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表情を変える、言葉の不思議

言葉の組み合わせを考えていると、ひとつの言葉がなんとなくの意味を無限に持っていることに気がつく。

草食男子。

黄金チキン。

悪魔のおにぎり。

後ろの単語とくっつかなければ、

「草食」が恋愛に興味がないなんて意味を持つことはなかったし、

「黄金」が色ではなく贅沢という意味を持つことはなかったし、

「悪魔」がおいしいの意味を持つことはなかっただろう。


令和という元号が発表され、みんながかっこいい、新しい時代という感じがすると口を揃えていたことにも、一人ワクワクしていた。

たった二文字の漢字が、たった三文字分の音が、一億人に同じ印象を与えるなんて、不思議としか言いようがない。

「人間は言葉を使える唯一の動物だ」なんて言葉もある。

この人間らしさを、もっと自由自在に扱えるようになれたらかっこいいなと思う今日この頃だ。

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