禍話リライト:期日の烏
関西方面に住むAさんと妹のBさんは年が近かったこともあり仲が良く、小学生の時は学校や遊びに行くのに2人で出かけることが多かった。
当時、2人の家の近所には「ロクデナシ」が住んでいた。
40~50代かそれより上ぐらいのおじさんで、AさんとBさんが道端で遭遇した時に「なんやお前ら?くそガキが」と絡んできたり、学校の友達なんかは急に怒鳴られたりしていた。日中はぶらぶらとパチンコに行ったり公園で寝ていたりして身なりも汚く横柄で、子どもたちは怖がっていた。
2人のお母さんが
「困った