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25-2 梅すだれ 雑賀

店には数人食べている客がいた。ハモは慣れた動きで座敷へ上がると、
「めしやめしや!この子たちにも腹いっぱい食わせたってくれ」
と叫んだ。その声に呼ばれておひでと呼ばれる女が茶を持って来た。そして「見かけへん顔やなあ」とタカベ親子を眺めまわした。

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