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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年12月8日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。

この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。


また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。

皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【中立 or 強い】中期は【中立】長期は【中立】と評価します。
※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを比較的高くしています。

ファンダメンタルズの評価は、短期は【中立】、中期は【悪材料優位】、長期は【悪材料優位 or 中立】に修正。

オミクロン株の重症化度合いが高くない可能性についてのコメントが出てくるようになり、全面高となっています。
S&Pよりダウの方が大きく戻していることからも、景気敏感株への買戻しが発生していることが分かります。

一方で、米国の利上げ早期化懸念や、今後も新たな変異株が発生するリスクは依然として存在していることから、中長期的に安定して上昇していくイメージは引き続き持ちにくいです。

日本市場は景気敏感株の比率が高いため、今後もオミクロン株関連で悪い材料が出てこず、また好感できる情報が出てくるようであれば、年末にかけて戻しの動きが本格化すると思われますが、、、

日本独自の悪材料(岸田政権の緊縮懸念、中国経済の地盤沈下等)が存在するため、他の先進国よりも上値が押さえつけられやすいと思料します。

テクニカルは、月足は【中立 or 弱い】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【中立 or 強い】に修正。
昨日日中の大幅反発により、直近下落波動のボトムが確定しました。
直近下落波動に対して半値戻しも達成しており、反発上昇の可能性が相対的に高まりました。
今後は、早期に200日MA上に復帰できるかがポイントとなりそうです。


《テクニカルベースのチャートシナリオ》

①反発上昇を続け、200日MA上に復帰(40%)
②200日MAにからみつくようにしてレンジ形成(40%)
③日足トライアングル下辺に戻る(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓

《ファンダメンタルズ分析の詳細》

・短期は【中立】、中期は【悪材料優位】、長期は【悪材料優位 or 中立】に修正。
・オミクロン株の重症化度合いが高くない可能性についてのコメントが出てくるようになり、全面高となった。
・抗体治療薬「ソトロビマブ」についての、初期段階の研究データでオミクロン変異株の全ての変異に有効との結果も好材料。
・S&Pよりダウの方が大きく戻していることからも、景気敏感株への買戻しが発生していることが分かる。
・一方で、米国の利上げ早期化懸念や、今後も新たな変異株が発生するリスクは依然として存在していることから、中長期的に安定して上昇していくイメージは引き続き持ちにくい。
・日本市場は景気敏感株の比率が高いため、今後もオミクロン株関連で悪い材料が出てこず、また好感できる情報が出てくるようであれば、年末にかけて戻しの動きが本格化すると思われる。
・ただし、日本独自の悪材料(岸田政権の緊縮懸念、中国経済の地盤沈下等)が存在するため、他の先進国よりも上値が押さえつけられやすいと思料。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目


■経済指標スケジュール

12/8 (水)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)

12/10 (金)
22:30 米国 11月 消費者物価指数(CPI)
24:00 米国 12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

12/13 (月)
08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断

12/15 (水)
22:30 米国 11月 小売売上高
28:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表

12/16 (木)
21:00 英国 中央銀行 金利発表、資産買取プログラム規模、英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:45 欧州 ECB政策金利、ラガルドECB総裁定例記者会見

12/17 (金)
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
19:00 欧州 11月 消費者物価指数(HICP、改定値)

12/22 (水)
16:00 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
22:30 英国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)

12/23 (木)
22:30 米国 11月 個人消費支出(PCEデフレーター)
24:00 米国 11月 新築住宅販売件数

12/24 (金)
08:30 日本 11月 全国消費者物価指数(CPI)
終日  米国、ドイツ等 休場

12/28 (火)
08:30 日本 11月 失業率


  • 情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)

  • ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

  • CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

  • Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)

《テクニカル分析の詳細》

・月足は【中立 or 弱い】、週足は【中立 or 弱い】、日足は【中立 or 強い】に修正。
・昨日日中の大幅反発により、直近下落波動のボトムが確定。
・直近下落波動に対して半値戻しも達成しており、反発上昇の可能性が相対的に高まった。
・今後は、早期に200日MA上に復帰できるかがポイントとなりそう。


■月足

中立 or 弱い(変更なし)
・直近は最高値の27200〜30700円のレンジで上下動の形。
・直近ではファンダに伴い下げてしまい、上値が非常に重たい。
・下位足のトレンドラインを割り込んでしまったこともあり、上昇トレンドに異変が起きていると考える。
・今後は上昇回帰の可能性に対して、レンジ相場または価格調整の可能性も相対的に高めることとする。



■週足

中立 or 弱い(変更なし)
・強い下げにより、急角度のトレンドライン(白色破線)を割り込んでしまった。
・月足の上昇トレンドの強さについての評価を引き下げたことに伴い、週足についても本格的なレンジ相場または下落転換の可能性を視野に入れることとする。
・少なくとも、直近高値を年内にブレイクし上昇トレンド回帰する可能性は遠のいた。



■日足

中立 or 強い
・昨日日中の大幅反発により、直近下落波動のボトムが確定。
・直近下落波動に対して半値戻しも達成しており、反発上昇の可能性が相対的に高まった。
・今後は、早期に200日MA上に復帰できるかがポイントとなりそう。


《コータローのトレード戦略》

昨日朝の寄付きでロングしました。
 理由は、昨晩のうちに三度目のトライアングルブレイクが発生したからです。
 ただエントリーしてからすぐに大きめに下げてきたので、ややチキって一部建玉を損切りしました。。
 その後は急激に盛り返してくれ、100日MAまで到達。分割利食いもできました。
 昨晩のうちに10日MAを超えてくれたので、引き続きホールドです。
※オレンジ○:エントリーポイント

週後半は引き続きリスクオン、または悪くても横ばいの展開を予想します。
ただし、オミクロン株関連で悪いニュースが出てしまったら上昇がリセットされる可能性もあるので、引き続き要警戒ですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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