こりん

へぇ、あんたもこりんっていうんだ。 禍話リライトとその周辺、あとは雑談です。 Twit…

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へぇ、あんたもこりんっていうんだ。 禍話リライトとその周辺、あとは雑談です。 Twitter→ @korin_0411 インスタグラム→ @korin0411

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  • 禍話リライト

    禍話リライトだけをまとめました 禍話とは… 猟奇ユニットFEAR飯による禍々しい話を語るインターネットラジオ。「ツイキャス」にて基本的に毎週土曜日23時から1時間ほど配信中。 人伝に聞いた怖い話や怪奇現象のほか、生きている人間の怖い話、虚実入り混じった創作もある。語り手「かぁなっき」さんが怖い話を語り、聞き手「加藤よしき」さんが相槌を打つスタイルです。 リライト とは… 「禍話」が元ネタの文章書き起こし。

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    リライト以外の禍話関連まとめ

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  • こりんオブザイヤー受賞

    年1でその年良いと思ったものをただやみくもに年末年始の浮かれたテンションで羅列した記事です。

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    漫画について書いた

最近の記事

禍話リライト:赤い布

北関東の某県に、何故かどんどん人が引っ越してしまうマンションがある。 老朽化があるわけでもなく、周辺の環境に問題がある────例えば隣が火葬場とか────というわけでも無い。おかしな臭いや騒音も全く無いし、事故物件の情報がわかる「O島てる」への記載もない。家賃も相応で普通に住みやすそうないいマンションだ。 2~3年前の話。 A君は、ネット上の趣味のコミュニティで山田君と知り合った。年も近くてなにより趣味の話が合うので頻繁に通話していて仲良くなった人だ。聞けばそう遠くない地域

    • 禍話リライト:無人小屋人形

      大学生のA君は、選択科目に美術系の学科があり、課題のために風景画を描くことになった。 電車やバスで行けそうな良いロケーションをGoogle検索で見つけ、あんまり土地勘はないところだったが良さそうだったので日帰りで行ってみることにした。 A君が住んでいるところより俄然田舎で、バスも1時間に1本かろうじてあるかな、というその場所は見渡す一面畑が広がっていて、ちょっと遠くの畑には作業しているおじいさんがぽつんと見えるだけののどかな風景があり、A君はそんな景色が見渡せる道路脇の空

      • 禍話リライト:外の読み上げ

        A君が高校生の時、同級生のB君の家は学校のすぐ裏あたりにあった。 「お前いいなーギリまで寝てても間に合うじゃん!」 「いやよくないよ、学校で何かあったら用事頼まれたりするんだよ」 なるほど、良し悪しだな。それでも朝ゆっくりできるのはA君としては魅力的だった。 ある月曜日。 B君がどんよりとした表情で登校してきた。 「おはよー。ってB、どうしたの?」 話を聞いてみるとどうやら近所に変な奴がいるらしいと言う。B君の家の玄関にはインターホンがあるにもかかわらず、ドアをノックされる

        • 禍話ファンアートまとめ ロゴとコラージュ編その2

          ①コラージュ noteにはまだまとめていなかった、最近のコラージュ作品です。(これ以前のコラージュ作品は [禍話ファンアートまとめ ロゴとコラージュ編] から是非ご覧ください) 禍話放送の壁紙で使用していただいたものもあります。 ②グッズ用グラフィック Tシャツやバッグなどのグッズに使用したグラフィックです。「おれたち今からそこに行きま~す!」の人たちを描きました。顔がもうダメになっちゃってます。 グッズのチェックはこちらから!是非!何卒よろしゅう! ③ロゴ 唐突

        禍話リライト:赤い布

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          禍話リライト:来ませんように

          高校3年のA君は大学推薦が早くに決まって余裕のある日々を過ごしていた。一方幼馴染のB君は今の実力より少しランクの高い学校を目指しており、難しい受験に向けてストレスもたまりがちになっていた。 A君は学校帰りに1~2時間、気分転換にどうかなと久しぶりにB君をファミレスに誘った。 「俺んちの近くのマンションのさ、集合ポストのところになんか御札っぽいのが貼ってあるんだよね」 軽食を食べながらお互いの近況を話している中で、B君が切り出した。前は貼ってなかったんじゃないか、少なくとも

          禍話リライト:来ませんように

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム ライブビューイング

          2024年2月18日(日) ラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」の番組イベントが東京ドームで開催されると1年前に発表され、オードリー好きの学生時代からの友人2人を誘いチケットにチャレンジするもことごとく落選! 若林さんは放送中何度も5万人も集まるか不安を口にしリスナーを巻き込んで宣伝に奔走していたけどふたを開けてみると行けない人の阿鼻叫喚で最終的には若林さんが謝罪するほどでした。人気がすごい! というわけでドームに行くのは叶わなかったけど全国の映画館でライブビュー

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム ライブビューイング

          禍話リライト:走るわたし

          普段からお酒が好きで結構な量を飲むAさんは、悪酔いこそしないものの酔っ払うのを楽しめるタイプの酒豪だ。 ところがある時から節度ある飲み方に変わっていた。健康診断でやばい数値が出て生活を改めざるを得なくなったか、いよいよ翌日までアルコールが残り起きられなくなってきたのか。 聞くと、怖いことがあったからだと言う。 一人暮らしのAさんは酔って帰ってくると、玄関先で靴を脱ぐやいなや服も全部脱ぐのがデフォルトだった。一気に解放され気持ちよくパンツ一丁でとりあえず水を飲んだりテレビをつ

          禍話リライト:走るわたし

          僕だけのエンタメになってください

          コリンオブザイヤー2023 ※2023年に私がよいと思ったものをひたすらに羅列するコーナーです。 敬称略 ☆俳優部門 松山ケンイチ(100万回言えばよかった) 髙橋海人(だが、情熱はある) ☆女優部門 安藤サクラ(ブラッシュアップライフ) 芦田愛菜(最高の教師 1年後私は生徒に◾️された) ☆ドラマ部門 ブラッシュアップライフ VIVANT ☆ドラマ主題歌部門 SixTONES「こっから」 ☆映画部門 ムーンライズキングダム ゴーストワールド(リバイバル上映) ☆

          僕だけのエンタメになってください

          禍話リライト:おとうさんはおかあさん

          高校生のA君は一軒屋の2階に自室があった。 夜、真夜中ではないが遅めの時間。その自室で勉強しながら、1階の部屋で寝る両親に聴こえたらうるさいかなと思いイヤフォンを片耳だけにして、好きなラジオを聴いていた。 [コンコン] ふと、扉がノックされた。 A君はちょっと違和感を感じた。1階にいる両親のどちらかが2階に来るときは階段を上る軋みや足音が聞こえるはずで、その足音でこちらに向かってくるのがわかるのでノックも滅多にしない。 「なにー?」 と返事をすると、扉の向こうから 「おか

          禍話リライト:おとうさんはおかあさん

          禍話リライト:はじまりのベル

          あまり大人数の集まりには参加しないタイプの、ちょっと引きこもり気味のAさんが大学生の時に遭遇した出来事の話。 Aさんは大学生時代、今とは違って明るく人付き合いも多くて、誘われた飲み会にも二つ返事で参加していた。その日行った飲み会もそこまで親しい人はいなかったが、その中にいた同じクラスの山田さんと仲良くなった。 今までは同じクラスでも名前を知っているだけ、ぐらいの間柄で普段の活動でも接点は無かった。ところが話してみると妙にウマが合い、ごはんに行ったり買い物に行ったりするよう

          禍話リライト:はじまりのベル

          2023夏の帰省

          今年のお盆はほぼ5年ぶりぐらいに実家方面に帰省しました。新幹線からローカル線の特急に乗り換えるんですが、その車窓の風景でわりとオープンにお墓あるなーと気づきました。 田舎あるあるなんでしょうか? 小1の夏〜小3終わりまで、温泉街の地域に住んでいたのですが今回はそちらへ観光で行ってみました。小さめの旅館は淘汰されている印象をうけました。コロナの影響でお客さんが減ってしまったのかな。 近くのホテルや旅館はお客さんで賑わっていて温泉もたくさんあります。観光の目玉になる何かがあん

          2023夏の帰省

          禍話リライト:山の祭りの面

          まだ平成の頃の話。 その地域はとっくに限界集落だった。 話をしてくれたAさんの実家がある街の、さらに隣町の地域は指折り数えるぐらいの住民しかいなくなっていて、そのほとんどがお年寄りだった。 そんな集落にある山には、石段を100段ほど上ると神社があった。年に2回ほど管理者が掃除に行く以外は、滅多に人が行くことはなかった。 ある時、周辺をドライブしに来た人がその神社で祭を目撃したという噂が広がった。真っ暗な石段の先が明るくなっていて、人が集まっているように見えたので「お祭り

          禍話リライト:山の祭りの面

          禍話リライト:間に合わない夢

          A君が大学生になってから見始めた夢は、毎回起きた時に絶望的な気持ちになる。いわゆる[希死念慮]というものを抱いてしまう。 夢の内容はというとさほど恐ろしいものではない。 A君は夢の中で、高校に行かなくてはならなかった。 現実のA君は人生で遅刻したことがほぼ無いと言っていいほどきちんと高校に3年間通った。なのに夢の中ではありえない時間に起きてしまいどうがんばっても間に合わなかったり、ある時はギリギリ間に合いそうな時間に起きたとしても生徒手帳が無いとか靴下が見つからないとかで間

          禍話リライト:間に合わない夢

          禍話リライト:傘にまつわる二題

          くさった傘 知り合いのA君が、営業の仕事で普段は行かない遠方のエリアに行った時の話。 商談を終え営業先から書類を預かり、帰社しようというところで予報には無かった雨がぱらついてきた。 困ったな、預かった書類は濡らしたくない。初めて来た土地、コンビニで傘を買いたいところだけどこのあたりにコンビニは…と周囲をキョロキョロしていると、少し先のガードレールに傘がひっかけてある。 よくあるビニール傘。普通そんなところに放置されている傘なんて骨は飛び出して折れ曲がっていたりそうそう使え

          禍話リライト:傘にまつわる二題

          梅田 旅ログ 後編

          5月6日10:00チェックアウト のそのそと支度しつつ部屋備え付けのカプセル式の珈琲を淹れたりして優雅にギリまで居座ったあと、泉の広場から入って梅田の地下街でもわかりやすそうなところにあったコインロッカーに荷物を預けました。そして以前コメント欄で教えて頂いたたこ焼き屋さん「はなだこ」を目指し、さっそく迷いながら到着すると何重にも折り返した長蛇の列…。さすがゴールデンウィーク、泣く泣く断念。昨日チラッと見たHEPFIVEの「たこ焼きマーケット」も人ごみと道のわからなさに向かうの

          梅田 旅ログ 後編

          梅田 旅ログ 前編

          5月5日10:00東京発 前日からツイッターで「東京駅がすごく混んでいて新幹線のホームにすらたどり着けない!」みたいな話も出てて不安になるも、めっちゃスムーズに乗り換えできました。今回初めて導入したスマートEXがめっちゃ便利〜。待合室で藤枝梅安を読んで新幹線指定席ではチョコ(ガルボのいちご味)を食べながらオールナイトニッポンを聴き移動。radikoのエリア判定が場所で変わるので愛知の放送局とか関西の放送局を拾っていました。 新大阪に着いてすぐ梅田へ。宿泊先は最大目的地ラテラ

          梅田 旅ログ 前編