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夏の旅行に補充券 (2)

これは「夏の旅行に補充券 (1)」の続編です。先に(1)を読んでからお読みください。

第2日(2024/08/11)

福島を7:03に出発して仙台に向かう。補充券は18きっぷではないので特急券を買って新幹線に乗っても良かったのだけど、この区間を在来線経由で乗車したことがなかったし、越河峠の車窓を見てみたかったので在来線に乗る前提で旅程を立てていた。

越河峠の車窓

平地を横目に見ながら徐々に高度を上げていくと最後に山が迫ってきて峠を越えて、福島県と宮城県の県境を越える、という越河峠の様子は、トンネルで一気に駆け抜けてしまう新幹線からは見えない車窓である。

仙台大観音へ

8:29、予定通りの時刻に仙台に到着した。この日の目的地の1つは仙台大観音である。仙台地下鉄の中で南北線の仙台から富沢までの間が未乗車だったので、そこに乗車してから、折返して北仙台へ向かう。

北仙台でバスに乗り換える。台風が接近しているとの情報だったが、写真の通りの快晴である。

北仙台駅前

北仙台の駅前にも「踏切と交差点が隣接する箇所」がある。こちらも踏切の鳴動と信号が連動しているようだったが、福島のほうとは違って信号が青でも一旦停止が必要らしい。個人的には福島交通の場合と同じく踏切信号という扱いにして青なら一旦停止不要という運用にしても問題なさそうに思えるが、それができない理由があるのだろうか。

駅前でバスを待っていると、本来の時間よりも10分ほど遅れてバスがやってきた。これに乗って仙台大観音へ向かうのだが、思ったよりも山がちな地形でおったまげた。まるで長崎や那覇の街を彷彿させる。

10分程度遅れて、大観音前に到着した。
以前に仙台に来たときは駅の近くのビルの上から遠目に見ただけだったが、近くに来ると圧倒的な存在感である。

仙台大観音 (正式には「仙台天道白衣大観音」)

内部は最上階の12階に展望台があって、仙台港まで見えるようになっている。

帰りは最上階かららせん階段を降りる。多くの仏像があり、吹き抜けになっている。

この日の昼は仙台在住のフォロワーさんと会うことになっていた。しかしバスの遅れが懸念されたため、予定より1本早いバスで仙台駅へ戻ることにした。予想は当たり、最終的に15分遅れで到着した。

昼食

仙台駅前でフォロワーさんと会って、昼食を食べた。しかし旅程の都合上、あまり長く一緒に居ることができず、ひとしきり話した後すぐに出発する必要があった。

女川へ

13:13に仙台を出発し、仙石東北ラインを経由して女川へ向かった。
女川に到着すると天気が悪くなった。

女川駅

ここでは震災遺構を見学した。これは2011年3月11日の津波で横倒しになった女川交番である。

女川交番

土産を買ったりして2時間ほど滞在して女川を後にした。駅では、台風の接近によって翌日は石巻線が運休になる旨の表示が行われていたが、この日の宿泊地は盛岡である。そのためひとまず予定通りに盛岡に向かうことにした。

盛岡へ

16:33に女川を出発し、小牛田で陸羽東線に乗り換えて、更にその先は古川で東北新幹線に乗り換える。想像地図の人は、食事の時間が狂うと体調を崩してしまう性分である。なのでどうしても19時頃に夕食を食べる必要があった。古川を出発するのは18:44、盛岡に到着するのは19:44なので、その間の新幹線の乗車中に弁当を食べるわけだが、古川での10分の乗り換えの間に大慌てで弁当を買うことになり、非常に慌ただしい乗り換えとなった。

新幹線は進行方向左側の窓側の座席に乗車したが、車窓から花火大会(?)が見えた。台風の接近がニュースになっていたが、花火大会が中止になっていない様子がうかがえた。そして盛岡に到着すると、風は強いが雨は降っていなかった。
翌日は盛岡から秋田新幹線に乗車する予定となっていたが、改札で確認したところ平常運転の見込みと言うことで、安心して眠ることができた。

夏の旅行に補充券 (3)」に続く。


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