人生で初めて不登校になった話

大学生で人生初めて不登校になった。


私が不登校になった理由は主に2つ。

1つ目は、自宅から大学まで通学時間が約2時間で、さらに毎朝満員電車・バスでストレスが溜まっていたこと。
私にとってはとてもしんどかった。

1限授業が週4ある。
1限は9時から始まるので、最低でも6時に起きて7時に家を出なければいけない。
ちょうど通勤ラッシュの時間なので、絶対に座れない。そして満員電車で人に挟まれながら長時間電車に乗るのが苦痛だった。男性が苦手で、過去に痴漢的なことをされたことがあって警戒しなきゃいけないし辛かった。




2つ目は指定校で入学し、勉強について行けなくなったこと。

私は勉強もできたからだけど、スポーツ推薦で高校に入学した。進学した高校はスポーツが強い高校で、勉強はほぼしない高校だ。
部活中心なので授業中寝ても、先生は気を遣ってそのままにしてくれてた。アホばっかでした笑
でもすごく楽しかった。本当の自分で入れたし、実は自分もお調子者なのかと知れた。
部活を引退してからは、勉強ももちろん打ち込んだけど、私の残り少ないJK生活を友達が輝かしいものにしてくれた。

私は部活をしながら、休み時間や待ち時間、通学時間などの隙間時間に徹底的に勉強をした。良い大学に入学したかったので頑張っていた。そんなこんなで、運良く知名度のある大学の指定校を取ることができた。

大学は自分の現役の偏差値に全く見合っていませんでした。なので、引退してからは勉強に励みました。
小中高時代はずっと成績優秀だったので、大丈夫だろうと思っていました。甘かったです。
大学に入学して実感したことは、
国公立落ち、一般入試勢とは比べ物にならないくらい差があること。
勉強内容も一気にレベルが上がり、毎日ついていくことで必死でした。
議論する系の授業はとてもしんどかった。任意参加だったけど、私は好きだから参加していた。しかし、毎度の授業で、自分の未熟さ、知識の無さを痛感した。

人より勉強ができない自分が悔しくて
毎日夜の7時半まで図書館に籠り課題に取り組んで、2時間かけて帰宅すると言う生活をしていました。


大学で出会った友達は国公立落ち、一般入試、内部推薦、などしっかり勉強している人ばかり。みんな、今までいた世界とは全く人種の違う人間だった。少し恐怖を感じていたかも。


毎日毎日、他人と自分と比較して落ち込み、自尊心が削られていた。そして人間関係もうまくできず。

なんとか毎日頑張って、勉強も人間関係も順調だったはずだった。そう思っていた。



でも6月くらいからミスが増えていった。

まず寝坊ばかりになった。
朝に起きれなくなり、一限に行かなくなりました。また、授業時間を間違えて、遅刻した日もありました。
帰り際には、もうぐったりで憂鬱な気持ちでした。友達と喋る気力も無くなって、あまり関わらなくなりました。だからいつも都合を作って1人で帰るようにしていた。

また身なりに気をつけられなくなった。
毎日メイクしたりある程度オシャレを頑張っていたが、そう言うことを考えることも疲れて、メガネでダル着で登校するようになった。


体調も今思えばすごく悪かった。毎日お腹や胃の調子が悪く胃薬やビオフェルミンを飲んでいた。時には過食、時には拒食を繰り返していた。

そんな状況でも絶対にいい成績を取りたかったので勉強だけは必死にやった。
というか、自分自身授業を受けることに必死で体調の変化にあまり気付けていなかったと思う。


テスト前日の日。
図書館で勉強しようとしたが、うまく集中できない。めちゃくちゃイライラするし、体がソワソワする。落ち着いていられなかった。気持ちも荒れていた。
そんな自分にとても失望した。
こんなことも頑張れないのか?と。
とても勉強できない状況だったので、明日のテストは諦めてすぐに帰宅した。

次の日、なんとかテストをやり切った。
夏休み初日。
解放された気分だった。とても嬉しかった。
夏休みは何をしよう、価値のある夏休みにしようと意気込んでいた。
しかし、熱が出てた。
次の日から朝起きれなった。体がだるく一日中寝ている日が1週間くらい続いた。
布団から起き上がれない。
気持ちが憂鬱になって、消えたいと思うようになった。
こんな状態が1ヶ月くらい続いた。


もう内心は諦めていたけど、秋学期は頑張りたいと思い、初日に一度、大学の授業を受けに行った。
大学に行きたい気持ちはあった。
でも人が多くて怖い、電車に長時間乗るのが辛い、外に出るのが辛い、授業が疲れる、グループワークも疲れる。
どんな内容も頭に入ってこない。
帰りはいつも勉強をしていたのに、現実逃避するために音楽を聴いて寝て過ごすことしかできなかった。

帰宅後はぐったりで、次の日は起きることができなかった。


秋学期、頑張れないな。行けない。怖い。



その日から大学には行っていない。

小中高校時代は、不登校とは全く縁もなく、毎日元気に学校に行っていた。
大学生になって、こんなことになるとは思いもしなかった。

これからどうしていこうか。
そんなことも想像したくない。

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