コムソー2.0

ゲームクリエイターの端くれ。 某社に合流しました。次の新作を世に出すまで死ねぬ。 Pr…

コムソー2.0

ゲームクリエイターの端くれ。 某社に合流しました。次の新作を世に出すまで死ねぬ。 Product Manager/Producer/Director/Planner/Original author

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よもやま話:ロシア料理とブランディング

某料理研究家の方がロシア料理にヒントを得た料理をこの時期に出したことに対して「不謹慎だ!」といった声が出ているそう。 今回はそれ自体に賛否というわけではなく、あくまで「プロデューサー」をやっていた人間が「ブランディング」という観点から見た場合のお話。 まず事後応対を見ていると、けっこう相手を寄せ付けない強い言動で対応していることが見てとれます。 中身を見て着目したのは、 ロシア料理店の看板が割られたりビーフストロガノフやピロシキが日本から消えたりそんな世の中になってほし

    • 賢者や忠臣はナゼ生きづらいのか。

      韓非の料理人に例えた話を考えれば、 まず相手が賢君であれば正論を。愚君であればゴマすりをして信頼を得た後に正論をってことになるけど、現実は愚君に佞臣がゴマすりして賢者を排斥するパターンばかりが目につくのが悲しいところ。 これは、愚君相手だと信頼得た後に正論言っても粛清されるから、結局のところゴマすりイエスマンを続けるしかなくなって自身も害悪化してしまうということなんじゃなかろうかと。成り上がった立場や金、その全てを捨てる覚悟をもって戦うほど気概のある人は、そうそういないから

      • 【考察】はがねオーケストラ史・その3「マーシャについて」

        前回までの関連記事 【考察】はがねオーケストラ史・その2「貴族について」 【考察】第1弾PVから見るはがねオーケストラ史・その1 というわけで、 今回はTwitterのアンケートで次の記事として一番推されていた「マーシャについて」を記事にします。 ■マーシャの基本設定マーシャのフルネームは「マーシャ=ココツェフ(Masha Kokovtsov)」で、ゲーム時点での年齢は20歳。 ただし、身体的な年齢は14歳時点から変化していない。 身長は156.5cm、体重は46.7㎏

        • 【考察】はがねオーケストラ史・その2「貴族について」

          前回が「その1」って書いてあるけど、PVから紐解ける情報はあれで全てでしょ!って自分でツッコミを入れました。 前回記事 【考察】第1弾PVから見るはがねオーケストラ史・その1 でもよく考えたら、あの中にあった情報の追記みたいになっていくので特におかしなことじゃない・・・?とりあえず分からなくならないようにその2にしておきます。PVはもう関係なくなっちゃってるけども。 貴族とははがねオーケストラにおける「貴族」とは本来血統に由来したものではなく、単純に「人類らしい文化」を

        よもやま話:ロシア料理とブランディング

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        • はがオケこぼれ話
          1本

        記事

          【考察】第1弾PVから見るはがねオーケストラ史・その1

          3年前に稼働していた「はがねオーケストラ」の第1弾PVは、 ゲーム内容ではなく、何の説明もない1本の動画のみ。 この中に、はがねオーケストラの舞台となる時代が始まるまでの歴史が時系列的に含まれていたりする。 お前が言うなら考察も何も答えじゃネーカ!とかいうツッコミはなしで (・∀・;) タノム PV第1弾動画 The world has lost a ’Watcher’ 1)冒頭~0:12 近代的な風景。交差点を行きかう人々。 雑踏に紛れ、鳥の鳴き声も忙しなく聞こえてい

          【考察】第1弾PVから見るはがねオーケストラ史・その1

          福官はどうやって生まれた?

          参考画像は結構あちこちで拾ってきたものを使わせてもらっています。 使いたくなるヘルプはがねオーケストラのサポートシステム「福官(誤字ではない)」は、私がゲームを作る際に必ずプライオリティを上げる要素「使いたくなるヘルプ」を軸にして設計されたものです。 この設計思想はアークサインの頃にも使われていて、インタビューでもそのように答えてます。 該当記事: そこのお主!この記事を読むと幸せになれるらしいぞ…運営がなんだか勝手にインタビューを受けたようじゃが…。「アークサイン」話

          福官はどうやって生まれた?

          久々に

          近況というか心境について、久々にこちらでまとめておこうかなと思いまして、簡単に言えば「お風呂上りの熱を冷ます間、手持無沙汰なので少し記載しておこうかなといった程度の軽いノリで書き始めた次第です。 次回作を待ってくれてる人たち向けの「何で怒ってたの?」「いま何やってるの?」に対するアンサー記事です。 当たり前ですが、企業名などは一切ここでは言いません。(身内は書いてますが) あくまで「こういう状況にあった」という報告だと思ってください。 北米案件について近況で最も大きかった

          コンサルタントの需要

          前提として「全てがこう」というわけではなく、長い業界経験の中でそれなりにアチコチの役員経験もして、自身もコンサル業を経験したことがある上での体験談になります。そのつもりで読んでいただければと。 いわゆる「コンサル」需要というのは、斜陽になりはじめの企業や業界で高まる傾向がある。 第1に「まだお金がある」こと。 第2に「失敗が続いていて、どうにかしたいこと」が挙げられる。 しかし、 外からコンサルを雇うという決断をする場合、その企業は大抵「自社の社員を信用していない」とい

          コンサルタントの需要

          2021年のアニメ、どう?

          まずは前期のアニメ。 ちなみに「悪かったと思う作品」については一切話しません。個人の見解だしね。褒める方だけ。 大々的に売り出してるものはさておき、最後まで見た上で興味が続いていたのは3つ。 ・進撃の巨人 ・びそくぜんしんっ ・裏世界ピクニック 他は初動で「お?」と思っても、途中から何だか色あせるというとなんだけど、関心が薄れていくのを感じてしまったので割愛。 進撃の巨人 単純に天才だなぁと思う。原作だけでなく、監督や演出や音響の方も。 シナリオの粗を探したりっていう

          2021年のアニメ、どう?

          記事情報(ファン向け)

          有料記事内に非公開記事リンクを追加した際は、 こちらでもお知らせします。 非公開なだけに「まあ、非公開だし」くらいの気持ちで見ていただけると。 トウカちゃんの記事くらいの信憑性で見てね(失礼 3.例のウマ記事のオマケ(Cパート)(2021/03/30)←NEW 2.雑談配信みたいな何か。(2021/03/25) 1.プレゼン資料は騙す為に演出される(2021/03/22)

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          ウマ娘熱狂にみるギルガメッシュ分析

          何でこんなタイトルで記事を書いたかと言えば、 前々からある日本市場の独特さというか、CS文化に引っ張られすぎた危うさが、顕著に表れてしまっている事例がこのタイトルで頻出しているから。 というかですね、同じ業界の人間ですら「ウマが原神に勝って世界一だ!」と熱狂してる様をみて「やべぇ・・・」となったからです。 敵は正しく恐れようそもそもで、この話題が業界人から出た発端は以下の記事が発端でした。 【売上情報】ウマ娘リリース後1ヶ月の売上は約143億円!原神を抜き中国以外で売上世

          ウマ娘熱狂にみるギルガメッシュ分析

          退職届を出しました!

          さきほど、退職届を郵送してきました。 元々、コロナをキッカケに意見をするスタッフは次々と休職に追い込まれていたので特段驚くことではないです。 ここ半年ほどは、この会社から貰う休業手当(だいたい手取りの4割くらいになる)では食べていけないので業務委託(企画とかディレクションとか)を受けて生活してましたし、思い入れや愛情も無いです。 最後の最後に保身の為に思い切り裏切られたしね。 というわけで半フリーから完全フリーになったわけですが、タイミング悪く今は仕事が全部「受けられる

          退職届を出しました!

          【はがオケこぼれ話】いざ、大森林

          この先はもう展開できないし、他が代わりに作っても間違いなく私の構想は続きが作れない(作れるスタッフは全員去ってる)ので、せめて提供できなかった部分で既に固まっていた内容を時間がある時に少しずつ公開していこうと思います。指揮官さん!ファンサですよ、ファンサ! 第2章で展開される予定だった地域、大森林。 この土地には特定の勢力や集落が存在しておらず、盗賊が集まった徒党が 拠点を構える無法地帯となっている。(最初に訪れる南側) 隣国の火陀やハンチョウとは経済交流があり、大森林

          【はがオケこぼれ話】いざ、大森林

          版権交渉に関するご報告

          版権交渉をしていたはがオケ(はがねオーケストラ)について、 恐らくもう「無理だろう」と見切りをつけるべき段階だと判断した為、 期待して待ってくれていたファンの方々に向けて経過説明を。 ※本記事はフィルター代わりに有料設定となっており、返金申請は  許可されていません。ご了承いただける方のみご購読ください。 2021/05/16 非公開記事のリンクを追記しました。

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          版権交渉に関するご報告

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          Twitterは冗談抜きで前職まわりとかから監視されてまして(内部リーク受けた)、なかなか言いたいことも言えない状況だったりします。 それに、キワドイことだったりキツいことはTwitterで話すと不快感を覚える人も出てくるので、だったらワザワザ見に来てくれる人にだけ提供しようと考えたのがキッカケです。 こっちではアレもコレも法的に大丈夫な範囲で話すし、例えば見たい人や聞きたい人が限定されるような情報なんかもこっちでやろうと思います。 そういう使い方だと大っぴらに公開され

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