小学生世代のスポーツ指導者
みなさんこんにちはエンピツです。
スポーツ指導に携わらせてもらい10年以上が経過しています。
そんな中で数々の指導者と出会いました。
それぞれに、指導の価値観があります。
どれがよくて、どれがだめだということは一概には決められません。
ましてやエンピツ自身が全て正義ではないので、今から書き残すことはエンピツ自身の偏見によるものだということも前置きとして説明しておきます。
様々な考えを指導者がもっていることは確かです。
僕は小学生~中学生までにハンドボールを教えている立場として、自身の価値観に合わせて、3つの「こんなのありなの!?」という指導者の姿を残します。
道具を大切にしない指導者
これは、あるチームのことです。ハンドボールチームがたくさん集まる交流戦での出来事…。
チームでアップをしている時のこと…
あるチームの子ども達に納得?のいかなかったのか、指導者の人が、ボールを思いっきり蹴り飛ばしました。
ハンドボールをしている方なら知っていると思いますが、ハンドボールでは、足を使ったプレーは反則です。
もちろん蹴り飛ばすなんてもってのほかです。
自身のチームでは、「ボールを蹴らない」と指導しているだけに、この行動は衝撃でした。
ボールを蹴るという行動の先には子ども達の成長があるのでしょうか?
その先にあるものは「成長」ではなく、指導者に対する「恐れ」や「失望」といったマイナスなものにはならないのでしょうか?
もしかしたら、そのチームではそれが当たり前なのかもしれません。(まぁ、でも、それが当たり前であることがおかしいのですが…。)
ただ、子ども達には「蹴らない」と指導しているのにも関わらず蹴っていたら…と思うと、難しいものがあります。
そのスポーツ以外のスポーツを認めない指導者
その指導者の方は、教えているスポーツが全てだと考えているようなところがありました。
ボク自身の価値観は、「小学生のような段階では、色んなスポーツなどを経験するべき」だと思っています。
そんな中、ハンドボールを習いにきたバスケ少年がいました。
そのバスケ少年は、地域でやっているバスケでは物足りなかったのか!?もっと上手になりたかったのか、車で10分~15分ほどいった隣の町にあるチームにも所属していました。
その他にも柔道も習っていました。
身体の疲れはあったと思いますが、上手くどれも楽しくやっていたみたいです。
ところがある日、その子から「柔道を辞めた」と聞きました。
どうやら「このチームでバスケをして試合に出たかったら他のスポーツをしてたら出られないよ。」のようなことをコーチに言われたみたいでした。
そして何日かがたち…
「ハンドボールを辞めます」と連絡がありました。
どうやら「ハンドボールをしていたらバスケットボールに悪い影響がある」とのことでした。。。
今、その子がバスケットボールを頑張っているみたいなので、一安心ですが少しだけ「??」の残る指導者の方の考えでした。
まとめ
ボク自身が指導者としてすごいとか、正しいとかを言いたいわけではありません。
それぞれの価値観があって当然です。
ボールを蹴ろうが、自分が教えているスポーツが全てだと思おうがどちらでもいいんです。
でも、全ての指導者は
「子ども達の未来のために」
指導をしてほしいと思います。
そしてボク自身もそのために指導していることを忘れないようにしなければなりません。
「ボールを蹴り飛ばす指導者」の元で育ったら…
「他のスポーツを否定する指導者」の元で育ったら…
これからスポーツを始めようとしている人も、
今、スポーツを習っている人も、
そして指導者のみなさんも、
このnoteをきっかけに何か考えることがあれば嬉しいです。
子ども達の未来のために…指導者が頑張るのは…
これからやぞ!
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