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【まずはこれだけ】最初に覚えるべき音楽理論6選

こんにちは。
音楽家育成塾のこうたろうです。

本日は音楽家として活動するために必要な音楽理論についてお届け。
音大に進む人も、音楽家育成塾だけで音楽家を目指す方も
最低限覚えておいて欲しいものをピックアップしています。

実践、現場で使う理論というのは意外と限られていたりするので
この記事を読んでまずはこの6個の理論をマスターし
必要に迫られた際に随時追加していくスタイルが最も近道になります。

大切なことは、音楽理論を知識として覚えないこと。
必ずすべての理論は智慧として体得してください。
智慧として体得することにより、あなた独自の音楽理論を作れますし
わからない理論が出てきた時も
すでに持っている智慧で理解することができます。

1、音名

やっぱり音名は最低限必要になります。
日本の民族音楽をやる場合は楽器ごとに音名が変わりますので
師匠からしっかり学んでください。

クラシック音楽をやる方はドイツ語、ジャズ音楽の場合は英語でいいですが、昭和世代のジャズミュージシャンはギャラの金額をドイツ語読みでやり取りしたりするのでやはり最低限ドイツ語音名と英語音名は覚えてしまいましょう。

2、音程

音程とは、短三度とか、長三度とか完全五度とかのあれです。

音名と一緒に最初の段階でしっかりマスターしておくことが大切。
他の音楽理論を学ぶ際にも解説や説明に使用します。

例えば教会旋法、イオニア、ドリア、フリジアなどのスケールを解説する際も、『トニックから長2度下のメジャースケールの調合を使ったのがドリアです』と解説したりします。

『あるメジャースケール(長調)をマイナースケール(短調)にするときは
トニックの短三度上の調合を使ってください』と説明することができます。
ちなみにこれらの考え方はあまり一般的ではなくアカデミックな現場ではこういう教え方はされません。
筆者独自の教え方です。

音程を知っていれば、あなたは今この説明で長調と短調の関係性を理解できたわけです。
常に知識ではなく智慧をつけてください。
クラシック音楽のアカデミックな方法で勉強した人はこういう覚え方をしないため楽曲の中から『特定の音楽理論』を見つけ出す作業に膨大な時間がかかってしまいます。
智慧を持って楽曲を観る癖をつけましょう。

慣れるまで苦労する人も多いのですが、必ず必要な概念ですので
諦めずにしっかりマスターしましょう。

3、長調と短調

先述した長調と短調。

人智学のシュタイナーは次のように語っています。

9歳ごろまでのこどもは長調や短調の気分の音楽を教えられても、長調あるいは短調の気分を正しく把握することはできません。
学校に入った子供に、将来の準備として長調や短調の気分お音楽を教えることはできますが、子ども自身には長調の気分も短調の気分も有していません。
子どもはまだ本質的に五度の気分のなかに生きているのです。(このことを人々は認めたがりません)

シュタイナー

ちなみに、科学的(心理学)のアプローチで書かれた『音楽と感情の心理学』の中でもこのシュタイナーの教えさも科学的アプローチであるかのように記述されています。

音楽と感情の関係性は科学的に解明しようと試みたとしても
人類はまだ何もわからず
人智学のシュタイナーに頼るしかないということなんですね。

長調と短調はクラシックでもジャズでもポップスでも必ず使う理論ですのでマスターしてください。

ちなみに短調は自然短音階、和声短音階、旋律短音階と3種類に分かれます。
受験するなら必要ですが、受験をするわけではなく音楽家を目指す方は実践で必要になれば覚えればOK。

例えば旋律短音階などはジャズ音楽を演奏する際に♭13やオルタードスケールなどを学ぶ時に必要になってきます。

4、教会旋法

→記事準備中

こちらも先述しましたが、イオニア、ドリア、フリジアなどの教会旋法スケールというのがあります。

これはクラシックの楽曲分析に使いますし、何よりも作曲で結構重宝します。

特にジャズ音楽でアドリブの自由度を上げていきたい場合は避けては通れない分野です。

5、コードネーム

→解説記事準備中

ジャズやポップスだけのもの?
そんなわけありません。

クラシック音楽だってすべてコードネームで表現できます。

吹奏楽部や合唱部、オーケストラ部などに所属しているとあまり縁のない分野かもしれませんが、現代の音楽家にとっては必須というよりも、これがベースになるくらいのものなので必ずマスターしましょう。

コードネームを覚えるためには音名、そして音程、長調と短調、教会旋法をマスターしていることで、これらが智慧として発動し、全パターン覚える必要がなくなります。

常に智慧として体得する、それを自分の力で応用する力をつけてください。

6、リズムソルフェージュ

これも非常に西洋的な概念ではありますが
このリズムを音符で表現することで何百年も前の名作を現代に甦らせることができます。

解読に加えて伝えるという作業においてある程度のリズムソルフェージュは必須。

ただし、複雑な現代音楽も定規で引いて解読できるような卓越した能力は必要ないと言えます。

よく使うパターンを効率よく覚えて確実に実践で使えるようにすることの方が優先です。
もちろんどんな音楽家になるかにもよります。

アカデミックな罠にハマらないように注意してください。


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