想像地図の人

架空の土地の地図を描く創作活動「想像地図」を2003年から続けている。近年は地図だけで…

想像地図の人

架空の土地の地図を描く創作活動「想像地図」を2003年から続けている。近年は地図だけでなく、架空言語まで作り始める。出身地がややこしい人。

最近の記事

ファーストサマーウイカ語に関する考察?

東南アジアに「東ティモール」という国がある。東ティモールの「ティモール (Timor)」はインドネシア語で「東」という意味である。 「サハラ砂漠」の「サハラ」もアラビア語で「砂漠」という意味である。 女優の「ファーストサマーウイカ」の芸名の由来も、氏の本名が「堂島 初夏(ういか)」であって、その「初夏」を英語に訳して First Summer にしたことに由来する。 「チゲ鍋」や「メナム川」なども、同様である。 このように、「同じ意味の単語が複数つながってできた単語」という

    • 日本に「ゴママヨ駅名」はいくつあるのか?

      以前、「日本にポリバケツ語駅名はいくつあるのか?」という検証を行ったが、今回はゴママヨで同じような検証を行ってみようと思う。 ゴママヨとは「ゴママヨ」は、「2つ以上形態素が結合した複合語で、その接続部分に同じ音が連続して含まれている単語」のことである。「ゴママヨ」という単語自体は、本来は「ゴマ+マヨネーズ」の複合語を略したものであるが、2つの形態素の接続部分で「ま」という音が2連続しているため、定義に当てはまる。 また、「銀行口座(ぎんこうこうざ)」は「こう」というモーラが

      • 千と千尋の神隠しの「コハク川」の流路は埋立で消滅したのか真剣に考察する

        「千と千尋の神隠し」の登場人物のハクは、その正体が「コハク川」という名前の河の神であると明かされる。そして現在はこの川は埋め立てられており、マンションが建っているという。 … とすると、ハクが現世に戻ってきても帰る場所がないのではないか。そういう話が良く出てくる。 しかし、架空地図作者である筆者は、ハクが現世に戻ってきたときに帰る場所は今でもあると考えている。これについて考察してみようと思う。 現実での「川が埋め立てられる事例」例えば「春の小川」のモデルとなった「河骨川」と

        • 「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (3)

          これは「「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (2)」の続編です。先に(1)(2)を読んでからお読みください。 第3日(2023/11/25)最終日となる11月25日は、宇都宮ライトレールに乗車した後、東京で途中下車してから帰るという日程である。東京では、池袋でフォロワーさんと会う予定となっていた。 新幹線で宇都宮へ向かう。目的地は、8月26日に開通したばかりの、宇都宮ライトレールである。 意外と想像していたよりも坂の多い路線であると感

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          「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (2)

          これは「「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (1)」の続編です。先に(1)を読んでからお読みください。 第2日(2023/11/24)この日は、宮古から三陸鉄道リアス線を海沿いに南下し、盛へ向かった後、BRTを経由して気仙沼から大船渡線に乗車する旅程である。 朝6:10の列車で宮古を出発した。太陽よりも早く起きたので、あたりの風景はまだ暗い。 豊間根駅あたりまで来ると日が昇ってきて明るくなってきた。 宮古から釜石までの間は山田線の一部

          「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (2)

          「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (1)

          岩手県の三陸は想像地図の人がずっと昔から行ってみたいと思っていた地域の1つである。中高生の頃から、大学生になったら長い休みに行ってみたいと思う場所だった。 しかし、大学進学が決まった年の春に起きたのが東日本大震災。東北へ旅行に行くなんて言う雰囲気は消え去ってしまい、結局大学時代には東北地方への旅行自体をする機会を逸してしまった。想像地図の人が初めて東北地方に足を踏み入れたのは、間中さんと一緒になってからのことである。 だがそれでも、三陸への旅行というのはなかなか行く機会が無か

          「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (1)

          7年ぶりに北海道に行った

          想像地図の人は、2023年8月12日から14日の3日間、北海道へ旅行に行っていた。2016年9月以来、7年ぶりの北海道である。 本来の旅行計画当初の計画では、 12日:空路で北海道へ、ウポポイに行った後に札幌へ 13日:札幌から小樽経由で函館へ(山線 倶知安経由) 14日:函館から青函トンネルを抜けて三陸へ、大船渡宿泊 15日:仙台経由で帰宅 と、往路飛行機・帰路列車という計画だった。青函トンネルが未乗車で、北海道の乗車済区間が本州の乗車済区間と繋がってなかったのを繋げたい

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          完成が近づいてきた想像地図~描画速度を減速する試み~

          ※この文章は2023年1月8日時点での状況を表したものになります。 想像地図の人は、架空の土地の地図を描く「想像地図」という創作活動を2003年から現在までずっと続けている。完成予定は2028年である。 現在の進捗率は、97.2%である。 去年の描画を振り返って去年(2022年)は、1年間で10416枚の地図を描くことができた。これは、2020年の記録の10364枚を超え、1年間に描いた地図の枚数としては過去最高記録となった。 年末には完成率が97%を超えた。2003年か

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          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (3)

          これは前回の「只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (2) 」の続編です。先に(2)を読んでからお読みください。 年末が忙しかったので、2ヶ月前の旅行を振り返る形になりますが…。 第3日(2022/11/05)この日は北茨城市の磯原から出発である。前日は、起きた時に替えの靴下がないことに気付くトラブルもあったが、この日は前日に山形駅前で購入した新しい靴下をはくことで事なきを得た。 列車の時間まで少し余裕があったので駅前を散歩してみた。 「磯原」の名に偽りなく海が

          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (3)

          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (2)

          これは前回の「只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (1) 」の続編です。先に(1)を読んでからお読みください。 第2日(2022/11/04)この日、起きてすぐに気付いたことは靴下を忘れていたことである。これまでの旅行でそんなミスをしたことがなかったが、痛恨のミスであった。 だが、時間にやや余裕があったので、浴室で前日の靴下を洗い、ドライヤーで乾燥させることにより問題を解決した。 さて出発時間である。 郡山から新庄ゆきの「つばさ」に乗る。 福島-山形県境の山岳地

          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (2)

          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (1)

          想像地図の人は、2022年11月3日から5日の3日間、只見線に乗りに行く旅行に行っていた。 補充券2021年11月の旅行でも補充券を使用したが、今回も経路が複雑だったため乗車券が補充券となった。今回の経路は以下のような感じである。 「京都市内→京都市内」(経路:湖西 [近江塩津] 北陸 [金沢] 北陸新幹線 [上越妙高] えちごトキめき鉄道妙高はねうま [直江津] 信越 [宮内] 上越 [小出] 只見線 [会津若松] 磐越西線 [郡山] 東北新幹線 [福島] 奥羽 [羽前

          只見線に乗りに行ったら大変なことになった話 (1)

          【改訂版】もし更紗語に「なつぴなつ」と発音する単語が存在するなら、それはどのような意味か?

          ※この文章は2022年10月26日に書いた考察の改訂版です。 最近「なつぴなつ」さんという人がTwitterで話題になっている。 さて、わたし、想像地図の人は、この人の名前を見たときにふと思った。 この人の名前って、もの凄く更紗語っぽいと。 というわけで考察してみましょう。 もし更紗語に「なつぴなつ」と発音する単語が存在するなら、それはどのような意味の単語であるか? そもそも更紗語とは想像地図の人は、架空の土地の地図を描く「想像地図」という創作活動を2003年から現在

          【改訂版】もし更紗語に「なつぴなつ」と発音する単語が存在するなら、それはどのような意味か?

          もし更紗語に「なつぴなつ」と発音する単語が存在するなら、それはどのような意味か?

          最近「なつぴなつ」さんという人がTwitterで話題になっている。 さて、わたし、想像地図の人は、この人の名前を見たときにふと思った。 この人の名前って、もの凄く更紗語っぽいと。 というわけで考察してみましょう。 もし更紗語に「なつぴなつ」と発音する単語が存在するなら、それはどのような意味の単語であるか? そもそも更紗語とは想像地図の人は、架空の土地の地図を描く「想像地図」という創作活動を2003年から現在までずっと続けている。架空の土地の地図を描くことを趣旨とする創作

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          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (3)

          この記事は「西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (2)」の続きです。 第3日(2022/09/25)いよいよ今回の九州旅行も最終日となった9月25日。またしても朝が早い。ホテルで朝食後、博多南駅から乗る。 500系に乗るのはかなり久しぶりだ。幼少期の想像地図の人にとっては「地上最速の列車」という印象だった500系も、今の子供たちには「こだま」の印象が強いというだけでも随分世代差を感じる。それが狭っこいホームに停車しているのも、また奇妙な風景に感じられる。

          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (3)

          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (2)

          この記事は「西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (1)」の続きです。 第2日(2022/09/24)この日も朝が早い。ホテルで朝食後、浦上駅から長崎駅へ行き、昨日とは逆方向の西九州新幹線に乗る。 前日の祭騒ぎが落ち着き、車内は空いていた。早朝の新幹線だとこんなものなのかもしれない。 降車駅は隣の諫早。たった9分で到着した。在来線特急時代を知っている身としては、まさしく「あっという間」と表現したくなるものだ。 諫早からは島原鉄道に乗車。 海が見える場所も

          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (2)

          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (1)

          想像地図の人は、2022年9月23日から25日の3日間、長崎・熊本・福岡を目的地とする旅行に行っていた。 西九州新幹線の開通という祭想像地図の人は小学生の頃に長崎市内に住んでいたことがある。毎年の原爆の日にTVで「被爆校舎」が放映されることがあるが、小学校3年生の時に関西に引っ越すまでは、あの被爆校舎がある城山小学校に通っていた。 そんな時代から「長崎新幹線」の推進キャンペーン的なイベントを目にする機会があった。今も実家のどこかを探せば、そのときにもらってきた「GOGO長崎

          西九州新幹線が開通するというわけで九州に行ってみた (1)