落語(64)なるほど七夕物語
天帝「こんちはー、神さま。神さま、いらっしゃいますかー」
神様「おやおや、誰かと思えば天帝さんじゃないですか。今日はどうされましたか」
天帝「いやぁ、どうもこうもないですよ神さま。うちの織姫のことで、あっしはもう、ほとほと懲りちまって…」
神様「ええ?あの可愛らしい、一人娘の織姫さんが、どうかしましたか」
天帝「いえね、織姫のことじゃ、ついこの間も神さまに相談したばかりなんですけど、また新しい問題が発生しちゃいましてねぇ」
神様「ああ、そうですか。そりゃ、大変ですな。分かりま