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0085日常生活

約3ヶ月の入院生活後、日常生活へと戻りました。
食事は自分で作り、薬は自分で管理し、それ以外の家事もこなさなければならない生活は、入院生活に慣れてしまったため、普通の生活に慣れるまで苦労しました。
これから職場に復帰する道のりは長く、先は見えていない状態です。

退院してから1番悩んだことは、判断能力が鈍くなったことです。
死別という大きなショックを受けたことで、大小関係なく2つに1つを選択するときに、どっちを選んだら良いのか分からなくなります。
これは、死別経験者によくある後遺症だそうです。
服用中の薬の影響もあって、更に判断能力に追い打ちをかけるようでした。

その後、日常生活は送れるようになったものの、薬を減らすことができず、こちらができるまでには更に時間が掛かりました。

薬が減らせないことには、日常生活に影響が出ます。
急な眠気だったり、倦怠感だったり、感情の抑制にも支障が出るため、職場に完全に復帰するまで更に3ヶ月ほどかかりました。
はじめは半日から、徐々に通常に戻るような形でしたが、努力を重ねて完全に復帰することができました。

人生の岐路に立たされたあのとき、ここまでの状態に戻れることは想定していませんでした。
しかし、努力の甲斐あって、ここまで戻れたこと、病院の院長、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、彼女の父、母、妹、友人、所長、同僚、そして彼女、みんなに感謝です。
心から、ありがとう。


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