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言葉には力がある

言葉って力がある。
少し言葉遣いを変えるだけで、感情も姿勢も変わる。
全て繋がっているんだ。

言葉の持つ影響力…
自分に近ければ近い人ほど、影響力は大きくなる。

だから、親が子どもにかける言葉ってすごく重要。
そして、自分に一番近い人は自分自身だから、自分にどんな言葉をかけるのかがとっても大切。

「かわいいね!」

日本人は謙遜が美徳の文化があるから、ついつい「そんなことないです」ってせっかく褒めてもらっても、素直に言葉を受け取らずに否定しちゃう人も多い。

頭の中では謙遜は通用しないから、そのままの言葉を受けとって知らず知らずのうちに自分自身を否定しちゃう。

せっかく褒めてもらえたのに、それを否定するのは褒めてくれた人のことも否定することにもなっちゃうし、相手にも自分にもすごく失礼な態度を取っていることになる…。

先日、YouTubeであるカメラマンさんの動画を見ていて、すごく大きな気付きがあった。
モデルさんのことをビックリするくらい良く観察してる。

このカメラマンさん…モデルさんのどこを見ているんだろう…。
観察力がありすぎだし、寄り添い方もハンパない!
声だけでなく、感情を全身で表現して褒めている。
シャッター音まで効果的に使って、ほんの僅かな変化に敏感に気付いて、モデルさんを褒めて安心させて楽しませて素敵な表情や魅力を引き出している。

私もそのスキルがあったら、息子のリソースをもっと見つけてあげられるのにな…。

もう動画に釘付け、一気に大ファンになった。

リアルでお会いしたいな…。

モデルさんの良さを引き出すカメラマンさんに、息子を観察するときのコツを教えてもらえないかな。

「ぜひ一度、会ってみたい!」そんな憧れのカメラマンさんが主催している『写真の撮られ方教室』があったので、その講座に参加してきた。

写真写りが悪いと思っているかもしれないけど、写真の撮られ方を知らないだけよ。
知らないんだから、できなくて当たり前じゃん!
学んで実践すればいいんだよ。

ほらね。
簡単でしょ!

やり方さえ教えてもらえば、写真写りだって劇的に変化する。

今まで写真を撮られる事って日常と切り離して表情を無理して作っていたけど、そんなの無意味だった。
今までは、写真写りが悪くなる方法を実践していただけ。

口に出す言葉で表情が変わる。
一番最初の撮影で、無意識に「恥ずかしい…」って呟いちゃった。
それだけで、体が縮こまってすごく恥ずかしそうな写真が撮れた。
どんな言葉を言うかで、姿勢や表情が面白いほど変わる。
「楽しい!」笑顔の写真なら楽しかった時の気持ちを十分に味わうように感じて「楽しい!」って言えば自然と笑顔の写真になる。

息子にリソースを伝える時と一緒だった。
息子に声がけをする時、どんな気持ちや思いを持って言葉をかけるのか。

受け取る子どもは、親の言葉や表情・姿勢すべてから親の気持ちや思いを受け取っている。

「自信ない…」
「これって意味があるのかな」
「子どもに嫌な反応されたらどうしよう…」
「この子、本当に大丈夫なのかな…」

こんな不安な気持ちを言葉に乗せて子どもにリソースを伝えても、言葉と心の状態が一致してないから、ぎこちない表情で笑ってる時の写真みたいな顔をしているんだろうな。

姿勢にも不安な状態が出ているだろうし、言動が一致してないから信頼されず、子どもも素直にリソースを受け取れないかも。

今回、私は今まで自分の写っている写真を見たときの違和感の原因がやっと分かった。
口角を必死に上げようとしているのに、目が笑っていないから。
目と口の表情が一致せず不自然だったから、不一致感に無意識が強く抵抗していたみたい。

自分の心の状態を言葉を通して子どもに伝えている。

「本当にそう思っているんだよ」
っていかに子どもに伝えられるのかが大切。

そして、先生が営業をするときに、商談が上手くいくのは1割くらい。9割は上手くいかないよって教えてくれた。

100回営業しても、ヒットは10回。
100回のうち、10回もヒットがとれたらめちゃめちゃスゴイこと!

「90回上手くいかないことを否定するのではなく、90回頑張った経過をたくさん自分で褒めてあげたら、次も頑張れるでしょ」って。

子どもに声がけをはじめた時にすごく似てる。
自分の期待と違ったネガティブな反応を子どもにされたからって簡単に諦める必要なんてない。
工夫改善して続けていけば必ずヒットがとれる。

それから、どうしても知りたかった褒める時のコツも聞いてきた。

「褒める時のコツは…ジャブよ」

ポツリと聞こえるか聞こえないか小さな声で褒めるの。
相手の反応があれば、更に相手の反応に合わせて褒めていく。

褒めたときの相手の反応を良く観察して、ジャブするように。
そうすれば、大事故は起こさないよ。
女優さんでも、褒められると嫌な気持ちになる人もいる。
そうすると撮影もすごく大変!取り返しがつかないから、慎重に言葉がけをする必要があるの。
それから、相手と距離が離れているところから褒めていくのもいいよ。
いきなり心とか性格とか顔とか近いところを褒められるのって嫌がる人が多い。
小物などの持ち物などからさり気なく褒めて、少しずつ距離をつめていく。

この他にも、たくさんいろんなことを親身になって教えてくれたり、更にすごく自然で素敵な笑顔の写真もたくさん撮ってもらえて本当に楽しかった。

「あなたはあなたの写真を見る人に何を伝えたいの?」

「あなたの表情からそれが伝わってくるよ。あなたの笑顔はそれを伝えられているのね。あなたの写真を見たら…」

カメラマンさんは、人を見抜く力に長けているんだな…。
私の魂を見てくれたような感覚。
何も伝えていないのに、ほんの僅かな時間で私の一番伝えたかった思いを感じとってくれて言葉にしてくれた。

「写真には、あなたの口癖や思考なども全て写し出しているから、写真を見ればどんな人間か分かるわよ。」

客観的に自分をみてみる。
私はこんな顔で息子にリソースをいつも伝えているんだな。

言葉で感情や姿勢も変わる。
姿勢が変わったら思考も変わる。
すべて繋がっている。

言葉には力がある。

言葉の力を最大限に活用できるように、息子にどんな言葉をかけるのか、しっかり私の気持ちを乗せて全身を使って表現をしていこう。

息子の最高の笑顔を引き出すために、私に何ができるかな。

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