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禍話リライト

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禍話リライトだけをまとめました 禍話とは… 猟奇ユニットFEAR飯による禍々しい話を語るインターネットラジオ。「ツイキャス」にて基本的に毎週土曜日23時から1時間ほど配信中。 …
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記事一覧

禍話リライト:赤い布

北関東の某県に、何故かどんどん人が引っ越してしまうマンションがある。 老朽化があるわけで…

こりん
10日前
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禍話リライト:無人小屋人形

大学生のA君は、選択科目に美術系の学科があり、課題のために風景画を描くことになった。 電…

こりん
1か月前
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禍話リライト:外の読み上げ

A君が高校生の時、同級生のB君の家は学校のすぐ裏あたりにあった。 「お前いいなーギリまで寝…

こりん
1か月前
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禍話リライト:来ませんように

高校3年のA君は大学推薦が早くに決まって余裕のある日々を過ごしていた。一方幼馴染のB君は今…

こりん
4か月前
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禍話リライト:走るわたし

普段からお酒が好きで結構な量を飲むAさんは、悪酔いこそしないものの酔っ払うのを楽しめるタ…

こりん
5か月前
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禍話リライト:おとうさんはおかあさん

高校生のA君は一軒屋の2階に自室があった。 夜、真夜中ではないが遅めの時間。その自室で勉強…

こりん
6か月前
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禍話リライト:はじまりのベル

あまり大人数の集まりには参加しないタイプの、ちょっと引きこもり気味のAさんが大学生の時に遭遇した出来事の話。 Aさんは大学生時代、今とは違って明るく人付き合いも多くて、誘われた飲み会にも二つ返事で参加していた。その日行った飲み会もそこまで親しい人はいなかったが、その中にいた同じクラスの山田さんと仲良くなった。 今までは同じクラスでも名前を知っているだけ、ぐらいの間柄で普段の活動でも接点は無かった。ところが話してみると妙にウマが合い、ごはんに行ったり買い物に行ったりするよう

禍話リライト:山の祭りの面

まだ平成の頃の話。 その地域はとっくに限界集落だった。 話をしてくれたAさんの実家がある街…

こりん
1年前
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禍話リライト:間に合わない夢

A君が大学生になってから見始めた夢は、毎回起きた時に絶望的な気持ちになる。いわゆる[希死念…

こりん
1年前
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禍話リライト:傘にまつわる二題

くさった傘 知り合いのA君が、営業の仕事で普段は行かない遠方のエリアに行った時の話。 商…

こりん
1年前
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禍話リライト:すりかえ人形

友人の山田君が会話の途中に 「そういえば今付き合ってる彼女なんだけど、」 と切り出したので…

こりん
1年前
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禍話リライト:面の向き

語り手のかぁなっきさんと同い年ぐらいのA君が、中学生の頃にB君の家に遊びに行った時に体験し…

こりん
1年前
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禍話リライト:夢を見る女

Aさんは、3階建てのボロいアパートに住んでいる。 ボロいうえに交通の便が悪いためか、とにか…

こりん
1年前
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禍話リライト:期日の烏

関西方面に住むAさんと妹のBさんは年が近かったこともあり仲が良く、小学生の時は学校や遊びに行くのに2人で出かけることが多かった。 当時、2人の家の近所には「ロクデナシ」が住んでいた。 40~50代かそれより上ぐらいのおじさんで、AさんとBさんが道端で遭遇した時に「なんやお前ら?くそガキが」と絡んできたり、学校の友達なんかは急に怒鳴られたりしていた。日中はぶらぶらとパチンコに行ったり公園で寝ていたりして身なりも汚く横柄で、子どもたちは怖がっていた。 2人のお母さんが 「困った