ワーホリが残り100日を切って。

慌ただしくすぎて行く時間の中で、後何度ブリスベンの空を見上げるのだろう。

2017年11月に始まった僕のオーストラリア生活も、もう数えるところ99日。ついに100日を切ってしまった。

そのうちブリスベンで過ごせるのは60日。2ヶ月しかないのだ。

ワーホリに来てからというもの、時間の流れが倍速で進んでいるような気さえする。

到着した時はオーダーする事が出来なかったコーヒーも、今ではアレンジして注文する事が出来るようになった。乗り方の分からなかったバスも、今では毎日使っている。

テスト前の1週間、デイクラスとナイトクラスの両方を好きな女の子と取ったのも、大切にしたい思い出のひとつ。ファームでめちゃくちゃ怒られた事も、ひとり旅をしながらオージーとキャンプをした事も、ブリスベンに戻ってきてマッサージをしまくっている毎日も、全部忘れたくない。

僕が過ごした毎日は、確実にオーストラリアにあるのだ。

iPhoneの写真フォルダはもういっぱいで、グーグルフォトでバックアップを取らなければならない。カメラで撮った写真も、アマゾンフォトが無ければ、保管が出来ないほどの量になっている。

どれもこれも、他の誰かには無価値なものだろうけど、僕にとっては、僕が生きている、オーストラリアで生きている、そう感じる事が出来る宝物。

たくさんの思い出と経験を胸に、2019年11月に日本へ帰る事になる。

日本で過ごすのは半年ちょっとで、その後は他の国へ行こうと思っている。”日本ではない”というのは同じだけれど、オーストラリアで過ごしたこの時間と全く同じ時間を過ごす事は、もう二度と無い。

まだまだ足りないと思ってしまう。

永住をしようって、そういう気持ちになった事は実は一度もないのだけれど、許されるならもう少しオーストラリアにしがみついていたい。

99日後、オーストラリアを出る時僕は何を考えているのだろう。

今と同じ気持ちなのか、それとも清々しくオーストラリアに別れを告げるのか。

出来れば後者でありたい。

ブリスベンの空のように、僕の心も清々しく青く広がっていて欲しい。

残り99日。
どう過ごすんだ、俺。

こーた

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