学歴はほどほどでいい

はじめに

昔に比べれば学歴がもつ価値は非常に減っています
それはひとえに日本が貧しくなったと言うのもありますが、同時にITを主にしたテクノロジーの進歩によって万人にチャンスが訪れている状況もあります

学歴のコスパの悪さ

東大生のカースト

学歴は高くなればなるほど、急激にコスパが悪くなる代物になっています
例えば東大は紛れもなく日本一の学歴であると言えます
しかし、東大生になるためには同世代の400人に1人しかなれません
日本に置いて上位0.25%に位置する人間だと言っても良いでしょう？

収入と連動しない学歴

さて400人に1の逸材の東大生ですが、彼らの卒業後の平均的な進路は大企業への就職です
最近は外資系企業に就職する人が増えましたがまだまだ典型的なJTCに入社する方が一般的です
さて、典型的なJTC企業に就職した場合、給料はどうなっているでしょうか？
30代でだいたい600〜700万円が相場です
さて、これを皆さんは正当な給料水準だと思いますか？

答えはNOです
それは年代別の年収分布を見ればわかります

600万円以上の給料をもらっている人は上位28%レンジにあります
これはつまり600万円という年収は4人に1人の給料水準なのです

400人に1人の競争を勝ち抜いた結果が4人に1人の競争水準の報酬だと考えたら落差がものすごくないでしょうか？

実は昔はJTCはイケイケだったので、もう少しよい待遇があったのですが、東大生がJTCに入社するのは今はもうただ単にコスパ最悪の進路だと言わざるを得ない状況になりました

では、外資系企業だったらどうでしょうか？
これもまた微妙なところがあります
というのもスーパー激務で目指せる範囲が普通のレンジで1000万円でMAXが2000万円でたかだか平均年収と比べてMAXで4倍というところです
うーんなんだかなと思いますよね
おまけに税金がべらぼうに高いというおまけつき
色々とやる気をそぐ要因ばかりです
これならJTCで平均年収くらいの水準で適当にちゅぱちゅぱしておくのがマシな選択肢の一つになってしまいます

出来る人間のやる気をそぎまくるいびつな社会構造になりすぎているので本来出来る人間もちゃんとやらなくなるのは当然だと思いますし、さすがになめてるのは社会の方だよなというのが正直な感想です

自分が思う一番堅実な進路としては、10人に1人レンジのMARCHに入学して、JTCに入社することです
JTCも腐っても大企業であるので、しばらくつぶれることはないでしょう
こちらは4人に1人レンジの範囲にグレードダウンしてしまうものの、MARCHに入るための勉強の難易度やコストとJTCに入った時のリターンを考慮すると必ずしも悪い水準ではないと思います

一番コスパ最高なのは慶応

まあしかしMARCHだと所詮という枕言葉がどこに行っても付きまとってきます
しかしそれがなくなりかつ旧帝大レベルのブランド力を確立してしまっている大学が一つあります
そう、早慶です
その中でも、慶応が最強すぎてちょっとウラヤマしすぎます

というのも慶応は入口が沢山あり、めちゃくちゃ簡単に入学できる裏ルートと呼べるような道がいくつかあります
また、普通の大学受験からの入学でも、どんなにダメ人間あろうと一念発起さえすれば努力の範囲で到達できるレベルの入試問題になっているため、常人の到達できる最高地点としての側面もあります

どっちにしても世間からの評価がめちゃくちゃ高いのです
ブランドだけで言うとほんとにものすごく高すぎてびっくりするくらい高くなっているのでビビります
慶応のブランド力のコスパの良さは、時間がもし仮に戻るなら京大に行くために使っていた勉強時間を青春に振り当てて慶応に行っていた方が俺の人生的に良かったんじゃないのかと思ってしまうくらいにはブランド力が高いです
端的に言って羨ましすぎます
もっかい大学に行けるなら慶応行きたいな～
自分に息子ができたら慶応行かせたいなと思うくらいにはめちゃくちゃいいなと思うところです

おわりに

よく皆さんがうちの会社にいる東大生は無能だという単語をよく聞くかもしれません
実はそれ、無能である東大生が一番理に適った行動をとっている可能性があります
よくよく考えましょう1/400レンジの人間が1/4レンジの待遇しか受けていない状況で1/400レンジの実力を発揮しようと思うでしょうか？

自分なら思いません
ただひたすらにぬるま湯でぷかぷか浮かんでおこうと思うと思います
これが学歴社会の真実です
学歴社会だと思うのであれば東大生は全員1/400レンジの年収1億円をもらっている必要があるでしょう

仕事のために学歴をつけようと思うならそれは大変コスパが悪いので、MARCHから大手JTCに行くというのが一番良いルートなんだろうなというのが結論です
理想のルートとしては、慶応からの五大総合商社です
これがやりたい人生だった