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2022明治安田生命J1リーグ第16節ヴィッセル神戸VS北海道コンサドーレ札幌の個人的な見どころを紹介

中3日と連戦が続くリーグ戦。土曜日は広島VS名古屋、福岡VS浦和の試合が行われたJ1リーグ
今季初対戦となる神戸VS札幌はどのような90分間になるでしょうか?

J1リーグの順位表(5/28 20:00時点)
Jリーグ公式HP参照(https://www.jleague.jp/standings/j1/)

今季はW杯の兼ね合いもありよりハードな日程になっています。その中で札幌は現在10位。神戸は今季まだ1勝と厳しい状況が続いており現在18位

両チーム負傷者も多い中での連戦となりまさに総合力が問われる一戦になりそうだ
今節が終われば、リーグ戦は少し間隔が空く(但し札幌は天皇杯に加えカップ戦もあり連戦が続く)シーズン中盤とはいえ、勝ち点を1点でも多く積み上げたい

神戸は対札幌戦はリーグ戦現在4連勝中と相性は良いが、札幌は今季ここまで連敗なく6試合負けなし(引き分けが6つ)、5試合負けなし(3勝2分け)と着実に勝ち点を積み上げている

タフな日程の中だが実績のある両指揮官がどのようなメンバー編成で臨むかも注目したい。明日は13時5分キックオフと暑さも選手たちにとっては影響があるかもしれないが、熱い90分に期待しましょう!

(J1リーグ 解説:木場昌雄さん リポーター:藤原美佳さん 実況:能政夕介)※追記、修正の可能性あります。

順位と前節の振り返り(15節終了時点)

ヴィッセル神戸:1勝5分9敗で勝ち点8の18位 (10得点21失点)

神戸は前節ホームで磐田と対戦し0-0のスコアレスドロー。連敗は止めたものの勝利を飾る事はできなかった

https://www.jleague.jp/match/j1/2022/052520/live/  より参照

試合は神戸が主導権を握りゴール前に迫るシーンを何度も見せた。酒井、武藤、井上のフィニッシュやセットプレーから菊池がゴールに迫る場面
リンコンやボージャンを投入し、最後までゴールに迫ったが磐田のGK三浦の好セーブもあり最後まで得点を奪う事はできず勝ち点1に留まった

今季はここまでサンペールが3月に負傷で長期離脱。藤本、佐々木、大迫と負傷やコンディション不良が続いている
また、5月は槙野や先日U21代表に選出された小田もコンディション不良で代表辞退とチーム編成も含めてロティーナ監督も難しい状況に迫られている

13節の鳥栖戦は4-0で勝利。中3日で迎えた川崎戦は後半アディショナルタイムでの失点で今季初の連勝とはならなかった
連戦が続く中だが、前節は郷家から井上に代えたのみ。ホームでの連戦だが、勝ち点1ではなく3を取り切るためにどのように戦うか注目したい

北海道コンサドーレ札幌:4勝8分3敗で勝ち点20の10位 (14得点22失点)

札幌は前節ホームで柏と対戦するも前半10分に福森が退場。最終的な結果は1-6の敗戦で今季初の連勝とはならず、ホームで悔しい今季初の敗戦となった
ただ、数的不利になるも自分たちのサッカーを貫き6失点したものの1点を返した。ペドロウィッチ監督も一矢報いようとした姿勢は評価するものの、今日は自分たちの日ではなかったと振り返っていた

神戸同様に札幌もチーム状況は決して良い状況ではない。興梠の離脱や、小柏に高嶺も負傷。前節は岡村や田中駿汰、菅野もベンチ外となった
今節は攻守の要でもある福森が出場停止となるため、総力戦だ
中3日に加えアウェイ戦。厳しい環境下の中だが、今季は大敗後次の試合は全て勝利と強いリバウントメンタリティーを持っている

直近のリーグ戦では相性は良くない神戸相手に、アウェイの地で勝ち点3を狙いたい一戦になる

過去の対戦戦績(神戸の14勝・札幌の8勝・4度の引き分け)

過去の対戦成績はリーグ戦で見ると神戸の14勝、札幌の8勝、引き分けが4つ

昨季は神戸のホームでは1-0で神戸が勝利(神戸:中坂)
札幌のホームでは4-3で神戸が勝利
(札幌:アンデルソンロペス3得点 神戸:山口2得点、古橋2得点)

神戸は対札幌戦、現在リーグ戦4連勝中と相性は良い
札幌は2019年8月31日以来の勝利を狙う(その時の得点者は鈴木武蔵、ジェイ、宮澤の得点もあり3-2で勝利)

現在の所属選手では
神戸は対札幌戦で山口が4得点、中坂、郷家、小田が得点を決めている
札幌は対神戸戦で荒野が2得点、宮澤、菅、福森が得点を決めている

また、古巣対戦として札幌には西大伍が所属(神戸には2019シーズンから2年間プレーし55試合1ゴールを記録)

神戸が対札幌戦の連勝を5に伸ばすか?それとも札幌が3年ぶりの勝利を飾るか?厳しい日程ですが楽しみな一戦になりそうです

今シーズンの成績(リーグ戦のみ)

ヴィッセル神戸:1勝5分9敗で勝ち点8の18位 (10得点21失点)

先制試合:5試合 1勝2分2敗(6節京都戦、7節FC東京戦で逆転負け)
先制された試合:7試合 0勝0分7敗(先制されると全敗)
スコアレスドロー:2節、5節、15節の3試合

ホーム: 1勝2分4敗 勝ち点5  5得点  7失点 得失点-2
アウェイ: 0勝3分5敗 勝ち点9 5得点  14失点 得失点-9
リーグ戦では8名が得点(武藤、イニエスタが2得点、槇野、菊池、初瀬、大迫、汰木、山口が得点)

複数得点:2試合  
複数失点:8試合
無失点:4試合(前節3試合ぶりの無失点) 
無得点:9試合

<得点>前半に5得点 後半に5得点 
<失点>前半は7失点 後半は14失点
前半開始15分以内に4得点、後半開始15分以内に7失点

今季は10得点中セットプレーでの得点は1点の10.0%。14節にイニエスタのCKから菊池が得点
21失点中セットプレーからの失点は7で割合は33.3%(FKから2失点、CKから5失点)

昨季は62得点中セットプレーでの得点は17点(27.4%)だった。PKでの得点は5得点(内イニエスタは4得点)裏を取る選手も多く、そこから良い状況で得点を重ねていた。今季はチーム編成事情もあるが、無得点の試合が多い。その点を打開できる一戦にできるかも注目したい

北海道コンサドーレ札幌:4勝8分3敗で勝ち点20の10位 (14得点22失点)

先制試合:6試合 3勝3分0敗(先制すると無敗)
先制された試合:6試合 1勝2分3敗(14節の磐田戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:3試合(3節、9節、11節)

ホーム: 2勝4分1敗 勝ち点10  6得点  9失点 得失点-3
アウェイ: 2勝4分2敗 勝ち点10 8得点  13失点 得失点-5
リーグ戦では11名が得点(菅3得点、中島2得点、宮澤、青木、岡本、金子、興梠、駒井、深井、高嶺、ルーカスフェルナンデスが得点)

複数得点:3試合  複数失点:4試合(4失点、5失点、6失点の試合も)
無失点:6試合(5試合連続無失点も記録) 無得点:4試合
最多得点は2得点が3試合、最多失点は前節退場者を出し6失点
※大量失点後の試合は全て今季勝利(強いリバウントメンタリティー)
7節鳥栖戦は0-5で敗戦→8節名古屋戦は2-0で勝利
13節鹿島戦は1-4で配信→14節磐田戦は2-1の逆転勝利

今節はどうなるかその点も楽しみにしたい

<得点>前半に4得点 後半に10得点 
<失点>前半は9失点 後半は13失点
前後半共に立ち上がり15分間が強い(前半開始15分以内に4得点、後半開始15分以内に5得点)

今季は14得点中セットプレーでの得点は5点の35.7%。福森のセットプレーは得点源の1つだが今節は出場停止
22失点中セットプレーからの失点は7で割合は31.8%(FKから2失点、CKから1失点ずつPKで今季は3失点)とやや多い印象

個人的な見どころ

湘南、磐田と3バックを敷く相手との連戦だった神戸は今節も3バックを敷く札幌との対戦となる
得点は湘南戦でのセットプレーのみ。同じ3バックでも戦い方は違うが、直近の試合での積み上げを活かしたいところでもある
今季途中から指揮を執るロティーナ監督は組織的な守備をベースとしたいようにも見え、大きく選手交代をしない可能性も高い。とはいえタフな連戦だけにメンバー編成がどのような影響が出るかもポイントになりそうだ

札幌は福森の出場停止、高嶺の離脱、また前節だけをみると菅野、岡村、田中駿汰がベンチ外と特に守備面ではチームとしての総合力が問われる一戦となりそうだ
また、前節開始10分から10人と数的不利で戦い、ロースコアな展開ではなく得点を狙いに行き攻守に運動量を要した
今節がアウェイという部分もあり、コンディション面の影響もあるかもしれない
そうした意味合いでは「立ち上がり」が両チームにとっていつもの試合よりもより重要な意味を持つかもしれない

神戸は前半の得点は5得点と決して多くないが、今季開始15分以内に4得点を記録。札幌は今季ここまでのリーグ戦では前半の15分以内に4失点(30分以内に4失点)というデータもある
お互いにタフな日程ではあるが、神戸からするとまずは立ち上がり早い時間帯で先制点を狙いたい

札幌は両ワイドの菅、ルーカスフェルナンデスがサイドで優位性を持ち、自分たちのスタイルを示す時間を長く保ちながら戦いたい
札幌は前節スタートは1トップに磐田戦で得点を決めた駒井を起用
前線は今季好調で先日U21日本代表に追加招集された中島やテクニックのあるガブリエルシャビエルもいる

中3日の連戦の中で両チームがどのようなメンバー編成で臨み、試合の主導権を握り合うか非常に楽しみでもある

神戸は今節が終わればホームで6/1に天皇杯2回戦を戦い、その後18日のリーグ戦再開まで少し間隔が空く。それまでに何とか勝ち点は2桁に乗せたい

一方の札幌は広島とのカップ戦(6/4と6/11)に加え、天皇杯2回戦もあり、6/18のリーグ戦まで3試合とまだまだタフな戦いは続く

暑さも予想される明日の一戦は13時5分キックオフ。お時間のある方は是非ノエビアスタジアム神戸で。または、DAZNで是非お楽しみください!

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