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節分祭“おおかみ”って何? ことの葉綴り一〇四七

一粒万倍日に満月

おはようございます。
節分、そして立春大吉を迎えて、二十四節気の暦の上では、春の気が立ちあがり、「春」がはじまりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

二月五日(日)は、吉祥日の「一粒万倍日」
一粒の種が万倍の稲穂に実るという吉日。そこに、ご神事やお参りに吉の「神吉日かみよしにち」も重なりますので、お参り日和です。

二月六日(月)は、満月! 
六曜は「仏滅」。
十二直は「とる」万物を裁決して執り行う日。祭祀、ご神事、お参り、結婚などのお祝いごと、種まき、建築に吉。
二十八宿の「ちょう」も、祭祀、お参り、お祝い事、就職など吉。種まきは大吉!
そして就寝中の3時28分に獅子座の満月!
暦でも「春」
早春に、これからやりたいこと、夢や目標を思い描いたり、新たなことを始めるのによいですね。

二月七日(火)は、六曜は「大安吉日」。終日、万事によしの大吉日。特に婚礼吉。引っ越し、旅行、建築、新たな事業やことはじめに佳き日。
十二直は「やぶる」で、物事を突破する日。人を説得するのもいい。リフォームなど家屋の取り壊しも吉。
二十八宿は「翼」とかいて「よく」で、植木の植え替え、耕作始め、種まきに吉。旅立ちもいい日。
そして、ご神事、お参りの吉日の「神吉日かみよしにち
こちらも、お参り日和ですね~💛


「おおかみって何?」(子どもさんの疑問)

さて、先日の「節分祭」でのひとこまです。

節分で、厄除けのご祈祷をつとめさせていただきました。
境内では、手作りのお善哉もふるまわれるので、大人気で、夜までご祈祷も途絶えませんでした。

お子さんも、皆さん、ご祈祷の間、ちょこんと胡床こしょう(神社の小さな椅子)に座って、不思議そうにしているお子さんもいたり、神職や巫女さんを眺めてたりしているのですが、(その姿がまた愛らしい~)。

厄除けの祝詞を奏上しているとき、
あるお子さんが、「おおかみ? おおかみってなに?」と……。

祝詞には、その神社のご祭神を、「大神」として
例えば……
大神の愛でしき御氏子みうじこ
大神の恩頼みたまのふゆにより

(大神さまのご神意や恩恵などの意)

と、「おおかみ」「大神」がでてきます。

でも、小さなお子さんにとっては「おおかみ? 狼!?」と、思われたかもしれなくて、きょとんとしていて(^^)

おお~なるほど~と思ったので、ご祈祷を終えて、撤饌てっせん(神様のお祓いを受けたお守りや絵馬、お菓子など)をお渡しするときに、

おおかみは、この神社にいらっしゃる、“おおきな”かみさまってことだよ~」と伝えてみました。
お子さんの隣で、お母さんも「ガオーの狼とちがうんよ~」と、一緒になって解説してくれました。

と、ちょっと、ほほえましかったお話です。

でも、実は、神社の大神さまは、「少彦名命(すくなびこなのみこと)」さまで、海の向こうの常世の国からいらした、小さなちいさな、いたずら好きで明るいかわいい神さまなのでした(^^)
ちなみに、大国主命さまの相棒となり国造りをされて、医薬の神、健康の神さまでもあるのです。

ではでは。
今日は一日お休みいただきます。
『鬼滅の刃ワールドツアー上映』鑑賞して、お友達と過ごしてきます。

皆さんも楽しい日曜日を!

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