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茶室

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古民家再生のお客様にお茶を点てて頂いた経験からお茶を習い始め、お茶室を創るようになりました。お稽古のことやお茶室のことを綴っています。
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#古民家再生

仕事納め

仕事納め

2021年もありがたいことにいい仕事をさせて頂きました。大きなものでは古民家再生2軒、新築工事2軒をさせていただきました。無論それ以外にも皆様よりお仕事を頂き感謝しております。ありがとうございました。

晃々庵 下屋工事

砥部の家 古民家再生

スキップフロアのある古民家再生

一休庵 お茶室のある新築工事

古材のある家 新築工事

今年一年ありがとうございました。本日仕事納めとなります。来年

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三和土

三和土

三和土と書いてタタキと読みます。赤土に石灰とニガリの3つを混ぜるからこの漢字になったそうです。土だけでは固まらないので石灰とニガリを混ぜてひたすらトントンと叩いて締め固めていきます。固まるとコンクリートのように固くなります。昔のコンクリートです。

最近は余りしない工事なので若い職人さんにやり方を伝えながら技術の継承をしていきます。

お茶室独自のものとして塵穴があります。塵穴は庭師さんと左官屋さ

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にじり口

にじり口

にじり口とは、縦2尺2寸、横2尺5分の入り口の外側に縦2尺1寸8分(654)、横が2尺3寸(696)の引戸をつける小さな茶室への出入り口で、千利休が草庵茶室・待庵に設けた小さな入り口がはじまりと言われています。

男性も頭を垂れて伏してにじりながらでないと入れない大きさで、武士の時代には刀を腰につけているとくぐれないのでにじり口の外部に刀を置いておく場所がありました。頭を下げて茶室に入ることで身分

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