
いきなり、伊勢にお祀りされたわけではなく、そこには、二代にわたる皇女が、天照大御神様をお祀りしながら各地を巡られたご巡幸の旅の物語がありました。
 
お伊勢参りはしても、でも、伊勢の神宮に、天照大御神さまがお祀りされるまでのことはほとんど知られていないですよね。
 
旅には物語がつきものです。
倭姫命さまのご巡幸の旅にも、多くの出会い、別れ、困難、苦悩が綴られています。
それも、いきいきとした気持ちの動きも読み取れるのです。
 
『古事記』にも登場する、日本の神々は、さまざまな個性と特徴と魅力があり、豊かな物語になっています。
それにも劣らないほどのご巡幸の旅の物語なのです。
 
思うに、「神話」って、人々の心の奥底にあるものを何か刺激を与えてくれるように思います。



 

インド映画『RRR』と神話


 
現在、大ヒット上映中の、インド映画『RRR』。
ご覧になりましたか? 
主演2人が踊る主題歌『Naatu Nattu(ナートゥ・ナートゥ)』は、ゴールデングローブ賞歌曲賞。インド映画初アカデミー賞歌曲賞もノミネートされていますが、この高速ダンス、メッチャ見どころです。

 
映画の主人公のラーマとビーム。
インド独立運動の英雄、ラーマとビームの2人をモチーフにしているそうですが、さらには、インドのヒンドゥー教の神話の神々も、そのキャラクター構成の背景にあるとのことです。
 
ヒンドゥー教も、日本と同じように多くの神々がいらっしゃいますよね。
この2人のうちラーマは、神話の『ラーマ―ヤナ』のラーマ王子とシータ姫。
もう1人の主人公のビームは、『マハーバーラタ』に登場する英雄です。
 
イギリス植民地時代の1920年のインドで、イギリス人総督夫妻に連れ去られた村の子供を救おうとするビームと、大義のため英国警察となったラーマの、2人の友情と、宿命により引き裂かれていく物語……。
 
3時間の長丁場もまったく飽きることなく見ごたえあるのですが、私的には、主人公2人の神話的要素が、物語に迫力や深みを与えていて、そこに人々が熱狂したり気持ちが湧き踊るように楽しめる気がしたのです。
 
あっ書いていて、倭姫命さまから、かなりズレてしまましたが(苦笑)。
何が言いたかったかというと、神話の物語って、人々の心の深いところを、無意識的にも揺り動かしてくれるんじゃいかなってことです(^^)
 
なので、倭姫命さまの旅の物語も、そんな風につたえられたらいいなと思うのです。
あっ「ツナグ」まで今回は、行かず、広がってしまった(苦笑)ペコリ。



 
―次回へ

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