【実践編】待つのが仕事。でもいつまで?

" トレーダーは待つのが仕事 "
投資格言といっていい程に、何度も耳にする言葉だ。

ランダムウォーク理論というものもある。
不足を恐れず一言で表現すれば、
" 相場は、方向性を持たずに、ランダムに動く "
という理論だと理解している。

そこで疑問が起きる。
" それならば、いつまで待てばトレードできるのか "

相場にはランダムに動かない瞬間がある。
それは、

  1. きっかけはなんであれ、小康状態から、突然一方向に動く

  2. まだ方向性に懐疑的な相場は、元の位置に戻ろうとする

  3. 最初に動きを作った勢力が、懐疑的な立場の勢力に勝る

  4. チャンスを待ちエネルギーを溜め込んでいた大衆がその方向に乗る

  5. 同時に、逆方向の損切が連続する

  6. ギャンブルをできない機関投資家などの大型投資家が、その方向に乗る

  7. その流れを見て、乗り遅れを恐れた最後の個人投資家達が、焦って次々に乗ってくる

起きる事象の順番については、真偽の疑いはあれど、大局的にはほぼ事実だろう。
バンドワゴン効果というやつだ。

当然、動き出し=#1を見極めることは非常に難しい。

それであれば、#4と#5を
それも難しければ、#6を待つ。

チャートを念頭に置いて言葉を置き換えれば

  • レンジを抜けて(誰かが一方向に大きな圧をかける)

  • 一度、戻して(方向性に懐疑的な勢力が押し戻す)

  • もう一度、どちらかの方向に飛び出した(方向性に賛同した勢力がさらに大きな圧をかける)

その瞬間だ。

どこまで待つか?
このように自分の言葉で動きを言葉で表現できる、つまりトレードに根拠を持てる場面まで待つ。

根拠を自分の言葉で表現できる場面まで待つ

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