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家入一真さん『こんな僕でも社長になれた』

こんにちはKootsです。

今日は本のレビューです。

『こんな僕でも社長になれた』家入一真さん

エンジェル投資家、連続起業家の家入一真さんの『こんな僕でも社長になれた』を読みました。

家入さんの来歴を知らず、今の活躍だけを見て勝手に超エリート出身だと思っていました。

でも家入さんは貧しい家庭に育ち、中学でいじめに会い、その後コミュ障になり、引きこもりになり、芸大受験も失敗し、父の借金、両親の離婚を経験、、、という凄まじい苦労人のようです。

でもそんな家入さんが起業して社長になり、会社をどんどん成長させてGMOと資本提携して・・・と大成功されます。

逃げることは悪いことじゃない

家入さんの生い立ち、興味深いエピソードが沢山盛り込まれていて、夢中で読んでしまいました。

そして、本の最後のメッセージにとても共感しました。

『逃げることは悪いことじゃない』
『僕の人生、逃げっぱなしだった』
『どんな困難にも真っ向から立ち向かうことがよしとされる世の中で、とにかくひたすら、逃げ続けることに全力を注いできた。』
『 どんな道にも必ず行き止まりはある。自分が、道の行き止まりに立っていることに気づかずに、前に進めないともがき続けるくらいなら、来た道をちょっとだけ戻って、やり直してみればいい。』
『身動きが取れないことに絶望的になって、自ら命を絶ってしまうくらいなら、誰も追ってこないところまで、全力で逃げればいい。』
『世の中は広い。地球は、途方もなく大きい。どんな人にだって、どこかにきっと、何も恐れることなく、ハッピーに暮らせる場所があるはずだ。』
『前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、きっといつか、そんな場所にたどり着く。逃げることは、決して悪いことじゃない。』

逃げたら負け、は嘘

ここ最近で社会の価値観が変わり「嫌な環境からは逃げろ!」と言われるようになってきました。

でも、これまでは「逃げるな!耐えろ!」というという社会でした。

私自身も、徐々に会社のビジョンに共感できなくなってきているのに「辞めることは逃げることだ」とか「辞める時は最後大きな成果を出してから『逃げ』るんじゃなくて華々しく『卒業』しよう」なんて思っていました。

でも、ビジョンに共感できない会社、生き生きと働けない会社で華々しい成果なんか出せませんでした。

結局は適応障害になって退職しました。

何年間も悩んだが、あの時自分は逃げて良かったんだと今なら思います。

「逃げ」じゃなくて「方向転換」

逃げる、という言葉よりも「方向転換する」のほうが適切だと思います。

もし会社勤めの方で、生き生きと働けていない、めっちゃ辞めたいけど迷っている、絶望している、という人はその職場はあなたに合ってないんだと思います。

あなたが無能で弱いんじゃないんです。

あなたの才能は別の場所の方が輝きます。

その場所を見つけるまで、常に方向転換をすれば良いと思います。


生きていて、会社で働いていて息苦しさを感じている人、私にはあなたの気持ちがわかります。

そんな人にはとても励まされる本ですので、是非手にとって読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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