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完成が近づいてきた想像地図~描画速度を減速する試み~

※この文章は2023年1月8日時点での状況を表したものになります。

想像地図の人は、架空の土地の地図を描く「想像地図」という創作活動を2003年から現在までずっと続けている。完成予定は2028年である。
現在の進捗率は、97.2%である。

去年の描画を振り返って

去年(2022年)は、1年間で10416枚の地図を描くことができた。これは、2020年の記録の10364枚を超え、1年間に描いた地図の枚数としては過去最高記録となった。
年末には完成率が97%を超えた。2003年から描いてきた地図の総枚数も、75000枚を超えたのである。

2023年以降の描画が目指すべきもの

完成率が97%になった今、残りの3%をどのように取り組むべきか、という問題は、想像地図の人の人生や生活習慣にも関わる重要な問題である。

想像地図の人にとって、地図を描くことは、衣食住に次ぐ第4の生活習慣となっている。それが、想像地図が完成した瞬間にこの「生活習慣」があっさり終了し、翌日から地図を描かない生活が始まるわけである。急激な生活習慣の変化が何らかの異変をもたらすことは必至であろう。燃え尽き症候群的な意味においてもそうであるし、環境が激変することで体調不良をきたすかもしれない。

それゆえ、今後の描画は、完成の日に向けて徐々に速度を下げていく(1日あたりの描く枚数を減らしていく)ということが必要になってくる。

アキレスと亀のパラドックスのように、速度を下げ続ければ永久に地図を完成させないまま創作活動を続けられるのではないか、という意見もあるかとは思うが、現実的にはそれは難しい。地図は手描きで描いており、「1枚」という明瞭な最小単位が存在する。そして何より、「地図としての想像地図」が完成しても、そこが創作活動の最終到達地点ではない。鉄道ダイヤを作ったりする創作もあるし、何より今は更紗語など架空言語という重要な創作がある。

すなわち、想像地図を完成させる方針には変わりはないだろう。問題は、どのように「軟着陸」をすべきか、ということである。

2023年以降の描画目標枚数

想像地図の完成のために描く必要がある枚数は、2023年の元旦の時点で、
「約9000枚」
である。ただし、これは「描き直しの枚数」を含んでいる。描き直しは、新規の描画よりも大変なので、描き直しの1枚は新規描画の2枚に相当するとして計算するルールになっている。すなわち、
「新規描画枚数 + 2×描き直し枚数 = 9000」
ということである。

そして、2028年1月1日に完成させるに当たって、国道番号の設定、チェックや修正、補正作業、地名等の妥当性の見直しなど、そういった作業で2年ほどかけることを予定している。従って、描画作業は2026年1月1日までに完了することが望ましい。

従って、地図を描く作業を行うのは、あと2023・2024・2025年の3年間。
ならば「9000枚」を平等に割り振って各年3000枚描く、ということにしてもよさそうなのだが、やはり軟着陸を意識したい。終了に向かって徐々に1日あたりの描く枚数が減っていくように、ということを考えて、以下のような配分にする。
2023年:5000枚
2024年:2500枚
2025年:1500枚

2023年の5000枚という目標枚数は2022年の10416枚に比べると約半分である。こうすることで、多少は生活習慣の激変の影響を和らげることができるだろう。

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