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間違った仲間意識がチームを弱くする


みなさんこんにちはエンピツです。

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今回はチームスポーツを指導している立場から
「仲間意識」についての考えを残しました。


エンピツプロフィール

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私は今までに10年以上のスポーツの指導に携わってきました。
小学生~高校生までの生徒にスポーツ指導をした経験の他、キャンプリーダーやボランティアを通して様々なシーンでの子ども達への関わりを活かして、自チームを設立。


その結果…
自チームを県大会優勝や全国大会へと導くことができました。

そして現在、会社員として働きながら、小学生から中学生までのチーム指導、社会人チーム2つの代表として奮闘中


そして今回、今までの経験をベースに、指導者として意識することを作りました。

エンピツの指導者としての歩みはこちらに残しています。

エンピツのことを知ってもらえるかと思います。

エンピツエッセイ第一章

エンピツエッセイ第二章

エンピツエッセイ特別版【適応障害】

エンピツエッセイ第三章



この記事を読んでほしい方

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ハンドボールを始めとするスポーツ指導者や、学校教育に携わる人など、子ども達を指導する立場にいる方にこそ読んでほしいです。

そして

自分自身の指導を見直すきっかけにしてほしいです。


仲間の意味

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まず最初に仲間の意味について考えましょう。


仲間とは一緒に物事をする間柄。また、その人

という意味があるようです。

つまり、

共通の目的に向かって進む間柄だと言えばわかりやすいかと思います。

まさしくチームメイトや学校でのクラス、または会社の同僚がそうだと言えますよね。

そんな「仲間」の「意識」…共通の目的に向かって進む間柄を意識することがチームを弱くする?とはどういうことなのでしょう?



間違った仲間意識がチームを弱くする

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仲間意識を間違えるとチームを弱くするとは
どういうことなのでしょうか。

例えば…

「全力で頑張っているけどできない」を助けることと
「怠けているからできない」を助けること

この2つは大きな違いがあります。

どちらが正しい仲間意識なんでしょう。

答えは見えていますよね。

仲間意識の中にある「助け合うこと」とは
傷のなめ合いじゃない。
そうではなくて、高め合うことが助け合うことです。


プレー中に失敗した時に
「ドンマイドンマイ」と声をかけることは間違いではないけど
そのプレーが全力でのプレーではない時には
「おい!ちゃんとしろよ!」というのが仲間意識ではないでしょうか。


傷のなめ合いや慰め合いの仲間意識を持つと人は成長しない。

逆に傷のなめ合いや慰め合いだけのチームは
「失敗しても大丈夫」という意識は育ちますが、
チームとしては強くなりません。

正直に言うと「よしよし」だけで育つチームはありません。

本当に強くなるチームというのは
「全力で失敗するのは大丈夫。フォローするから。」
という、本気の助け合いができるチームです。

本気ではない時には
「ちゃんと本気でやれよ!」ということができる、
それが本当の仲間意識です。


【事例】エンピツのチーム

エンピツのチームはタイム走をよくします。

「5分以内で学校の周りを走る」というものです。

全力を出しても5分13秒くらいになっている仲間もいます。

そんな仲間にどんな声かけをするのか…チームメイトからは

「もうちょっとや!次頑張ろう!」

「今度はいけるから!大丈夫!」

という声がかかります。

だれも「頑張ったからいいじゃん。」とは言いません。


パスキャッチの時に、簡単なボールを何度も落としてしまう仲間には

「何回も落とすなよ!ちゃんとキャッチしろよ!」

と声がかかります。

ギスギスしているように思いますか?


いいえ、これはギスギスしているのでも、

揚げ足を取っているのでもないのです。


【事例2】エンピツのチーム

最近は試合形式の後や、練習試合の後は

子ども達はケンカをします。


いや、ケンカというと語弊がありますよね。


「あのプレーはいいけど、あそこのミスはしたらダメだよ!」

「あそこはパスしてよ!パスのほうがよかった!」

「ボール落としすぎだよ!」

色んな言葉が飛び交います。

周りから見ていると口喧嘩をしているようです。

ですが、これはこの子たちなりの反省会。


自分達のことをわかり合っているからできることだし

もっと強くなりたいという思いがあって

していることです。


だけど、仲間意識は本当に強く

日々強くなっているなぁと思っていました。

これが仲間意識です。



まとめ(本当の仲間意識)

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本当の仲間意識とは


全力でぶつかり、それでも無理な仲間を助けることであり、
全力でなかったり、怠けたプレーに対しては
「厳しくいうこと」も必要
だということ。


傷のなめ合いや慰め合いは「優しさ」が育つのかもしれないが
正しい仲間意識を持つことで
「本当の優しさ」を得ることができるはずです。

あなたが指導者であるのならば
「本当の仲間意識」を持ったチームを、グループを、学級を作ることができるよう
あなた自身が意識を変えていけるといいですね。


チームを作るのは


これからやぞ!!

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