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夏の旅行に補充券 (3)

これは「夏の旅行に補充券 (2)」の続編です。先に(2)を読んでからお読みください。

第3日(2024/08/12)

台風の影響が心配されたが、目覚めてみれば快晴である。

ホテルから見る新幹線

乗る予定の秋田新幹線も平常運転だということで予定通りに出発することになった。

ところで駅に行く途中で見かけた消火栓が少し気になった。

盛岡駅前で見かけた消火栓

地元で見かける消火栓はだいたいマンホールの中に埋まっていて、このように地上に露出しているタイプは普段は見かけない。どちらかというと海外にあるという印象(更に言えば、reCAPTCHAで「私はロボットではありません」の確認を求められるときに消火栓の画像を選ぶ場面で出てくる印象)があり、「あ、これ日本にもあるんだ」という感想を持った。

こまち号で秋田へ

秋田新幹線の始発となる7:58のこまち95号に乗車し、秋田へ向かう。

まだ連結している

天候は、雲が多いが雨は降っていない。途中、大地沢信号場で行き違いのために停車したが、信号場にも駅名標があった。

大地沢信号所の駅名標

大曲に到着して田沢湖線の完乗を達成。

大曲駅

新幹線唯一のスイッチバックがある大曲で進行方向が変わる。そして9:32に予定通りに秋田に到着した。これによって、秋田新幹線の完乗も達成したので、新幹線の未乗車区間は山形新幹線の山形-新庄のみになった。

千秋公園へ

コインロッカーに荷物を入れて千秋公園へ向かう。

久保田城を見てから秋田駅へ戻り、少し時間があったので土産物店に寄った。

坂町へ

いなほ8号で坂町まで乗車する。
この区間は2018年8月に間中さんと2人で乗車しているので、約6年ぶりの乗車となるが、当時は普通列車で通り抜けたので特急で通るのは初めてである。

象潟

時々雨に遭遇したが、坂町に到着したときは雨が止んでいた。

坂町駅

やはり2年間列車が走っていない米坂線の線路はさび付いてしまっている。米坂線が再開したらもう一度来てみたいが、再び列車が走ることはあるのだろうかと心配になるところである。

代行バスの運行を知らせる張り紙

この日は2024年8月12日。代行バスの運行が始まってちょうど2年だった。
駅前で昼食をとってから再び乗車。次は白新線経由で新潟に向かう。

長岡・直江津を経由して糸魚川へ

豊栄駅の小さすぎる駅名標

新潟駅では、在来線から新幹線へ対面乗換できる改札を通って、上越新幹線へ乗り継ぐ。そして長岡駅で下車した。
次は信越本線の快速に乗るのだが、途中下車して土産物店に寄る。
というのも、4月に新潟に来たときに弥彦で見つけた「にいがた彩巴」の味が忘れられず、もう一度食べたいと思っていたので長岡で探してみることにしたのである。

にいがた彩巴 (左上) 2024年4月29日撮影

しかし、残念ながら長岡では見つけることができなかった。そうしている内に列車の時刻が近づいてきたのでホームへ向かう。

直江津まで乗車して、えちごトキめき鉄道に乗り換えて糸魚川まで向かう。

この区間に乗車するのは2020年7月以来4年ぶり。4年前と同じく駅名替え歌で頻出の能生駅の駅名標を撮影しようと試みたが、長いトンネルの間に挟まれている駅で、トンネルを出た瞬間に車窓に結露が生じてうまく撮影できなかった。
…4年前と同じ理由で上手く撮影できなかった。
18:19、予定通りに糸魚川に到着した。

糸魚川駅

事件発生

ところが事件はここで起きた。
糸魚川のホテルを予約したはずだが、到着してみると予約されていないと言われたのである。どうやら、誤って上越(直江津)のホテルが予約されていると言うではないか。これがこちらのミスなのか向こうのミスなのかは、今となっては分かりようがないので、とりあえず上越のホテルに到着が遅れることを連絡した。調べてみると19:26発の列車に乗れば糸魚川から直江津に戻ることができるようだったので、それに乗ることにした。時刻はもうすぐ19時。体調のことを考えてここで夕食をとっておきたい。店に入ると料理を待っている間に列車の時刻が来てしまう可能性があることを考えて、コンビニで弁当を買って待合室で食べることとなった。

20:09、予定通りに直江津に到着。ホテルまで少し距離があり、弱い雨が降っていたが、駅前にタクシーが1台も止まっていなかったので歩いて行くことに。駅からホテルまで、GoogleMapの道案内に従って進んでいくと、住宅街の路地や獣道、そして河原の土手の上を歩くことになったが、20分くらいでホテルに到着した。

糸魚川に到着して直江津に引き返すこととなったが、翌日の目的地は糸魚川である。早起きに備えて入浴後すぐ、早めに寝た。

夏の旅行に補充券 (4)」に続く。


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