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[日記]皮肉も愛も虚無も抱えて「創作」をやる。

私は「アイロニーナ」という曲が好きだ。

曲の掴みどころのないテンポと、MVの柔らかくて独特なタッチ。
そして歌詞。「創作」というフィクションと共に踊る事の虚しさと愛しさの描かれた言葉の数々が好きだ。

また、「創作」がテーマの歌で言うと「クリエイトがある」も好き。

これはアップテンポな中で無邪気で子供心溢れる「創作魂」が弾ける様な印象を感じる。でも、それは人によっては「黒く塗りつぶしたいような歴史」になったりもする皮肉も混じっているような感じがする。でも、愛を感じる。

二つの曲を聞いてみると、「創作」という分野についてのアプローチの仕方って本当に色んなものがあるなあと思う今日この頃だ。
「創作」をいかにして切り出すか。
「創作」にいかに切り込みを入れるのか。

「創作」という柔らかい宝石の中にある喜び、愛、虚しさ、絶望というのを上手く描いてるよなって思う。いよわさんも煮ル果実さんも。

さて、そんな大御所の事を話しておいて自分の事を話すのは大変恐縮だが、私は創作という永遠のテーマに付き纏う皮肉や虚しさも含めて愛したいなあと思う。

私が一次創作を始めたのは大体2年前位なんだけど、当初は「自分も愛せるし、他人にも愛されるようなキャラクター」を作ろうと思って色々試行錯誤していた。何かもう、「創作(自分が好きな事)」なのに「他人に愛されたい」って要素が入って来てる時点で虚しい。

知り合いにアドバイスを貰って4コマ漫画とかも描いてたけど、私にギャグセンスが無さ過ぎて、今や目も当てられない。まだ確かnoteにあるけど絶対読まないで。フリじゃねえからな。これはマジだぞ。

本当にやってて面白くなさ過ぎてマンネリ化して途中で放棄。「創作者」の身勝手さだ。愛してるからこそって始めた癖に、それが自分の重しになる皮肉である。

でも、目も当てられないクソ漫画(一応自分の頑張りは認めてはいるがあえてクソと言わせてもろたで工藤)から生まれた奇跡的なキャラクターもいる。

その奇跡的なキャラクターに一目惚れして(まさにアイロニーナのMVの冒頭みたいに)小説を書き始めて、去年から今年までに四作ほど一次創作小説を書いて本にした。

未だにその奇跡的なキャラクターの妄想BL小説を何処にも公表せずに書いてるくらい好きだし、私の人生を変えたのは明らかに彼(及び彼ら)だと言い切れる。

こういう奇跡とか喜びの積み重ねがあるからこそ、私は「創作」の皮肉や虚しさも全部抱えていきたいと思えるのだ。

やっぱり、何があっても結局の所は自分の作ったモノに「救われてしまう」運命なんだよな。虚像に恋をして、虚像から愛を知ってしまう運命なんだよな。どうしたって信じていたい世界なんだよな、「創作」って。

何で今日こんな事を書いたかっていうと、さっき新作小説の在庫が届いたのである。届いた本を見た時に、心から愛しいなって気持ちが湧いてきたんだよな。あー可愛いな。大好きだなって。救われた気分だった。

まあ、とは言いながら実はちょっと文章にミスを発見して落ち込んじまったけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ウワアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まあまあまあまあ(震)、そういうちょっとした凹みもね、愛していこうヤ!

なんて、自分を励ます為の文章。
「創作」をやるって事はこういう事なのかもねって文章。
ここまで読んでくれてありがとう。
君に幸あれ。

ではでは

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