日進月歩FX - 億トレーダー心得大全

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最近の記事

【準備編】相場の都合に合わせる

相場は自分の都合では動いてくれない。 超大型の期間投資家ならいざ知らず、一個人のトレーダーであれば、自分のポジションは相場に全く影響力を持たない。 当たり前すぎることだが、実際にトレードを始めると、そう単純には割り切れない。 今日は21:00~22:00の1時間しかトレードできないので、ここで圧をかけて勝負しよう。 あと5pips戻しくれたらプラスマイナスゼロ。そこで決済しよう。 含み益があと1万円伸びてくれたら、利確しよう。 頭で理解していても、感情的に自分都合を

    • 【実践編】必ず来る反発を待つ

      チャートを見ていたら、急な動きで高値や安値をグングンと更新していく。 チャートを開いた瞬間、大きな動きが出て一方向に伸びだした。 こんな経験は何度もあり、何度となく飛び乗った。 ダメとわかっていても、本能レベルで「乗り遅れたくない」「利益をと立派ぐれたくない」という意識が働き、気づいたらクリックしている。 そして、その瞬間に反転して損切。 上記の場合はまだよい。 飛び乗りしたら、そのまま大きな利益を得てしまった。 この偽の成功体験が非常に厄介だ。 同じような場面に遭遇する

      • 【準備編】時間をかけて直す

        納得のいくトレードの直後に、軽い気持ちで入って負けトレード。 根拠をもって待ち構えてエントリーできたとしても、むやみに損切を延ばし、なんとなくで小さな利益を確保しようとする。 長年トレードしても、何度過ちを悔いても、何度も自分は克服したと思っても、ふとした瞬間にやってしまう。 何の気の迷いか、根拠もなく、ついついエントリーしてしまう。 根拠を持ってエントリーしても、数分後には損切や利確の位置を変えたくなる。 根拠をもってエントリーしたなら、それに従う。 至極簡単なようで

        • 【準備編】痛み感じるトレード

          私は今でもデモ口座を積極的に使用する。 トレードに違和感を感じた時は、必ずといっていい程、デモ口座を使う。 ただし、それは反復練習を目的にしたもので、決して口座の金額を増やそうとするものではない。 トレードを始めたばかりで、ツールの使い方、通貨や時間帯ごとの特性をつかめていないなら、デモ口座を使うことを推奨する。 一方で、そのステージをクリアした後は、多少の痛みを感じる金額で実弾でトレードするべきだ。 "本物のお金" がかかっていないデモ口座で、マネーゲームさながらのト

        【準備編】相場の都合に合わせる

          【実践編】1回のエントリーの裏に10回の見送りあり

          私は予め決めた時間帯にスキャルピングでトレードしている。 そして、複数の移動平均線が一定の条件がそろったタイミングでシグナルが出るツールを使用している。 そうすると、わずか1時間の間にも何度もシグナルが点灯し、何度でもトレードチャンスがあるように錯覚する。 しかし、一義的に条件を定義し、どの通貨ペアでも、どの時間帯でも、 一定のロジックに基づき点灯するシグナル全てがトレードチャンスとはならない。 むしろ、10回のシグナルの内、高い再現性を持つケースは、1回か2回しかない

          【実践編】1回のエントリーの裏に10回の見送りあり

          【準備編】情報を限定する

          トレードを始めたばかりのころは、少しで多くの情報を得ようと躍起になって書籍を読み漁り、情報サイトを探しまくった。 大量の時間をその情報を処理することに使った。 決して、そうして得た知識や費やした時間は無駄だとは思わない。 ただ、トレーダーとして成功したければ、情報は極限まで絞り込む方がいい。 多種多様な情報を咀嚼するため労力と時間があれば、自分が信じるやり方で、何度もトレードし、何度も検証する方が、より高い効果を得られる。 週末に色々な情報を参考に、現在の相場や自分のト

          【実践編】続・勝ち逃げ最強!

          こちらの記事で "勝ち逃げ最強!" という考え方を書いた。 含み益をマイナスにしてしまうくらいなら、物足りなくても利を確定したほうがよいという趣旨だ。 だからと言って、当然ながら1pipプラスになったら利確すればよいということではない。 ではどこで利確するのか。 【実践編】待つのが仕事。でもいつまで? に書いた #6:ギャンブルをできない機関投資家などの大型投資家が、その方向に乗る の局面だ。 つまり、バイイングクライマックス、セリングクライマックスの局面。 チャート上

          【実践編】続・勝ち逃げ最強!

          【実践編】待つのが仕事。でもいつまで?

          " トレーダーは待つのが仕事 " 投資格言といっていい程に、何度も耳にする言葉だ。 ランダムウォーク理論というものもある。 不足を恐れず一言で表現すれば、 " 相場は、方向性を持たずに、ランダムに動く " という理論だと理解している。 そこで疑問が起きる。 " それならば、いつまで待てばトレードできるのか " 相場にはランダムに動かない瞬間がある。 それは、 きっかけはなんであれ、小康状態から、突然一方向に動く まだ方向性に懐疑的な相場は、元の位置に戻ろうとする

          【実践編】待つのが仕事。でもいつまで?

          【実践編】最高のインディケーターは通貨間の相関性

          必須のインディケーターは何だろうか。 移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなどなど、人それぞれだろうか。 ただし、FXにおいては全トレーダーに共通で重要なインディケーターがある。 通貨間の相関性だ。 例えば、 JPYがUSD、EUR、GBPに対して一方的に強い USDがJPYはもちろん、EURに対してももGBPに対しても弱い という状況だとする。 この状況なら、間違いなくUSD/JPYのショートが最も勝ちやすい。 もちろん、東京時間からロンドン時間への切り

          【実践編】最高のインディケーターは通貨間の相関性

          【準備編】無意識に手が動くまで、損切を繰り返す

          “損切は怖い”、”損切は何が何でもしたくない” それは損切に慣れていないだけ。 今でもデモ口座を使って損切を目的にトレードする。 事前に決めた損切を守れなかったら、その後に盛り返して勝ったとしても、損切の練習をする。 トレードの手法やルールは何でもいい。 乱暴な言い方をすれば、エントリーはいつでもいい。 例えば、−5 pipsで損切、+7 pipsになってしまったら仕方なく利確 など とにかく、決めたルールに従い損切しまくる。 勝手に手が動くようになるまで繰り返す。

          【準備編】無意識に手が動くまで、損切を繰り返す

          【準備編】撤退は資金管理の甘さから

          資金を溶かし撤退を余儀なくされる。 手法やツールが悪いから? 相場を読む力が弱いから? どちらでもない。 ただただ、資金管理の甘さに尽きる。 勝てないトレーダーでも、1回も勝てないことはない。 細かいことを除けば、上がるか下がるか二者択一の世界。 では、なぜ資金をなくすのか。 それは資金に見合ったトレードをしていないから。 資金の1%未満に損失を抑える(損切する)。 資金の1%に到達したら利確する。 これだけやっていれば、資金を溶かすことは起きえない。 守った上で日々

          【準備編】撤退は資金管理の甘さから

          【実践編】"~だろう"、"~のはず" は外れる

          ニュースや情報サイトで言っていたから 移動平均線やMACDの形状がこうだから という理由だけで、 "こうなるだろう"、"こうなるはず" と予測したものは外れる。 見事に外れる。 予測する技術を高めるのではない。 対処する技術を高めるのだ。 "こうなるだろう" ではなく、"こうなったらこうする” 予想するのではなく、事前に立てた仮説に基づき起きた事象に対処する。 少なくとも私の場合は、予想しようとすれば、潜在意識レベルで自己都合や願望を含めてしまう。 いわずもがな、そのト

          【実践編】"~だろう"、"~のはず" は外れる

          【準備編】やらないことを増やす

          トレーダーとして成功するには、やること、できることを増やすことが大切だと思っていた。 でも、私の知る限り、成功しているトレーダーは正反対の思考を持っているようだ。 何度も失敗した経験から "やってはいけない" ことをやらなくなる。 何度も余計なことをして、失敗して、苦痛にもがき、いずれやらなくなる。 この繰り返しがトレーダーとしての成長だと思う。 決して、やること、できることを増やすのではない。 やらないことを増やす 億トレーダー心得大全ホームへ

          【準備編】やらないことを増やす

          【準備編】見てたら勝てたのに!は幻想

          チャートを開いたら大きな流れが終わっていた。 その度に "このときチャートを見ることができていれば、大きく勝てたのに!" と、何度も取り巻く環境のせいにしてきた。 でも、それは本当か? これまでに、大きな流れの真っただ中で、下手なエントリーと損切で、大損失を出したことなど、数えきれない。 今回も "見ていたら負けていた" かもしれない。 仮に、見ていれば利益を得ていたとする。 その取れていたであろう利益は、長いトレーダー人生にどれほど大事だろうか。 FXismの及川師匠

          【準備編】見てたら勝てたのに!は幻想

          【準備編】ドン底にこそ勝機あり

          誰もが大きな損失もなく、順風満帆に資産を増やしたいもの。 だから一生懸命に書籍を読み漁り、スクールやセミナーに参加し、有料サイトから情報を取ろうとする。 当然ながら、知識と技術は必要不可欠だ。 それでも、どこまで知識や技術を高めても、トレーダーの成功には十分ではない。 金額に差はあれど、私の知っている億トレーダーは全員、資金を溶かしたり、全資産を失うなどの人生のドン底を経験している。 FXismの及川師匠の言葉に "栄光はクソまみれの先にある" というものがある。 "

          【準備編】ドン底にこそ勝機あり

          【準備編】"ルールは守る"ものではなく、"守れるようになっていく"もの

          "トレードルールを守れ!" ほぼすべての指南本に書かれている。 その重要性は重々理解している。 だが、それができない。 一時的にできるようになっても、その日の気分でルールを破る。 頭ではしっかり理解しているのに。 ダラダラみるスマホも、朝方の二度寝も "やるな!" と言われても、ついついやってしまう。 時間を無駄にしていることは重々分かっているのに。 人は頭で理解はしていても、行動し続けることは難しい生き物だと思う。(自分だけでないと思いたい) きっと、何度もルールを

          【準備編】"ルールは守る"ものではなく、"守れるようになっていく"もの