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#52 相手が求めているのは、アイデアではなく、ブレストの相手だったり。

頭は、膨大な情報に浸って、情報処理のためにフル稼働していますね。ただ、一人で考えていると、どこか偏っていないか、ベクトルがずれていないか、悩むことが結構あります。堂々巡りから抜け出せないこともあります。(自分のことですw)

そういう時に欲しいのは、アドバイスというよりも、ブレーンストーミングの相手だったりするのです。目的持って対話するというよりも、自由に壁打ちすることができ、自由に話すことができること。

批判や評価もなく、ただブレーンストーミング(以下、ブレスト)してくれる相手。

例えばチームメンバーが、以下の状況にいる時、彼らは不安を抱えていたり、上司や近くの先輩に声をかけたくなっています。

✔️プレゼンテーションの準備段階                     ✔️ビジネスプランを作成する時の前工程                  ✔️新規領域で、新しいビジネスを開始する時の準備、企画書作成など

リーダーに必要なのは、そんなチームメンバーへのブレストの機会提供では無いか、と思います。

ブレストは、即効性が無いかもしれません。ただ、会話をすることで、彼らの頭が整理されたり、新しいアイデアが生まれやすくすることでも良いと思っています。

ブレストのさらなる役割

新しいアイデアに限らず、やるべきことがわかっているのに、なかなか行動に移せないでいることが多々あると思います。アイデアがあるのに行動に移せない原因はなぜか?

それは、「実行のためのアイデア」が無いからとも言われています。

人は、行動に移すためには、もっとたくさんの情報が必要になります。

例えば

✔️一人で実行するのか、複数人で実行するのか、誰かの支援があるのか?   ✔️実行するのに、どのくらい時間を要するのか? 何かツールが必要なのか? ✔️なぜ、自分がそれを行うのか? 自分にとってもメリットは?       ✔️実行した後のゴールは? あるべき姿は? 予測される未来は?      ✔️やり遂げるだけの能力は持っているのか? 失敗するリスクは?

ブレストを通じて、これらの情報がインプットされ、それらが整理されれば、行動に移しやすくなります。人と対話することで、①頭の整理がなされて②さらに新しいアイデアが生まれる、③さらには、実行力が備わってくること、こんなことがブレストの役割だな、と最近考えております。 


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