【進むアルツハイマーの治療】脳の廃棄物除去システムを強化する方法
こんにちは。
このアカウントでの更新が随分ご無沙汰となっていました。
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アルツハイマーの治療
2021年にお見取りした祖母の介護ですが、重度の認知症であったため、この分野の情報は今でも集めていたりします。
アデュカヌマブなどの期待される新薬も開発されていましたが、登場当時日本円で800万円以上するという噂を耳にしていましたし、加えて点滴による長期的な服用が必要であるというわけで今でも処方されたという情報を見ることはできません。
ご存知の方は是非コメント欄で教えてくださいね。
これがパンドラの箱とならなかったということは、あまり効果がなかったということでしょう。
現在暫定的に、タウタンパクが蓄積して、アルツハイマー型は徐々に進行していくといわれています。
なので、このタウタンパクを除去しよう・・・というアプローチが多くの認知症治療薬のアプローチだったわけですね。
非常に西洋医学的な発想であります。
ところが今日シェアしているのは、そもそもタウタンパクがそんなに蓄積しないように、このタウタンパクを除去する人体のシステムを強化していこう!とする東洋医学だったり、予防医学だったりのアプローチ。
これもまた素晴らしいアプローチですね。
無論どちらがいいとか、どちらが正解とかはありません。
では今日シェアする除去システムの強化方法をみていきましょう。
ロチェスター大学医療センターの研究チーム
実はタウタンパクというのは当然老若男女すべての人間が蓄積しているわけですが、これを除去するシステムというのがあるわけです。
脳の廃棄物除去システムは老化が進みグリアリンパ系が機能しなくなることが起こるという説。
グリアリンパ系は、脳脊髄液(CSF)を使用しニューロンや他の脳細胞が活動する際に自動生成されてしまうタウタンパク質を洗い流すというシステム。
加齢とともにその機能が低下してしまい、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクが高まるとされているわけです。
研究チームは最新の粒子追跡技術で、マウスの頸部リンパ管を通る経路を追跡分析しました。
すると、加齢とともに、リンパ分節の収縮頻度が低下、弁の機能が低下することで、老齢マウスの脳は、若いマウスと比べても63%収縮頻度が遅くなっていることが判明したわけです。
このグリアリンパ系の動きを促進する方法が注目されているわけです。
タウタンパクを除去するシステムを強化する方法
研究チームはグリアリンパ系の収縮を促進するために、プロスタグランジンF2αという薬品に注目。
プロスタグランジンF2α(PGF2α)は、プロスタグランジンという脂質化合物の一種で、体内でホルモンのような働きをします。
特に子宮収縮を引き起こすため、分娩誘発剤や子宮収縮薬として使用されることが多いです。
また、眼圧を下げる作用があるため、緑内障の治療にも利用されます。
PGF2αをマウスに投与した結果、リンパ分節の収縮頻度が上がり、脳からの脳脊髄液の流れが若いマウスと同程度にまで回復するといった現象を観測しました。
これは、期待できそうです。
認知症は治すアプローチから予防するアプローチへと進化していきそうですね!