見出し画像

「エッセネ派」のアガペーの瞑想

神は、そのひとり子をお与えになったほどに、この世を愛された…

ヨハネ福音書3:16


 以前、プロトタイプの段階のようなものですが「グルヨーガの瞑想」というのを紹介しました。

関連note:グルヨーガの瞑想(本尊ヨーガ、発菩提心の瞑想) 【密教ヨガ的瞑想】


今回はその工夫の一つです。
西洋スピリチュアル系に関心のある人が興味を持ちそうな要素を付け加えました。


エッセネ派の瞑想? ―― その思想

 このnoteのタイトルに「エッセネ派」とあります。

 ここで言う「エッセネ派」とは、学術的な研究をもとにしたエッセネ派のイメージではありません。
あくまで私の妄想の内にあるエッセネ派のことです。


 「イエスの神話」を形成したグループがあったのではないかという妄想を述べたことがあります。
そういったグループがあったのなら、それはエッセネ派だったのかもしれません。
聖書のイエスの言動を考えると、その思想は神の無償の愛、アガペーを重視するものだったのかもしれません。

このように私は勝手に妄想してます。
今回はこの妄想を、瞑想に取り入れたやり方の紹介です。

関連note:イエスの「エッセネ派」  エッセネ派における「智慧と愛(慈悲)」


 西洋キリスト教圏のスピリチュアルは、「シルバー・バーチ」や「エドガー・ケイシー」「ホワイト・イーグル」であれ、臨死体験やニューソートに関係するものであれ、「一なる神が存在する」「その神は普遍的な愛である」「ワンネス」という思想・信仰が目立つ印象があります。

そういった西洋スピリチュアルの思想もこの瞑想に取り入れました。

なので西洋スピの信仰を持った人向きの瞑想かもしれません。

シク教(グル・ナーナク)の信仰のようなものを持つ人にも向いてるでしょう。


注意点など

 注意点、やり方などは以前のグルヨーガの瞑想と基本的には同じものです。

 ここで今一度述べて起きたいのは、この瞑想する人noteの方針としては、多少なりとも密教的要素のある瞑想やヨガの方法を行う場合には、霊性を求めるという目的意識・態度をしっかりと持つべきであり、日常の生活においても適用・実践すべきということです。


 あと神秘体験には執着しないということです。「光を見る」といったものであれ、体外離脱みたいなのであれ、原則としては執着しない方がいいです。

霊性、智慧・慈悲(愛)に役立つもの以外はスルーすべきです。

 体外離脱したからって、それが人生に何か意味がありますか?
そんなことに興味を持つくらいなら、ITリテラシーを高めるなど、現実的なことに時間を使った方がいいです。
 AIとかChatGPTとか、文明の技術は凄いことになってますよ。

 紹介している「グルヨーガの瞑想」は取るに足らないものですが、「神秘体験体質」みたいな敏感な人の場合には、この程度のささいな瞑想でも変な体験をすることがあるので念のため。

関連note:密教(タントラ)の目的。瞑想、ヨガ、クンダリーニ、神秘体験、超人思想、、、?


もししっかりした目的意識・態度を堅持できないなら、密教的なものには手を出さない方がいいのではと思われます。

密教の密教(秘密の教え・実践)たるゆえんです。

このことについては、まだまだ私の思索が足りないのですが、とりあえずはラムリムにおいて道筋を整えるべきであるとは考えています。



関連note:『魔境』の話① 瞑想・ヨガ・生命エネルギーの実践における魔境


やり方 ―― 付け加える要素

 これもプロトタイプなので、各自の好みで工夫のしがいがあります。
基本的なやり方は「グルヨーガの瞑想」と同じものです。

神の無償の愛(アガペー)」といった要素を付け加えるだけです。




【基本設定】

アガペーがあるとして、その神の愛が無条件に自分に注がれているとする。

そのアガペーにおいてエゴを放棄する、もしくは、自らを捧げるという意志を持つ。

アガペーにおいて自己を捧げることによって、神の無償の愛が自らを通して顕現するように願う。→「隣人愛」、慈悲、愛他・利他



・頭頂のチャクラにアガペーあるとする。
白い光などをアガペーをあらわすものとして観相するなど、個々人の好みで工夫しても良い。

たとえばイエス・キリストに興味があるのなら、「グルヨーガの瞑想」のように、頭頂に光輝くイエスを観相するなどしても良い。


・頭頂のアガペーから神の無償の愛と歓喜のアムリタ(甘露)が発生して、「中央気道」を各チャクラを潤しながら下降していき、基底の第一チャクラにまで達する。


・第一チャクラを意識する。

上の【基本設定】の「アガペーにおいてエゴを放棄する、もしくは、自らを捧げる」という意志を確かに持つ。

第一チャクラから生命エネルギーが、アガペーのある頭頂のチャクラまで中央気道を上昇すると観相する。
生命エネルギーはアガペーと融合すると観相する。


・第二チャクラを意識する。
同様に、「アガペーにおいてエゴを放棄する、もしくは、自らを捧げる」という意志を確かに持ち、第二チャクラから生命エネルギーが上昇し、頭頂のアガペーに融合すると観相する。


・第三チャクラ以降も同じ。


・各チャクラから頭頂チャクラのアガペーまで生命エネルギーの上昇を観相したら、再び、頭頂チャクラのアガペーから神の無償の愛と歓喜のアムリタ(甘露)が発生し、第一チャクラまで下降すると観相する。

・以上を繰り返す。


あとは「グルヨーガの瞑想」と同じ。