No.134【アドラー心理学】拒絶はしないで愛の大きさでコントロール
こんにちは。
オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。
今日、Amazonで注文した中古本が届きました。
待っていましたと言わんばかりに、ワクワクしながらビニールから本を出してパラパラとページをめくってみると、何かがおかしいと思いました。
なんとカバーは注文した本だったのですが、中身は全く違う本だったというアクシデントでした。
中身の本は、スピリチュアル系の「宝石&貴石 神秘力 活用マニュアル」と怪しい感じで「チャクラにクリスタルパワーを充電する」などと書かれていて苦笑いをしつつ、速攻で返品&返金の手続きをしました。
こんな事ってあるんですね(笑)
さて、僕はアドラー心理学を学んでいるので、今日もそこで得られた気付きをお伝えします
「共同体感覚」という価値観
アドラーは「共同体感覚」という価値観を唱えていました。
共同体感覚の「共同体」とは、家族、友人、知人、学校、職場、地域、国家、人類などのことを指しています。
それだけには止まらないで過去や現在、未来の全ての人類、さらには宇宙まで含めます。
共同体感覚の「感覚」の基礎には、同じ人は誰一人としていない。
同じ価値観や考えを持っている人はいない。
相手は自分と同じように感じるとは限らない。
だからこそ、この人はこの場合はどのように感じたり考えるか、と相手に興味関心を持つ必要があるとしています。
そのように相手に想いを馳せることを「共感」としています。
そのうえで、人は一人では生きていない。
人は他者との関係の中で生きていて、しかも客観的な世界ではなく主観的な世界で生きている。
一人で生きているのなら言葉も論理もいらない。
よりよく生きていくためには、主観の世界から抜け出して他者に共感して、他者を理解して意思疎通をはからなければならない、としています。
このように「共同体感覚」について初めて説いたのは友人達の前であったみたいです。
しかしアドラーは「実現不可能な理想」だとされて、多くの友人を失ってしまったそうです。
「共同体感覚」は難しい
「共同体」を僕はアドラーのいうように宇宙規模までは理解できません。
しかし地球規模までならなんとかある程度の理解はできると思うんですよね。
多くの方が「人類みな兄弟」「人類愛」って聞いたことがあると思います。
その言葉が示すように、人は同じ地球に住んでいて、人類という種の存続のために協力して生きている仲間だと理解できると思うんですよね。
「感覚」についても、ある程度成長すれば、基本的に誰でも難なく他人と自分は違う考えや価値観をもった人間だと認識することができるはずです。
頭や理屈で理解しても、感情で理解するのはとても難しいと思いますけど…。
「共同体感覚」を僕はこう考える
たしかに共同体感覚というのは理解しても、実現は難しく理想論に近いと思います。
不寛容社会の日本においては、それがよく分かりますよね。
老若男女問わず、他人に関心が少なく、自分さえ良ければいいというような考えをする人が多いように思います。
自己愛が強くて、他者愛が弱いような状態ですね。
アドラーは、相手に関心を持つことを「共感」と表現していますが、僕は「愛」と表現した方がしっくりきますね。
もしくは「注ぐエネルギー」でもいいかもしれませんね。
精神的に健康でよりよく生きるためには、アドラーがいうところの共同体という家族、友人、知人、学校、職場、地域、国家、人類、宇宙に対して、自分の愛の範囲をどこまで広げられるかが本当に大事だと思います。
分類した共同体に向ける愛の大きさは、それぞれで違って同じである必要はないと思います。
家族と同じように全人類を愛せるのは、現実的ではないですからね。
大事なことは大小はあるけれども、全てに興味関心、愛を持って接して、エネルギーを注ぐ意識を持つことですよね。
僕もそんな偉そうなことを言えた身ではありませんが、考えることを放棄することなく考え続けて、少しずつでも理解して実践できるように自分なりにしているつもりです。
拒絶はしないで愛の大きさでコントロール
最初から、他者が何をどう考えたり感じるのかと想いを馳せることは、難しいと思います。
ですから、まずは自分自身に対して、どう考える、どう感じるかなどと自分と対話をして自己理解を深めるといいのではないでしょうか。
そのように自分に興味関心を持って自己理解を深めながら、自分が大切にしたいと思う人に少しずつでもいいので、自分と同じように興味関心を持って接して、その想いの幅を少しずつですが広げていければいいのではないでしょうか。
アドラーは共同体感覚を説くことで多くの友人を失ったみたいですが、理想を説いて何がいけないのかと僕は思います。
理想や目標というのがあるからこそ、前へ進むエネルギーが生まれるのだと思います。
理想という未来に向かわず、過去からの延長の現実にしか目を向けられず、離れていく友人に対しては人類愛という遠く緩い共感や愛で注ぐエネルギーはほどほど程度にする。
志を同じとする友人に対しては、友人愛という近くて強い共感や愛で注ぐエネルギーを高めていくのがいいのではないでしょうか。
そのように関心のレベルの大小を上手くコントロールして、基本的にどのような相手に対しても拒絶や否定をしないでいると、心が穏やかで精神的に健康でよりよく生きていけるのではないかと思います。
ということで今日は以上です。
これからもアドラー心理学を学んで実践して、自分らしく強く生きていきたいと思います。
同調圧力を押し付けようとしたり、上下関係をつくろうとマウントを取る人、権力を振りかざす人などに屈することなく、共に自分らしく強く生きましょう!!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆
また明日(^O^)/
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