なんでライターになったか
こんにちは、元国語教員、現ライターの国語の庭です。
今回は、私がなんでライターになったかについて、書いてみたいと思います。
結論から言うと、この働き方がちょうどよかったから、です。
簡単にこれまでの経歴を
私の経歴を、超!簡単に書くとこんな感じです。
仕事としては、教員とライターの、2つの経験があります。
そもそも教員になった理由
ライターになる前に、数年ほど教員だった期間があります。
え、そもそもなんで教員になろうと思ったの?ということについても、少しだけ。
それは…教員免許を取得したからです。
ある先生に憧れて、とか、金八先生が…とか、キラキラした思い出は特にありません。
教育について特に熱い思いとかはなくて、せっかく免許あるならやってみようかな、って感じでした。
え、でも、免許は取りたくて取ったんでしょ?って思いますよね。
いえ、違うんです。
大学進学の条件が、教員免許を取ることだったんです。
大学生活を無駄に過ごしてほしくない、ってことだったんでしょうね。
だから、教員になりたくて免許を取ったわけでもありません。
で、就職を考える時期になって、せっかく取ったんだったら仕事もやってみるかな、と思ったんですね。
まぁでもその時点でははっきり気持ちが固まっていなかったので、就活も少しだけかじりました。
就活セミナーに行ったり、説明会に参加してみたり。
少しだけ就活をやってみて、「あ、これ無理だわ」って思いました。
企業研究とか自己分析とかSPIとかOBOG訪問とかエントリーシートとか、やることが膨大で頭がこんがらがってしまいました。
就職の前に、就活自体が自分に合ってないわ、って思ったんですね。
(そんなパターンあるの…って思いますよね)
その点、教員の仕事とか教員になるためのルートって、だいたいのイメージはつかめていて。
特に教員採用試験は一次試験、二次試験、って感じでとってもシンプル。
もちろん、試験の勉強とか面接対策とか大変なことは大変だったのですが、大学入試の延長、みたいなイメージで、一般的な就活より取り組みやすさを感じていたのは事実です。
(ただ、そんなに甘いものでもなくて、この後数年教採に受からず苦しむことになりますが…)
で、就活から逃げるように教員になりました。
きっかけ、後ろ向きすぎ?
まぁ、とはいえ、なんとか教員としてやっていました。
たったの数年でしたが、非常勤、正規、公立、私立、都会、田舎、校種…いろいろ経験しました。
で、経験を積んだ結果、辞めることにしました。
この働き方、ずっとは続けられないな、とか思ったんですね。
他にしたいことがあったわけではなくて、とにかく辞めよう、と思い立って、辞めました。
教員の仕事をこなしながら転職活動はできなかったので(自分のキャパシティ的に)一旦けじめをつけました。
教員退職後、転職活動
教員退職後、すぐライターになったのかというと、そうではありません。
しばらくは失業手当をもらうために無職状態で過ごしていました。
(教員の退職の話、失業手当の話は以下記事に書いてます)
(特に失業手当の話はぜひ知れ渡ってほしいです!)
失業手当の手続きの関係でハローワークに通っていたとき、
求人票など転職情報の収集
企業説明会に参加
職業訓練について話を聞く
とかいろいろしてみました。
「転職 有利 資格」で検索したら高確率でヒットする「簿記」にも少しだけ足をつっこんでみました。
転職エージェントにも登録してみました。
自己分析もやってみました。
でも、なんか違うな、と。
転職エージェントには、数回の面談を経て住宅営業や施工管理の仕事をおすすめされました。
「転職はスピードが命です」「○日以内にエントリーシートを仕上げてください」と、どんどん話は進んでいって。
登録したメール宛てには、毎日数十件の「スカウトがあります」とか「もう応募しましたか?」の件名がズラリ。
次の仕事を探さないとなぁ、とは思っていたのですが、なんか違う。
あぁ、これ、就活のときの感覚と一緒だ、と思いました。
頭がパンクした、あの就活の時と一緒。
そもそも、自分が何をしたくて、何ができるのか、どうやりたいのか未だにわかってないんです。
わからなくて、自分で納得できないのにどんどん話が進もうとしている。
教員時代、進路関係の仕事もしていましたが、「ここに就職したい」とか「これを勉強したいからこの大学」って迷いなく決められる子どもたちに対して、いつもすごいな、って思っていました。
なかなか進路を決められない子と「ああでもない」「こうでもない」と頭を抱えていた日々が懐かしい。
まさに「ああでもないしこうでもない」自分。
やりたいことかぁ。ないんだよなぁ…。
結局、エージェントのグイグイさと反比例するように、私の転職活動はそのままフェードアウトしていきました。
そもそも、正直なところ、働きたくないんです。
求人サイトでよくある「仕事を探す」の検索画面には、いつも以下の2つを真っ先に入力していました。
休みたい気持ちがあからさまですよね(笑)
働き先を探しているのに、この矛盾は何なんだと。
向こうからしたら、そんな人雇いたくないですよね。
特にスキルがあるわけでもないのに、って。
そんなことでは仕事なんて見つかるはずもなく。
私の転職活動は大きな動きのないまま終わったのでした。
誰だって名乗ればライターだ
休みはとことん大事にしたいし、できれば家にいたい。
人間関係にも縛られたくないし、とにかく無理はしたくない。
何もしなければいいんじゃない?
でもそれにも金銭的に限界がある。
どうしたものかな、とネットを見ていて目に留まったのがクラウドソーシングでした。
場所も時間も関係なく、パソコンとネットがあればできる仕事がある。
そんな仕事があるの?
クラウドソーシング?
なになに、ライター?
プログラミングとかデザインはできないけど、記事なら書けそう。
私にもできる…かも?
と思って登録してみたのが始まりです。
時間とか場所に縛られない。
「休み」を大切にできる。
かつ、自分でもできそう。
だから今はこの位置に落ち着いています。
何よりいいな、と思うのは、自分でライターって言えばライターだと名乗れること。
資格も特に必要ありません。
微々たる収入でも名乗らせていただいています。(笑)
納期とか書き直しとか低評価つけられたりとかでしんどいな、ってこともあることはありますが、全部が楽な仕事ってありませんし、今のところはこれでいいかな、って感じです。
収入面とかでいよいよ切羽詰まってきたら、がむしゃらに就職活動をする未来もあるかもしれませんが、今のところはこんな感じです。
ちなみに、ライターをやってみての感想は以下に書いています。
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