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「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への旅路 (1)

岩手県の三陸は想像地図の人がずっと昔から行ってみたいと思っていた地域の1つである。中高生の頃から、大学生になったら長い休みに行ってみたいと思う場所だった。
しかし、大学進学が決まった年の春に起きたのが東日本大震災。東北へ旅行に行くなんて言う雰囲気は消え去ってしまい、結局大学時代には東北地方への旅行自体をする機会を逸してしまった。想像地図の人が初めて東北地方に足を踏み入れたのは、間中さんと一緒になってからのことである。
だがそれでも、三陸への旅行というのはなかなか行く機会が無かった。それでようやく、2023年の夏に計画を立てた。北海道旅行と三陸旅行を1つの旅程にまとめるという計画になった。そのとき、三陸から仙台に抜けるに当たって、どの経路を通るかを考えるため、GoogleMapを見ていたとき、面白すぎる地点を発見してしまった。

ツイートしたところ瞬く間にリツイートされ、予想外のバズで、SNSで大きな話題となってしまった。なおのこと、この地を訪問してみたいという意欲が高まった。奇跡的なことに、この記念碑は駅近にある。鉄道での移動が主体の旅行だが、駅近だからわざわざレンタカーを借りる必要はない。

決行

8月、この旅行を決行することになった。しかし、予定外の台風襲来によって、予定を切り上げて帰宅することになり、無念にも三陸への訪問を諦めた。松井元哉石碑への訪問は叶わなかったのである。

再挑戦

しかし11月。再挑戦の機会がやってきた。今回の計画は、
11月23日 新幹線で八戸まで走破し、八戸線・三陸鉄道で宮古へ
11月24日 宮古から三陸鉄道で盛へ、大船渡線・東北本線経由で仙台へ
11月25日 仙台から宇都宮へ、東京でも途中下車して帰宅

第1日(2023/11/23)

新幹線で光の速さで、東京でも途中下車することなく八戸に向かった。八戸駅にはちょうど昼時に到着し、八戸線に乗り換えるが、乗り換え時間は1時間ほどあるのでその間に昼食を食べる。

八戸駅にて

予想していたほどは寒くなく、列車の時間まで余裕があったので駅前を散歩したりしていた。
時間になったら八戸線のホームへ向かった。

2022年に全県制覇を成し遂げた旅行の時は鮫までしか乗ったことがなかったが、今回は終点の久慈まで乗る。

八戸線の車窓

久慈からは三陸鉄道に乗り換えて宮古へ向かう。

久慈駅
堀内駅

放送から10年が経った2023年でも「あまちゃん」を推しているようだ。

八戸線と同様に景色の良い風景がずっと続く…のではなく、トンネルが多いのが八戸線との違いである。公団建設線で線形が良いので思ったよりも速度が出るが、景色の良い場所では徐行してくれたりする。そしてこんな風に後ろ側から写真を撮ることも可能だ。

宮古駅

16:00前に宮古に着いた。荷物をホテルにおいて浄土ヶ浜を見に行こう…としたのだが、既に辺りは暗くなっている。想像地図の人の地元よりも30分以上早く日の入りが来るということをすっかり忘れていた。それでもバスは走っているので、最終便での往復とはなるが、浄土ヶ浜に行ってみた。

やっぱり暗い写真になってしまうので、次に来ることがあれば明るい時間に来たいところだ。

最終バスで宮古市街地に戻り、ホテルに戻った。翌日も朝が早いので早く寝ることにした。
いよいよ翌日は「松井元哉 第113回医師国家試験 不合格発表閲覧之地 石碑」への訪問である。

第2部へ続く。


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