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『自分を許せば、ラクになる』【宗教嫌いがブッダに触れてみた】
こんにちは、宗教嫌いのコーシローです。
先日こんな本を読みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1669119062666-vwfEQys4NY.jpg?width=800)
草薙龍瞬さんが書かれた、『自分を許せば、ラクになる。』
おそらく宗教アレルギーを持っている人はこの表紙を見ただけで、拒否反応がでるかもしれません。
確かにそれはわかる。
僕も宗教と聞くだけで、
「怪しい!!お金を取られる!!」
なんて考えが瞬時に出てくるので。
しかし、今ってよくブッダの教えを現代に置き換えたビジネス書が出ているんですよね。
なので僕も「食わず嫌いは良くない!」と宗教に関する本を読むことにしました。
入門としてこの『自分を許せば、ラクになる。』という本を読んだ結果どうなったか。
「すごく刺さりました…」
『自分を許せば、ラクになる。』概要
草薙龍瞬さんが書かれた、『自分を許せば、ラクになる。』の概要です。
はじめに、この本はフィクションです。
主人公は、30歳を迎えた営業マン。
彼は怒りや、妄想に取りつかれています。
そんな毎日に焦りを覚えた彼が、ふとしたキッカケから、あるお寺の和尚に出会い、成長していく話。
すごーくざっくり言えばこんなもんです。
ということで、概要は簡単に済ませて、ここからは僕が刺さったことを紹介していきます。
ちなみに書評とは違い、僕が感じたこと、学んだことをただただ連ねていきますのでご了承ください。
全ては妄想
この本に繰り返し出てくる言葉。
『妄想』
この言葉がこの本の核になっています。
あなたは妄想にどんなイメージがありますかね。
僕は正直にいうと、『妄想』という言葉には、なにかいやらしいイメージがありました。
そもそも妄想の言葉としての意味は、
・根拠もなくあれこれと想像すること。
・真実ではないものを真実であると誤って考えること。
です。
いやらしい意味は全くもってありませんでした…。
この『妄想』をしてはいけない。というのがこの本の核です。
妄想とはどんなものか。
みんなも同じように怒っているはず
あの人は僕のことを嫌いに違いない
自分の考えは絶対に正しい
などが『妄想』です。
この妄想を捨てるところから始めなくてはいけないのですが、主人公はその妄想を捨てることができない。
主人公は作中を通して、この妄想に取り憑かれています。
ではどうすればこの妄想から逃れることができるのか。
マインドフルネスで妄想を取り払う
この妄想を取り払う方法の一つに、この本では瞑想を推奨しています。
瞑想と聞くと、なにか宗教チックな考えが頭をよぎるかもしれませんが、これは今でいうマインドフルネス。
瞑想≒マインドフルネスとは、今に集中すること。
この本では、
・自分の感覚を意識すること
と言われています。
特に僕がこのやり方は良いなと思ったのは、
・常に足の裏の感覚をしっかり意識すること
この方法はいついかなる時でもやれるいい方法です。
本の中でも和尚が常に実践しています。
瞑想で妄想を取り除く。
言葉としては簡単ですが、やってみると難しいことがわかります。
小僧さんの言葉が可愛くて真理
妄想を取り払うことが、この本の一番伝えたいことです。
しかし、それとは別に一番心に残ったこと。
それは、本の中に出てくる、小僧さんと呼ばれる人物の言葉。
小僧さんは寺に住む、6歳の子供。
その6歳の小僧さんがこの本の中で一度だけ、喋る場面があります。
その言葉が、
「みんながうれしいと、ボクもうれしいの」
この言葉は本の中でも終盤に出てくる言葉。
教えとしては、相手の喜びを自分の喜びとして感じるという『喜の心』として紹介されています。
要は、利他的行動に喜びを見出すということ。
これほどまでにシンプルで、純粋で、真理をついている言葉はない。
僕はこの言葉に深く心を刺されてしまいました。
この言葉に出会えただけで、この本を読む価値はあったと思います。
おわりに
今回は、草薙龍瞬さんが書かれた、『自分を許せば、ラクになる』を読んで僕が学んだこと、感じたことをまとめてみました。
この本の副題は、『ブッダが教えてくれた心の守り方』
![](https://assets.st-note.com/img/1669126565383-NeqrRY80Iu.jpg)
とありますが、読んでみた感想としては、
『ブッダどこ?』
という感想でした。
というか、本の中では『ブッダ』という言葉はほぼ出てきません。
なので、読む前に懸念していた宗教感はほぼ皆無です。
そして、この本を読んだ感想を一言でいうと、
「読んでよかった…」
です。
「ブッダの教えには興味あるけど、ハードルが高そう…」
と思われる方の、仏教入門としてはいい本になるかと思います。
あとがき的駄文
最後に。
この本をamazonで検索してみたんですが、プレミアでもついているのか、定価よりバカ高くなっていました。
⇩たっか…⇩
定価は1.300円。高すぎです…。Kindleもないし…。
気になった方は、amazonでは買わず、図書館で借りるか、本屋さんで買いましょう。
ちなみに僕はこの本を図書館で借りました。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。