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教員の退職、お金と手続きのあれこれ

教員を退職するとき、どんな手続きがいるの?
保険は?お金は?税金は?
私の場合ですが、振り返っています。

私の退職状況

公立学校の正規教員を数年で辞めました。
転職ではなく、辞めたあとは無職になりました。
今はライターとしてぼちぼちやっています。

退職の流れ、少しでもどなたかの参考になれば…。

退職スケジュール

退職する年の1月から翌年3月までのスケジュールを大まかにまとめています。
太字のところは、後述で詳しく書いています。

1月中旬 教頭に退職の意志を伝える
     →承諾。
1月下旬 校長面談
     →承諾。

(ここまでのお話は以下記事で書いています)

2月下旬 辞職届、退職金の申請書類を提出
     →事務から書類もらう。
      名前とか記入するくらい。

3月下旬 健康保険の切り替え書類を提出
     →これも事務から書類もらう。
      継続するか、国民健康保険に入るか。

     失業者の退職手当問合せ【自分で!】
     →お知らせも書類ももらえません。
      共済組合に聞く。
      
4月上旬 年金用の退職届を送付
     →書類が送られてくる。
     (もう出勤してないので)
      記入して送付。
    
     健康保険証を共済に返却。

4月下旬 退職金振り込まれる

6月上旬 地獄の税金支払い祭り。住民税。
     →「前年度の収入」から金額決定。
      免除できるか聞いたけどダメでした。
      (人によっては該当するかも)

2~3月中旬 確定申告
      →年末調整がないため、自分で。

3月下旬 確定申告の還付金振り込まれる

健康保険の切り替え

退職に関するほとんどの手続きは、事務室から書類が用意されていて、名前とか印鑑とかだけでオッケーなものがほとんどでした。
(退職届も様式が準備されていました。自分で用意するものかと思ってましたが…)

「健康保険」も、書類が準備されています。
ただ、継続するか切り替えるかを自分で判断しなければなりません。

現職で入っているのを継続するか新規で国民健康保険に入るかです。
(転職先が決まっている方は、転職先の保険に加入されると思うのでこのやりとりはないはずです)

継続するなら、手続きは事務でやってもらえます。

新規で国民健康保険に加入するなら、自分で役所に行って手続きします。

どっちにしよう、なんて迷うことはありませんでした。

私が選んだのは、国民健康保険への新規加入

教員の保険証を早く返却したかったからです。
(まったくもって合理的な判断ではありません…)

保険証って、その人の身分とか勤め先とか書いてありますよね。

病院で出すと一発で「先生だ!」ってバレてしまうんです。

この辺は私の自意識過剰なところではありますが…どうしてもそれがイヤでイヤで。

受付の人、病院の先生、待合室にいるお年寄り。
保険証が目に入ると皆さん口々に話しかけてこられるんです…。

「先生なんですね。どこの学校?何の先生?」

私だけですかね?
聞かれる確率がものすごく高かったんです。
(田舎だったから?)

プライベートモードなのに、急に「先生らしくしなきゃ」なんてスイッチが入ったり、中には「おたくの学校の子が…」と世間話のついでにチクリと言われることもあったりして、それがなかなかにキツかったです。

だから、返せるものなら返したかった!

継続の選択肢は少しもありませんでした。

本来は、継続の場合と新規の場合で保険料を計算して比べた方がいいです。それで、安い方にするのが得策。

私は計算してもらう前に新規の選択肢一択だったので、どちらがお安いのかはわかりません…迷われている方は、少し手間がかかりますがそれぞれに問い合わせてみてください

ちなみに、国民健康保険に加入する際には、以下を持って役所へ。

・印鑑、マイナンバー、免許証、口座の通帳届出印、社会保険喪失証明書

「社会保険喪失証明書」は、お住まいの地域の共済組合に電話したら発行してもらえます。少し時間がかかる場合がありますので、お早めに。

失業者の退職手当

これはもう声を大にして言いたいです。

もらえる方は絶対もらってください!!!

失業者の退職手当っていうのは、一般企業でいう「失業手当」です。

一般企業にお勤めの場合、「失業保険」に加入しているはずなので、会社が倒産したり自己都合で退職したりした際に「失業手当」が支給されます。

ところが、教員は「失業保険」に加入していません。できません。
(何ででしょうね。倒産しないから入る必要ないでしょ的な?)

そのため、教員が退職したら退職金だけの支給で、失業手当なるものはもらえない…。

私もそう思っていました。

でも、少しの望みをかけて共済組合の冊子で確認してみました。

すると…

退職金が、一般企業で支払われている失業手当より少ない場合、差額を支給することができる。

ザックリまとめたら、こんな感じで書いてあるページを見つけまして。

電話で問い合わせてみたところ、「該当する可能性がありますので、調べてみます」とのこと。3月下旬のことでした。

問い合わせてみてよかった…。

返事が来たのは、4月下旬。

申請書類が郵便で届いて、そこで該当者なんだ、と知りました。

こんな手当があるなんて、自分で調べてみるまで知りませんでした。

ちなみに、申請するためにハローワークに行ったり求職活動したり各所やりとりがあったりでラクではありませんでした…
が、それでも申請してよかったと思える金額です!

退職される方、3月中に、お住まいの共済組合に問い合わせを!!

「失業者の退職手当」の手続きなどは、以下にもう少し詳しくまとめています。

とりあえず、教員退職のお金とか保険とかは、こんな感じでした。

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