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チロルチョコと発想力

今回は、「発想力」についてです。

また、この記事のきっかけとなった「チロルチョコ」の本が目に留まったのは直感でしたが、「発想力」について考えるには良い本でした。

仕事でも家でも困ることがあったとき、良い案はないかと頭を悩ませることがありますよね。
そんなときに出来るだけ良い案をすぐ思いつくための技術があるので、紹介したいと思います💡


【結論】
アイディア発想は、天任せではなく、ちゃんと訓練できます。

案が出ないときは全く出ないので時間だけ過ぎてしまいますよね。そういったことを少しでも減らすことが目的です。

チロルチョコの話

チロルチョコの本は、読んでて面白かったですし勉強になりました。
食品メーカーの仕事に一通り触れていました。

〈食品メーカーの「ものづくり」流れ〉
調査→企画→試作→デザイン→レビュー→発売

苦労もあると思いますが、比較的ポップに描かれており、漫画タイプなので誰にでも読みやすいと思いました。


〈個人的注目ポイント〉
1番参考になったと感じたのは、チロルチョコの歴史の部分でした。

昔のチロルチョコは10円で3山の形をでしたが、時代とともに値上がりしていきました。

途中で10円に立ち返るため3山→1山にすることで10円を達成。現在の形に至るわけです。

私は歴史そのものが好きなので、チロルチョコの歴史も知れて面白かったのですが、
コスト⇄サービス(商品)の兼ね合いって本当に難しく「なるほど、そうしたのか」と思いました。

安くするためにサービスを減らすって簡単に思うかもしれませんが、按配が意外と難しいです。
この「10円」もちょうどいい値段でポイントだなぁと思います。着目点、アイディアが凄く良いと感じました。

※今はコンビニとかで一回り大きな20〜30円くらいのを見かけますね。

発想法「TRIZ」

アイディアってひらめき、経験、知識など色々なことが関係していると思います。
ただ、訓練すれば思考の幅が広がります。

今回、チロルチョコの話とは少し異なりますが、発想法としてTRIZというものがあります。ロシアで生まれた方法です。

昔、恩師からTRIZの言葉だけ教えてもらったので勉強したことがあります。

40個の発想方法があるのですが、3つに分類分けをしています。


第1グループ「空間を分けて考える」
→要は、形を変えることです。


ストローですが曲がるところがジャバラになっていますよね。



第2グループ「時間を分けて考える」
→要は、この後どうなる?
を先取りするため仕掛けることです。


ウィダーインゼリーって飲み終わると、容器を収縮して小さくできますよね。



第3グループ「条件を分けて考える」
→要は、全体でなくパーツや、特性に着目することです。また常識にとらわれない発想をしていきます。


トイレのブルーレットはフタが下向きですが、一瞬では流れ落ちません。構造に工夫があるのですが、一般的にフタは上向きが常識です。

特性についてわかりやすくいえば、丈夫な家にしたい場合、ワラの家よりレンガの家にするということです。



TRIZは少し内容が理系チックですが、さまざまなことに応用できると思うのでアイディア発想にはおすすめです。


最後に
しばらく食べてなかったですが、たまにはチロルチョコ食べたいなって思いました。

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