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久々に

近況というか心境について、久々にこちらでまとめておこうかなと思いまして、簡単に言えば「お風呂上りの熱を冷ます間、手持無沙汰なので少し記載しておこうかなといった程度の軽いノリで書き始めた次第です。
次回作を待ってくれてる人たち向けの「何で怒ってたの?」「いま何やってるの?」に対するアンサー記事です。

当たり前ですが、企業名などは一切ここでは言いません。(身内は書いてますが)
あくまで「こういう状況にあった」という報告だと思ってください。

北米案件について

近況で最も大きかった仕事の話といえばコチラ。
北米案件といっても北米の開発からの仕事ではなく、東アジアのとある大手企業から「自社IPを使い、北米向けのCSゲームを作って展開したい」という話だったわけです。

事前の打ち合わせでは
・ジャンルは問わない(ただし、元となるIPを活かせるもの)
・北米市場で通用するもの(カルチャライズ、市場分析込み)
・IP以外は1からのゲームデザインを依頼。
・1次が企画(半仕様)で2ヶ月、3桁万円。
・その企画で進行する場合は、開発にも着手。
・開発は日本で行い、そのコンサルをエスパーダが担う。
といった形で、本PJの確度は80%という話でした。

そこまで確度高い話ならということで、他の仕事話を遮断してこれに時間を割いたわけです・・・が、蓋をあけてみると「CSに関してもっと実績があるとこにも話をしたい」「やっぱり開発でなくコンサル(繋ぎ)だけやって欲しい」と言った感じで、こちらに相談も情報共有もなくコロコロと話が変わり、報酬についても何の話も出なくなったわけです。
元々「他と比べて大して儲かる仕事じゃない」話で、「利益ではなく北米CSに関わるというチャレンジ的なもの」として受けようと割り切ったものだった為、この変更によって「受ける価値なし」案件に変化。「それならやらない。価値がない」と伝えるも、「いや企画自体はやるごにょごにょ・・・」と何だか煮え切らない感じで話は続く。

さらに、仲介をしている担当がゲームについて全くの素人らしく、こちらが「こういう情報、条件を決めてからでないと予算の相談どころか下請けに話を持っていくことすらできない」と散々伝えるも、なぜか毎回そこを無視して「下請けのリストを出してください」「予算を出してください」と繰り返していてこれもうお話にならないな、どうしようかなという状況に。
端的に言えば「予算もジャンルもどこで作るかも何も決めてないけど、このIPで北米市場にCSゲーム出す為の具体的な予算と出来るかどうか答えて」と言ってるわけです。まだ企画発注してない、されてないので「何を作る」も当然決まってないと。で、我々にそれを開発会社に言って捕まえてこいと。

\もうね、アボガド/  \バナナかと/
                   ┌┐
       ヽ         / /
     γ⌒^ヽ       / / i
     /:::::::::::::ヽ      | (,,゚Д゚)
     /::::::::(,,゚Д゚)      |(ノi  |)
    i:::::(ノDole|)     |  i  i
     ゙、:::::::::::::ノ      \_ヽ_,ゝ
      U"U         U" U

話せるわけないでしょ。相手なんて答えたらいいのよ。貴重な時間使ってそんな話聞かされるとか、どんな罰ゲームよ。出禁になるわ。

何より私とespd(察して)がガチギレして断るに至ったのは、最後に依頼された「5ページで想定している複数のジャンル、それを開発できる下請け全てのリスト、開発の人員と予算を出してください」という依頼。

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報酬については言及なし。見積もりを出してくれとだけ。額の提示もないのに、成果物を提出した後に?払うつもりある??と。
一応、まだ依頼としては受けている状態ではあった為、この要求が来る前の1ヶ月で自発的に行っていた市場分析やシステム企画のみ進行し、ほぼほぼ回答は固まって資料化するだけという状態にまでは持って行っており、「すでにかかっている仕事」なので渋々取り掛かることに。
もちろん現時点で出せるはずがない部分は「なぜ出せないか」「先に何がいるか」をしっかりと明記した上で。

ただ、当初の話と違って契約変更も相談もなく「やっぱ企画はヨソで」「コンサルやれ」となったあげくの、たった5ページで複数ジャンルに予算に下請けリスト(ジャンル以外は予算規模と企画がなければ話に行くことすら出来ないと散々言ってる)を要請されたわけですから、何言ってんだ?こいつ・・・状態なことは否めない。
企画についてヨソを(やれそうな他企業を)調査(発注審査)したいという話が出た際、こちらとしては十分な勝機もあり、比べて優れているならごちゃごちゃ言わずPJ進行するだろうと考え、「相みつ(相見積もり)を取っては?」や「コンベンションをやっては?」という話もしたのですが、それだとお互いに企画の費用が発生するからやりたくないと🤔
こちらからすると「でもうちには企画投げないんでしょ?」という話なわけで、じゃあどうするんだよとしか。その上での5ページで~発言ですからね。

閑話休題。

何なのこいつ、頭に何入ってんの?こっちの指摘見えてないの?フィルターでもかかってんの?的な感じで、もう私もespdも断りたい気持ちマンマンながらも、仕方がないので相手が要求している5ページ(死ぬほど端的にしても3ジャンル10ページになりましたが)を出したわけですが、それについて「これじゃお金は出せない」と。

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まあ、この時点でガチギレしましたね。ナメてんのかと。

既に私含めて月100万クラスを2名、1ヶ月確保してるわけですよ。その2名が指名されているから。将来性のある話なら半額でもそれ以下でも受けるけど、既に全くの無価値な話になってるわけで。
それでも取り掛かってしまった以上、今回もうこれだけ出してさっさと打ち切ろうということで1ヶ月分の費用をまるっと爆安の20万(2名/1ヶ月分)に値引いて請求しての「こんなのに払えない」発言。
5ページ作って20万?と思うかもしれませんが、ゲームジャンルと開発構成、人員と予算を出すということは、もう既にアンサー(市場分析もそれに合わせたシステム企画)も終わってるわけです。そりゃそうです。依頼があってから1ヶ月経過しているので。途中で依頼内容を変えると伝えられたわけでも、変更の相談されたわけでもないので。この価格の爆安さ加減と「5ページで」という依頼のアホさ加減が分かっていただけるかと。

そんなこんなで、両者揃って「もうええわ。相手したくない。これで終わり。サヨナラ」となり、一応発注してきた人には理由と共に「アンタんとこの会社とは二度と仕事したくない。二度と関わらない」と伝え、終了。
支払ってもらわなくて結構と。相手にとって1円の価値もないと考えてるものに難癖つけて金貰ったと言われたくもないし、価値がないと判断された仕事で報酬を受け取りたくもなかったので全額お断り。加えて、二度とうちに関わってくるなという条件つきで。

はー、ホント胸糞悪かったがやっと終わった・・・などと思っていると、
なぜか追加で「具体的に受けるだろう下請けのリストじゃない(当たり前。そう記載してある)から、それを出してくれ」「ゲームの中身が分からない。各ジャンルにどういうものか追記してくれ」といった追加要請があり、文面みるに改めての企画発注でなく、これだけの内容を「20万欲しいなら、その範疇でこれもやれ」という話なわけです。もちろん、最初の5ページどうこうの条件からも天と地ほど逸脱しています。

ダメだこりゃ。

というわけで

今回の案件は新しい挑戦が出来るとも思ってましたし、既に北米市場で(アチラでは)無名IPの存在感を見せ、かつ売上も出せるだけのゲーム内容やカルチャライズ案は全てまとまり終わってたわけですが、出すまでもなく終了となりました。

久々にNくん(espd代表)と互いに愚痴電話しまくりましたよ。途中からもう「やりたくない」「やべーよやべーよ」しか出てこなかった時点で、早々に断るべきだったかなぁとも。
最も、Nくんについては早々に見切りをつけていたものの、私が可能性があるうちは挑戦したいと言っていたので我慢して相手のピーな要求に付き合い続けてくれていたわけなのですが・・・申し訳ない ;:(ヽ´ω`):;

他に新作について2~3本、相手のGOが出ているとはいえ、ほとんどが「相手都合の保留・停滞」ばかりなので、待ってるよりはさっさと次に移った方がいいかなということで、次何をするかについて相談中。
無料で寄越せと言われた企画なんて、基本的に流れてようが凍結されてようが「やっぱりダメでした」と言ってきませんからね。ふざけてますが。
角〇さんは「凍結ですがいつ動くか動かないかも分からなくなってしまったので、ヨソでこの企画使っていただいて結構です。すみません」と言ってきてくれてましたが、大抵は貰ったままスルーです。

一端のゴールとしてはespdの関連会社として自分で起業するという話になっているんですが、その前に1つ2つ動けるだけの成果か機会を用意しておきたいので、次につなげる為にどの仕事を受けるべきか相談中。

買収に動いていた某IPが買い取れていればその時点で起業確定だったんですけどね。こればかりは仕方ない。
今の市場でも勝てそうな企画(確度高め)は2本ほどあり、アイデア商品なのでそれなりに安価で開発も可能。いったん起業までの足掛かりを作ったらそのいずれかを制作して利益を確保し、ある程度の安定が出来たら、ようやく例のアレについて魂の後継作を作るという流れになるわけで、本当に「長いなぁ」と思われるでしょうが、15年以上かけて足場を作った会社をああされてしまった以上、0スタートになるわけでそれも仕方がないのです。
🥺越えて🐘

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継続は才能なり。
諦めない限り、負けはない ってね。

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