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#相続問題 でお悩みの方向けの記事

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相続問題についてご質問をいただくことをまとめました!相続でお悩み方はご参照下さい!
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#遺産相続

「トラブルも起きていないのに相続のことを弁護士に相談する理由はなに??」

「トラブルも起きていないのに相続のことを弁護士に相談する理由はなに??」


はじめに最近は相続に関する話題が多く、インターネットを通じて相続対策の情報をたくさん集めることができます。また相続対策や相続に関連する本も出版されています。

これらを活用することで、自分でも相続対策ができると考えられる方も多くいらっしゃいます。
またトラブルになっていないのに弁護士に相談する必要もないのではないか、と考える方も多いのではないでしょうか?

では相続のことを弁護士に相談する理由は

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「相続の時の使途不明金問題ってなに?③」

「相続の時の使途不明金問題ってなに?③」


はじめに相続の時に使途不明金問題が起きてしまった場合、遺産分割協議にも影響をすることをお話ししました。

では、実際にそのような問題が起きないように、または起きてしまった場合にはどのように対処すればよいのでしょうか?
今回は使途不明金問題が起きないように、また起きてしまってもトラブルが最小限になるような対策についてお話します。

生前からできることまず、家族とは言え通帳を管理する以上、管理につい

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「相続の時の使途不明金問題ってなに?②」

「相続の時の使途不明金問題ってなに?②」


はじめに前回に引き続き、相続の時の使途不明金問題についてお話しします。 

被相続人が亡くなったあと、生前の預貯金の使途について、相続人間でトラブルが起きてしまったケースを想定します。

遺産分割協議に入ることができない??この場合、BさんとCさんとの間で生前の預貯金の使途について争いが生じてしまうと、遺産分割協議に入ることができない場合があります。

遺産分割協議においては、対象となる遺産の特

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「相続の時の使途不明金問題ってなに?①」

「相続の時の使途不明金問題ってなに?①」


はじめに
相続のご相談をいただく際に、「使途不明金問題」についてもご相談をいただくことが増えています。
今回から相続時の使途不明金問題について取り上げていきます。

「使途不明金問題」って何??まず、相続時の使途不明金については、法律上の用語ではないので、明確な定義はありません。
一般的には、「被相続人の預貯金について、生前に行われた、理由が分からない引き出し・送金」を指すことが多いかと思われま

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「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?③」

「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?③」

はじめに
自筆証書遺言、公正証書遺言とお話をしてきましたが、今回はどの方法で遺言を作成すればよいのか、についてお話しします。

相続トラブルの発生の可能性はあるのか結論から言えば、遺言を作成する時点で相続トラブルが発生する可能性が高そうであれば、公正証書遺言を作成することをお勧めします。

相続トラブルが発生する可能性が高いケースはいろいろありますが、次のような場合は一般的にトラブルが起きる可能性

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「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?②」

「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?②」

はじめに前回は自筆証書遺言についてお話しをしたので、今回は公正証書遺言についてお話しします。
公正証書遺言のメリット、当事務所が公正証書遺言の作成をお勧めする理由についてもお伝えします。

公正証書遺言のメリット・デメリット

公正証書遺言は、簡単に言ってしまえば、公証人と証人2名の目の前で遺言の内容を伝え、公証人がそれを文書にしたものを遺言者・証人に読み聞かせ(または閲覧させ)、内容に間違いがな

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「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?①」

「遺言はどの方法で作成しておけばよいの?①」

はじめに相続問題の対策の上では、遺言作成は非常に有効な手段です。
では、この遺言ですが、どのように作成すればよいのでしょうか??
今回はこの遺言についてお話します。

まず、遺言は要式行為とされており、法律に定められた形式に則って作成する必要があります。
そのため録音や録画データ、パソコンのワープロソフトで作って打ち出したものなどは、遺言としては認められません(2023年12月現在)。

ここで一

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「相続問題が起きやすいのはどんなケース?③」

「相続問題が起きやすいのはどんなケース?③」

子どもがいない夫婦は相続問題が起きやすい??
今回は相続問題が起きやすい「子どもがいない夫婦」の相続についてご紹介します。

相続人が配偶者と兄弟姉妹の場合この場合、B、C、Dさんがどこに住んでいるか分からず、その住所から調査する必要がある場合も多くあります。

またBCDさんも高齢という場合も多く、もし認知症などで判断能力が失われているということになれば、遺産分割の話し合い自体ができないというケ

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