和歌・愛と官能の世界へ
「おほならば誰(た)が見むとかもぬばたまの我が黒髪を靡(なび)けて居(を)らむ」
万葉集・よみ人しらず
いつもは結わいている
この長い黒髪を
あなたの前だけではほどく
髪は女の命
ほどいた髪をおろしていると
オンナの色香がふわっと香るでしょう
あなたにドキドキしてほしいのよ
愛しいあなたには
わたしのいちばん美しく
色っぽい姿を見てほしい
並大抵の気持ちなんかじゃない
あなたに抱かれるために
長い髪をほどいて待っているのよ
ふつうの人には見せないオンナの顔を
あなただけに見せたい…
愛と官能の世界に
あなたを誘うわ
*
ふだん髪を結んでいる女性が
髪をほどいておろしている姿を見ると、
色気を感じてドキッとしますよね
好きな人の前だけで髪をおろす…
なんて官能的な行為でしょう
フェロモンたっぷりの歌です
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