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アルバムリリース前日の備忘録

いよいよ、僕らのアルバム「VOYAGER」のリリースまであと18時間です。(書いている現在は朝の6時。)

昨夜はChill On WednesdayにVivaOlaくん、実は後ろに「Not Found 404」を共に作ったORIVAくん、僕らのアルバム予告映像や「Mother Spaceship」のMVを作ってくれたPeriさんらがいて、平均年齢をググッと下げてくれた、フレッシュな会話を楽しみました。


昨日演奏した曲たち(未公開も含む)

若き鬼才、Periさんが作ってくれた予告動画も。


あっという間に時はすぎ、久しぶりに深夜まで肇さんの家でセッションしたり、話し込んだり。人と一緒に音楽を奏でる楽しさを実感しながら、今日も夏の食材に舌鼓を打ちました。


そうか、明日もう、アルバム出るんだな。


みんなが帰って、早朝から作業をしていた肇さんが疲れて寝ているのを横目に洗い物をしながら、ふと僕はそんなことを考えていました。


今、率直に思うこと

一言ではっきりといいます。

もう、僕の視点の先にはアルバム以降の未来しか見えない。

なんかね、一見するとこんなに大切に作ったアルバムのことを軽んじているように聞こえるかもしれない。けれどそうではなくて、このアルバムのために僕が今考えうるすべてのことを振り絞り切ったし、できるすべての下準備を、僕は充分やったと思うんです。色々足りていないことも確かにあるかもしれないけれど、もう充分やった。

だから、このアルバムの出発がどんな形になろうと、あんまりそこは大きな問題ではないと思えるんです。どこまで行っても、アルバム「VOYAGER」とは僕らにとってのスタートの点に過ぎない。その点が大きいのか、期待していたほどそうでないのか、それは今この瞬間はあまり深刻に考えても何一つ意味がもうないのです。


思い描く次のステージへ

僕が考えている、このアルバムをリリースした先に待つ未来。それは、音楽を愛している人たちが享受できる、新たな世界の創生です。その世界には、

・好きな音楽を好きと言って、新たに仲間ができる世界
・音楽を評論や批評の対象から解放し、自分の好きを自身が楽しめる世界
・音楽の追求による、アーティストたちがサステナブルに生活できる世界
・技術と技術をシェアして、よりクオリティの高い音楽が生まれる世界

が満ち満ちている。

これが、理想を追求した際に見える世界の景色だと今僕は思う。綺麗事でなく、もしかしたら全員が共有できる世界ではないかもしれないけれど、僕が経験してきたこと、これから挑戦することを共有することで、少なくともこの世界を共に作り出す仲間が増えてくれることは期待できそうです。

僕の音楽制作には、必ず誰か別の人が関わる。

その関わる人がどんな人かで、僕が開ける引き出しは変わるし、新たにもらえる引き出しだってある。こんな引き出しを、互いにリスペクトし合うみんなで開けあい、幸せを享受する世界、作っていきたいのです。


アルバムは、冒険の扉だった

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これから起こることを考えれば、この作品がもたらす意味は「始まり」だと思うのです。この作品を作りながら、明らかに時代が変化したことを最近になって強く感じます。コロナ、人の縁、生きるための術、直感か、情報収集による判断か、いろんな要素が錯綜しながら僕らはこの半年間生きた。

これは直感的なものですが、今、特にこの1週間、僕の周りで大きなものが、音を立てて動き始めている。今までこの大きさの波は、感じたことがない。それはきっと、苦しい思いや辛い経験を乗り越える必要があって、その経験が今新たな出会いや気づきをくれているのだと思います。


そろそろ眠い

何書いているか分からないくらい昨日、いろんなエネルギーを演奏に会話に、そしてみんなに振る舞った料理に出し切ってしまいました。もう、この投稿をしっかりチェックして、ということは今回はあえてしません。備忘録として、アルバムを出す前日の気持ちを書きたかった。それだけです。なるべく、あえて直さずに。そんなふうに決めています。


皆さんの支えのおかげで、僕らは大海原へと進む旅路のスタートラインに立てました。これまで、応援してくださって本当にありがとうございます。スタートしてからが、この旅の始まりなんです。一緒に世界に希望と光をともしましょう。僕らは同じ船に乗った、大切な思いを重ね合った仲間です。


最後の最後まで、僕らの作品に興味を持ってもらえたら、事前予約をしてもらえたら嬉しいです。それじゃ。リリース後の世界で会いましょう。


2020.8.6 6:29AM Kotaro Saito / 齊藤 耕太郎






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