「新しいチャレンジを先導する」異業種の学びを家業へ(社員インタビューVol.17)
こんにちは、金剛鋲螺株式会社の広報チームです。noteをご覧いただき、ありがとうございます。
今回の社員インタビューは、常務取締役の辻󠄀本さん。ものづくりとは無縁のキャリアを歩んでいたなか、後継者の1人として令和元年に中途入社しました。
このnote開設をはじめ、新しい取り組みを続ける辻󠄀本さんに、入社のきっかけや前職の経験が活きていること、今後の目標を伺いました。
-まず、金剛鋲螺へ入社したきっかけと現在の業務内容を教えてください。
父が金剛鋲螺の社長に就任したのは2016年でした。ちょうど60歳を迎える年齢だったため、就任と同時に後継者のことも考えなければならなかったのです。
当時の私は家業を継ごうとは思っておらず、銀行やIT企業で働く道を選んでいました。父から事業承継を切り出されたときは、2~3年ほど悩んだものです。しかし、最終的には「今の自分があるのは金剛鋲螺のおかげだ」と思うに至り、新たな一歩を踏み出すことにしました。
入社後は半年間だけ検査室勤務でした。その後は特定の部署には所属せず、社内プロジェクトの推進や採用・制度の見直しなど、経営企画に近い仕事をしています。
自分なりに成果を上げたと感じたのは、奈良工場の建設プロジェクトです。土地探しや施工会社との交渉、社内調整まで、その一通りを担当しました。
-異業種からの転職で、苦労も多かったのではないでしょうか。
これまで私が扱ってきたのは、金融やITといった無形商材。「ものづくり」に携わるのは初めての経験で、あまりにも覚えることが多くて唖然としました。最初は知識が追いつかず、どう学びを深めれば良いのかと模索しながらのスタートでした。
私は役員として入社したため、製造や営業など現場の最前線に立つ機会はありません。立場上仕方がないとは思いましたが、一方でどう知識を習得すればよいのだろうかと悩みました。金剛鋲螺に入社する前は実務をこなしながら知識を身につけてきた私にとって、役職が壁になったのです。
思案の末、たどりついたのが基本に戻ることでした。いろいろな会議に参加して分からなかった内容を後で調べたり、営業の方に同行させてもらったりして、耳なじみのない業界用語に慣れるよう心がけました。ほかにも、管理職の方にお願いして、研修してもらったこともあります。
少しずつ理解が深まっていくと、製造業の奥深さが想像以上で驚きました。とはいえ、まだまだ知識不足を感じています。今後も地道な努力を続けていかなければなりません。
-前職の経験が活きていると感じるのは、どのような点ですか。
強いて挙げるなら、新しいチャレンジにも躊躇しないで臨めるところでしょうか。前職のIT企業は、若手の挑戦を推奨してくれる会社でした。おかげで拠点の立ち上げや新サービスの開発など、さまざまな業務に携わり、経験を積むことができたと思っています。
前例がなく、難しいと感じる事案でも、目的達成のためにはできるまでやり続けなければなりません。失敗もたくさんあります。しかし、失敗は貴重な情報であって、成功の必要条件です。
自分の中にある「たとえ成果が出なくても、軌道修正して再度挑戦すれば良い」という考えは、こうした経験からの学びです。
先ほど話した奈良工場の立ち上げに関しては、このチャレンジ精神が大いに活かせたのではないかと考えています。
ゆくゆくは新しい工場が必要だとわかっていながら、会社として初動がやや遅れているなと感じていました。「自分が主導して土地を探したい」と名乗り出たのが入社の翌年。そこから地道な候補地探しが始まり、たくさんの紆余曲折がありました。
しかし、過去の経験を踏まえ、あせらず可能性を探し続けたことで、最終的には良縁に恵まれ、創業者の出身地(奈良県五條市)での建設が決まったのです。無事完成を迎えたときは、新たな責任感も芽生えました。
-最後に、金剛鋲螺の魅力と2023年に向けた目標をお聞かせください。
部署や役割が違っても、突発的なトラブルが起きたときに組織全体で助け合って、解決しようとする意識が強いところが、大きな魅力だと思います。お客様に影響が出ないよう、管理職を中心に素早く体制を切り替えられるのが、会社としての強みではないでしょうか。
そして、2023年も企業理念の実現に向けて、組織の課題を一つひとつ解決していきたいと考えています。なかでも「新しいチャレンジを先導する」「働く環境をより良くする」「金剛鋲螺の認知度を高める」の3つが私の果たすべき役割。責任をもって取り組んでいくつもりです。社員のみなさまにも協力を仰ぎながら、着実に前進できればと思います。
-ありがとうございました!
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