あの時のクジラ
ふっと蘇ったその記憶。
驚いた事に幼稚園時代のあの場面。
ふわっと脳内を横切ったその記憶に、自分でもびっくりした。
また少し、自分を思い出せたかもしれない。
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コーチングをより知りたい、学びたい、と思い、2021年2月からクラスに参加している。学びを進めていくにつれ、「自分」について知る工程に入り(と私は思う)、ある種の壁にぶち当たり始めた。
私は何に突き動かされるのか?本当は何がしたいのか?
「・・・自分で分かってそうで、分からん。」
↑ この記事にも書いたけれど、私はどうも子供時代に何か鍵があるっぽい。
今日は実際のエピソード的な事を思い出した!
忘れないうちに、これは書いておかないとあかん。
「後悔とまではいかなくとも、あの頃に戻ってやり直したいと思うことがあるとすればそれは何?」
「あの時楽しかったー!と思えた時ってどんな時?」
対話をしながら蘇ってくる記憶。
あぁ、これがコーチングのすごいところかぁ。
自分で話しながら湧き水の様に湧いてくる記憶と感情。
「あぁ、そうや。私はこういう事にテンションが上がるんやったんや・・・」
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やりたかったのに、今考えるとしょーもない理由で、自ら諦めた事がいくつかあった事を思い出した。
私は中学でブラバンに入りたかった。パーカッションをやってみたかった。なんでパーカッションかというと、小学校の音楽会でティンパニーを叩いてみたくて、でもじゃんけんか何かで負けて(もしかしたら、やりたいと言えなかったのかも)、結局木琴をやる事になった。だから中学に入ったらブラバンでパーカッションがやりたかった。でもパーカッション組に行こうと思ってたら、そこには苦手な男子がいたのでやめた。仕方がないから友達のお姉ちゃんがいるクラリネット組に行く事にした。
入部1週間後、先輩の演奏を聴くからと1年は音楽室に集まった。壁際に体育座りで聴く。その時、先輩達が「壁に持たれんな。カーテンに触れんな。」と言った。その瞬間、私はこの部活ではやってられんと悟り、せっかくやりたかったのにブラバンを1週間で辞めて、結局友達がいるテニス部に入った。テニスがやりたいという理由は1ミリも無かったのに。
学生時代、そんな諦め体験を何度かした事を思い出した。
「もしそれが出来ていたら?」「そう感じるのはなぜ?」
時間軸(過去・現在・未来)を行き来する問いの誘導
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「みんなで一緒に一つの事を成し遂げる体験」
どうやら私は、ここに心が揺さぶられると思った。そう言えば、オーケストラの鑑賞をするといつも涙が出そうになる、と思い出した。
学生時代に友達の誕生日に合わせて、大掛かりなサプライズを仕掛けてワクワクした事も思い出した。仲間で「次はどうする?」と企んだ。誰かの為に、真剣にみんなで頭をひねって成功させる。あの過程、充実感。
じゃあ、その体験はどこから来るんだろうか、と思った瞬間、脳内を横切ったのが幼稚園の頃。
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お遊戯発表のための展示で、ピノキオに出てくる大きな大きなクジラをみんなで作った事を思い出した。一人一人の作品もありつつ、このクジラはみんなで作ったと思う。自分の体を遥かに超える大きな大きな作品。
その時の感動と体験が大きかったのだと思う。
それらを思い出して、私の心が揺さぶられるのはきっと、
・試行錯誤する事
・工夫する事
・仲間と同じ方向に向かって、ワクワクしながらゴールに向かう事
・それが誰かの喜びに繋がる事
なのだと感じた。
そこから浮かんで来た物:
大人には無い子供の発想や創造力・星空・宇宙(特に木星)・くじら・深海
どれも想像を超える大きさや広さで実在するけど神秘的な世界
ちょっとした発見
例えばドッジボールはDodge(避ける)Ball(ボール)なのだという事を知った時。そのまんまやねんけど、ほぉー!なるほど!と納得。
ビリビリっとテンション上がる。
色ペン、シール、可愛い消しゴムを集めるのも好きだった。思い出すとワクワクする。
私を突き動かすもの。ここら辺にヒントがあると確信した。
そこに気付いた現在を未来に紡いでいく。
あの頃に戻ってやり直してみたい事、そこにあるのは何ですか?
皆さんにも、自分の中に眠っているヒント、きっとあるはず。。。
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