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好きの正体に気付けるか。

何かを続けようとする時、外からの刺激だけで続ける事は難しい。

そう思う人は、きっと僕だけじゃないと思う。

外からの刺激というのは、例えば「すごいと思われたい」とか「カッコいいと思われたいとか」、いわゆる承認欲求と呼ばれるものに近いと思う。

というか、今日のnoteで話す”外からの刺激”は、承認欲求の事だと思ってもらって構わない。

僕は旅が好きだ。写真が好きだ。文章を書く事が好きだ。

でも、本当にそれらが好きなのか?

立ち止まって考える事がある。
それはそう言っている自分自身に、違和感を覚える事があるからだ。

”旅が好き”のその先には、
”旅をしている自分をカッコいいと思われたい”とか

”写真が好き”のその先には、
”撮った写真を褒められたい”とか

”文章が好き”のその先には、
”読んだ人に影響を与えられたら”とか

つまり「誰かに対する勝手な期待」がある。

では、自分の期待に、その誰かが答えてくれなかったとしたら?
それでも僕は旅や写真や文章が好きと言えるのだろうか。

こんな事を考えているのだ。

今の僕が導き出した結論を言うと、それらの「勝手な期待」は好きの構成のうちの30%くらいだと思う。

残りの70%は、自分の中から滲み出る情熱のようなものなのだ。

だから、好きだと言い続けられるし、それ自体を続けたいと思う。

そして、この70%が何かを続けるために、何かを得るために、非常に重要だという事にも気づけた。

承認欲求というものは非常に強い感情だ。
誰かに認められた時の、あの感情というのは麻薬に近い。

人は、必ず何かしらに所属している。
ひとりでは生きていく事はできない。

だからこそ、その中にいる人達から認められようと努力する。
それは、自分が生き抜く手段なはずなのに、いつの間にか認められる事が目的となっていく。
認められた時のあの感情をまた、強く求めるようになる。

それが「人に対する期待」だ。
人に期待しないなんて、寂しいだろう。と考える人もいると思う。

もちろん期待したっていい。
それが大きなモチベーションとなり、生きる糧になるのならば、おおいに期待するべきだ。

でも、その期待が叶わなかったとしたら?
自分の中で、その期待を裏切られたと考えてしまったら?

同じように行動できるだろうか。

認められる事が目的になっていると、思うようなレスポンスが無かった時に、人はそれを辞めてしまう。

イイネを期待して投稿したら、イイネが来なかった。つまらないからSNSなど辞めてしまおう。

という具合に。

でもこれが、自分の中からくる情熱だったら。

旅をしている時に感じる全てが好きであったり、
写真を撮っている時、カメラを握っているその瞬間に滾っていたり、
文章を考えているその時間に、情熱を燃やす事ができていたら。

SNSに投稿する事が純粋に楽しかったとしたら。

たとえその写真にイイネが来なくても、きっと続けているだろう。

自分の素直な感情のままに、幸せに生きる事ができるだろう。

何かを始めるきっかけとして、憧れであったり、人に認められたい気持ちであったり、それらはとても強く僕らを前に進めてくれる。

だけど、それを継続して、何かを得体と思うならば、自分が心の底から熱くなれる何かを見つけた方がいい。

周りに勝手に期待をして、勝手に裏切られて、それを繰り返していると、自分の”好き”が分からなくなる。何をやっても味気なくなってしまう。

熱い想いを持っていたあの時間が幻だったかのように、やめてしまう。

そこまで気持ちを入れる事ができないと、そう思ってしまえばそれまでなのだけれど。

自分の好きな何かに、一度疑問を持ってみると面白い。

自分の好きを分析してみると面白い。

それが本当に心から好きなものなのか、それとも、ただ周りにすごいと、カッコいいと、言われたいだけの安い気持ちなのか。

自分の本当の想いに気づいてあげてほしい。

もっとずっと熱い気持ちを持っているはずだから。

それに気づく事ができればきっと、幸せに生きる事も簡単になると思う。

承認欲求を捨てよう。とは言わないけれど、その強い欲求は、時として自分自身に牙を剥く事がある。

そんな時、どう考えて、どう行動するのか。

自分の心のうちに、しっかりと聞いていると、また自然と歩き出せるのかもしれない。

こーた

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